2020.
09.
30
沢山の花を咲かせたヤクシソウ、まだ全般に少なかったですがここだけ多く咲いていた。

地元の自然公園では全ての月で見たことがありますがやはり秋から晩秋が最盛期です。

舌状花だけのシンプルな花、これはこれでいい。

長い葯筒が舌状花代わり、右側のは出た柱頭がまだ開いていませんが左側のは開き始めています。

V字状に開いてきました。

最終的にはクルリン、葯筒も茶色になっています。

更にドアップ、やはり柱頭はこうでなくちゃね(笑)

舌状花の先端は浅く5裂、実は一つの舌状花は5枚の花弁がありそれが合着しています、右側の花弁でその様子が伺える。

円筒形の総苞

葉の形は様々

でもどれも基部が茎を抱いている、この特徴があるから区別しやすい。

キク科アゼトウナ属
(9月20日撮影)

地元の自然公園では全ての月で見たことがありますがやはり秋から晩秋が最盛期です。

舌状花だけのシンプルな花、これはこれでいい。

長い葯筒が舌状花代わり、右側のは出た柱頭がまだ開いていませんが左側のは開き始めています。

V字状に開いてきました。

最終的にはクルリン、葯筒も茶色になっています。

更にドアップ、やはり柱頭はこうでなくちゃね(笑)

舌状花の先端は浅く5裂、実は一つの舌状花は5枚の花弁がありそれが合着しています、右側の花弁でその様子が伺える。

円筒形の総苞

葉の形は様々

でもどれも基部が茎を抱いている、この特徴があるから区別しやすい。

キク科アゼトウナ属
(9月20日撮影)
2020.
09.
30
茎を真っ直ぐ立て頂部で枝を水平に伸ばすシュウブンソウ、普通は3本のことが多いがここのはどれも2本のばかりでした。

葉腋に花をつける、頭花の大きさは5mm程、秋分の頃咲くから秋分草ですが実際にはそれより早く咲き始め秋分の頃には終わりかけています。ここも大部分で終わりかけていました。

小さな頭花がありました、周囲に舌状花、中央部が筒状花なのがわかります。舌状花は2裂、筒状花はまだ開いていません。

筒状花が開いて葯筒が出ていますがまだ柱頭は見えていない。

既に果実期になった頭花、果実に腺点があるそうで輝いているように見えるのがそれでしょうか。筒状花と舌状花では果実の形が違うようで確認しなくては。

別の場所、随分枝分かれしています。

どうやら茎頂部が切られ下の方の枝が伸びたようです、他の野草でも頂部が来られると枝が伸びていくことがよくあります。

枝は互生状態でシュウブンソウらしくない。

ここはシュウブンソウらしい頭花が咲いていました、周囲に2列の舌状花

筒状花は5裂し先端が反る。葯筒は出ているが柱頭はまだ出ていない。

舌状花の2裂した柱頭。

キク科シオン属
(9月20日撮影)

葉腋に花をつける、頭花の大きさは5mm程、秋分の頃咲くから秋分草ですが実際にはそれより早く咲き始め秋分の頃には終わりかけています。ここも大部分で終わりかけていました。

小さな頭花がありました、周囲に舌状花、中央部が筒状花なのがわかります。舌状花は2裂、筒状花はまだ開いていません。

筒状花が開いて葯筒が出ていますがまだ柱頭は見えていない。

既に果実期になった頭花、果実に腺点があるそうで輝いているように見えるのがそれでしょうか。筒状花と舌状花では果実の形が違うようで確認しなくては。

別の場所、随分枝分かれしています。

どうやら茎頂部が切られ下の方の枝が伸びたようです、他の野草でも頂部が来られると枝が伸びていくことがよくあります。

枝は互生状態でシュウブンソウらしくない。

ここはシュウブンソウらしい頭花が咲いていました、周囲に2列の舌状花

筒状花は5裂し先端が反る。葯筒は出ているが柱頭はまだ出ていない。

舌状花の2裂した柱頭。

キク科シオン属
(9月20日撮影)
2020.
09.
29
林内に咲いていたギンリョウソウモドキ

ここは一番の群生地ですが今年もたくさん咲いていました。

おしくらまんじゅう状態のもあった。

直ぐ側には孤高を楽しむのもあります。

開口部から覗いた大きな柱頭、周りに雄しべの葯が見えている。

たくさん咲いていたので一つカットさせてもらいました。

大きな子房の周りに雄しべが取り囲む、これはこれで美しい。

花糸に毛が生えている、白い突起状のは蜜腺だそうです、滲んだような蜜が出ているかな。

毛の先端が膨らんでいるのがあり腺毛もあるんでしょうか。

中央部が凹んだ大きな柱頭、これも毛が生えているような。葯は2室なのもわかります。

ツツジ科ギンリョウソウモドキ属
(9月20日撮影)

ここは一番の群生地ですが今年もたくさん咲いていました。

おしくらまんじゅう状態のもあった。

直ぐ側には孤高を楽しむのもあります。

開口部から覗いた大きな柱頭、周りに雄しべの葯が見えている。

たくさん咲いていたので一つカットさせてもらいました。

大きな子房の周りに雄しべが取り囲む、これはこれで美しい。

花糸に毛が生えている、白い突起状のは蜜腺だそうです、滲んだような蜜が出ているかな。

毛の先端が膨らんでいるのがあり腺毛もあるんでしょうか。

中央部が凹んだ大きな柱頭、これも毛が生えているような。葯は2室なのもわかります。

ツツジ科ギンリョウソウモドキ属
(9月20日撮影)
2020.
09.
29
何時もの場所のナガエフタバムグラ、他の雑草と紛れているが意識して探しているので見つかるけどそうでなければあっさり見逃すかも。まだ蕾が多かった、あるサイトによると夕方から咲き始めるそうだけどこれは午後1時頃、ひょっとして午後からゆっくり咲き始めるのかも。

名前の通り長い柄を持った花、花柄が無いか短いフタバムグラはまだ見たことがないですが中間タイプもあるそうです。

葉腋に花をつけますがこれは茎頂部にありました。

花の大きさは3,4mm、花冠は4裂、雄しべは4本、柱頭は2裂するようだが花粉がついているせいかはっきりしない。

線形の葉、ほんとに細長い。外来種のタマザキフタバムグラがあるそうでそれは少し幅が広い。

こちらは例の休耕田に生えていた。すっかり草刈りされていたので周辺部を重点的に探して見つけました、もっと前から咲いていたんだろうな。

こちらの方が背が高くなっているから撮りやすかった。

花冠が5裂しているのもありました、雄しべも5本。

既に未熟な果実が出来ています、花の時の子房と比べると膨らんでいるのが分かる。

アカネ科フタバムグラ属
(9月20日撮影)

名前の通り長い柄を持った花、花柄が無いか短いフタバムグラはまだ見たことがないですが中間タイプもあるそうです。

葉腋に花をつけますがこれは茎頂部にありました。

花の大きさは3,4mm、花冠は4裂、雄しべは4本、柱頭は2裂するようだが花粉がついているせいかはっきりしない。

線形の葉、ほんとに細長い。外来種のタマザキフタバムグラがあるそうでそれは少し幅が広い。

こちらは例の休耕田に生えていた。すっかり草刈りされていたので周辺部を重点的に探して見つけました、もっと前から咲いていたんだろうな。

こちらの方が背が高くなっているから撮りやすかった。

花冠が5裂しているのもありました、雄しべも5本。

既に未熟な果実が出来ています、花の時の子房と比べると膨らんでいるのが分かる。

アカネ科フタバムグラ属
(9月20日撮影)
2020.
09.
28
初めてのホソバママコナ、ママコナは数種類あり今までママコナは見たことがありますがホソバママコナは名前さえ知りませんでした。

これで高さ3,40cm、多くの枝を分岐させて先端に花序を付けています。

穂状花序、下に見えている葉は確かに細い。

花序の下に苞があります、棘状の歯牙がある。

花は2個一組で咲くそうです、これを見てヒキヨモギにソックリだなと思いましたがやはり同じハマウツボ科でした、なのでこれも半寄生植物です。

上唇の内部に黒く見えているのは多分葯、まるで大きな口を開けた怪魚。

下唇先端は浅く3裂、2条の膨らみがあり白くなっている、これを飯粒に例えて飯子菜

上唇縁には毛が密生している、中で赤く見えているのは花糸のようです。

横から見ると下唇の膨らみがよく分かる、上唇先端から僅かに突き出ているのは雌しべ。

雌しべの柱頭が僅かに膨らんでいるのが分かる。

ママコナは花の奥の両側に白斑があるそうだがこれは見えていない、赤い花糸に突起状の毛が生えているようです。

花糸の間に薄赤く見えているのが花柱のようです。

偶々飛び出ていた葯がありました。

赤い花糸を延長してみると葯は2室からなるようです。

花は咲き始めの頃は特に下部が白っぽいですが時間が経つと赤くなっていくようです。

白斑も赤くなっている、蜜標としての役割を無くしているんでしょうか。

もうこれは完全に深海の怪魚。

葉状の苞には長い棘状の歯牙がある。

もう完全に棘、触ってはないけど痛くはなさそう。

線形の細い葉、ママコナは長卵形、これ以外にママコナと違いがあるんでしょうか。

茎には短毛が生える、左右に伸びているのが葉柄で右上に伸びているのが花序枝、どちらも毛が生えている。

ハマウツボ科ママコナ属
(9月20日撮影)

これで高さ3,40cm、多くの枝を分岐させて先端に花序を付けています。

穂状花序、下に見えている葉は確かに細い。

花序の下に苞があります、棘状の歯牙がある。

花は2個一組で咲くそうです、これを見てヒキヨモギにソックリだなと思いましたがやはり同じハマウツボ科でした、なのでこれも半寄生植物です。

上唇の内部に黒く見えているのは多分葯、まるで大きな口を開けた怪魚。

下唇先端は浅く3裂、2条の膨らみがあり白くなっている、これを飯粒に例えて飯子菜

上唇縁には毛が密生している、中で赤く見えているのは花糸のようです。

横から見ると下唇の膨らみがよく分かる、上唇先端から僅かに突き出ているのは雌しべ。

雌しべの柱頭が僅かに膨らんでいるのが分かる。

ママコナは花の奥の両側に白斑があるそうだがこれは見えていない、赤い花糸に突起状の毛が生えているようです。

花糸の間に薄赤く見えているのが花柱のようです。

偶々飛び出ていた葯がありました。

赤い花糸を延長してみると葯は2室からなるようです。

花は咲き始めの頃は特に下部が白っぽいですが時間が経つと赤くなっていくようです。

白斑も赤くなっている、蜜標としての役割を無くしているんでしょうか。

もうこれは完全に深海の怪魚。

葉状の苞には長い棘状の歯牙がある。

もう完全に棘、触ってはないけど痛くはなさそう。

線形の細い葉、ママコナは長卵形、これ以外にママコナと違いがあるんでしょうか。

茎には短毛が生える、左右に伸びているのが葉柄で右上に伸びているのが花序枝、どちらも毛が生えている。

ハマウツボ科ママコナ属
(9月20日撮影)
2020.
09.
28
おやこんなとこにも生えていたスズメウリ、記憶の為にアップ。ここはちょくちょく来ていたけど今年はあまり来てなかったから気が付かなかった。

ここなら前に見つけていた場所より更に楽、来年も出てくれるかな。他の野草でも群生していても次の年に見られなくなることも時折あります。秋吉台で最初に見つけた場所はその年だけだった。

面白い食われ方をした葉、つまみ食い状態。

既に果実が出来ていた、花は普通5弁だけどこれは6弁。

大きさは1.5cm程、もうあまり大きくならず熟すと白くなります。

ウリ科スズメウリ属
(9月20日撮影)

ここなら前に見つけていた場所より更に楽、来年も出てくれるかな。他の野草でも群生していても次の年に見られなくなることも時折あります。秋吉台で最初に見つけた場所はその年だけだった。

面白い食われ方をした葉、つまみ食い状態。

既に果実が出来ていた、花は普通5弁だけどこれは6弁。

大きさは1.5cm程、もうあまり大きくならず熟すと白くなります。

ウリ科スズメウリ属
(9月20日撮影)
2020.
09.
27
初めてのコシロネ、湿地らしい湿地に生えていました。

これで高さ50cm程度、環境のせいもあるでしょうが全般に背の低いのが多かった。

シロネは茎が直立しますがこちらはかなり曲がっている、これなんかは下部がかなり横になっている。

茎下部で枝分かれするのが特徴だとか、シロネは殆ど枝分かれしない。

葉腋に輪生状に花をつける。

大きさは2,3mm、シソ科の花は下唇が3裂することが多いがこれは一応3裂しているがあまりそんな感じはしなくて十字状。

雄しべは2本、シロネは長花柱花短花柱花がありますがこちらはとくにそのようなのはなさそう。

柱頭が2裂しているのが分かる、花筒内部に毛が生えている。

葉は広披針形~卵形、粗い鋸歯がある、基部が明瞭に楔形になる。シロネより短く違いがハッキリ、似たのに他にヒメシロネがあります。

葉の裏に腺点が密生している。

シソ科シロネ属
(9月14日撮影)

これで高さ50cm程度、環境のせいもあるでしょうが全般に背の低いのが多かった。

シロネは茎が直立しますがこちらはかなり曲がっている、これなんかは下部がかなり横になっている。

茎下部で枝分かれするのが特徴だとか、シロネは殆ど枝分かれしない。

葉腋に輪生状に花をつける。

大きさは2,3mm、シソ科の花は下唇が3裂することが多いがこれは一応3裂しているがあまりそんな感じはしなくて十字状。

雄しべは2本、シロネは長花柱花短花柱花がありますがこちらはとくにそのようなのはなさそう。

柱頭が2裂しているのが分かる、花筒内部に毛が生えている。

葉は広披針形~卵形、粗い鋸歯がある、基部が明瞭に楔形になる。シロネより短く違いがハッキリ、似たのに他にヒメシロネがあります。

葉の裏に腺点が密生している。

シソ科シロネ属
(9月14日撮影)
2020.
09.
27
コシロネと同じ場所に咲いていたミクリ、高さ30cm程度とミクリにしては背が低い。今まで見ていた場所は近寄りづらい場所ばかりだったけどここなら接近楽々。

雌雄異花で上の方に雄花序、下の方に雌花序をつけます、雄花は蕊が落ちて既に終わっているようです。

下の方の雌花序に柄があるのをナガエミクリと言うそうでこれがそうかなと思いましたが違っていた、これは花の柄ではなく枝になるのかな。

白い突起のようなのは柱頭

特に裂けているようなこともないようです、ここなら果実が期待できそう。

葉の片側は平らで反対側は稜があり平面形は三角形になっている。

ガマ科ミクリ属
(9月14日撮影)

雌雄異花で上の方に雄花序、下の方に雌花序をつけます、雄花は蕊が落ちて既に終わっているようです。

下の方の雌花序に柄があるのをナガエミクリと言うそうでこれがそうかなと思いましたが違っていた、これは花の柄ではなく枝になるのかな。

白い突起のようなのは柱頭

特に裂けているようなこともないようです、ここなら果実が期待できそう。

葉の片側は平らで反対側は稜があり平面形は三角形になっている。

ガマ科ミクリ属
(9月14日撮影)
2020.
09.
27
林道脇に咲いていたチカラシバ、イネ科だから咲いたというイメージはないですが。

株立することが多い、イネ科は名前がわからないことが多いのであまり撮りませんがこれは間違えようがない、それでも撮るのは気分次第ですが。

チカラシバと言えばやはりこの長い芒、総苞毛と言うそうです。小さい頃はこれを逆にしごいて栗だ、なんて遊んでいました、単純素直だったあの頃(遠い目)

上の方に雄しべ、下の方に雌しべが見えている、雄しべの方が先に出てくるようです。

上の方の雄しべ、まだ雌しべは見えていない。

雌しべが出てきました。

ブラシ状の2裂した柱頭、雄しべはもう落ちている、第1小花は護穎だけ、結実するのは第2小花だけ・・・なんたらかんたら

葉舌は見えてないようだけど毛状だそうです。

イネ科チカラシバ属
(9月14日撮影)

株立することが多い、イネ科は名前がわからないことが多いのであまり撮りませんがこれは間違えようがない、それでも撮るのは気分次第ですが。

チカラシバと言えばやはりこの長い芒、総苞毛と言うそうです。小さい頃はこれを逆にしごいて栗だ、なんて遊んでいました、単純素直だったあの頃(遠い目)

上の方に雄しべ、下の方に雌しべが見えている、雄しべの方が先に出てくるようです。

上の方の雄しべ、まだ雌しべは見えていない。

雌しべが出てきました。

ブラシ状の2裂した柱頭、雄しべはもう落ちている、第1小花は護穎だけ、結実するのは第2小花だけ・・・なんたらかんたら

葉舌は見えてないようだけど毛状だそうです。

イネ科チカラシバ属
(9月14日撮影)
2020.
09.
26
水が浮き出るような湿地に大群生しているイトイヌノヒゲ、以前はこの近くの最初に見つけた場所の方が多くこちらは少なかったのですが今は逆転、別の場所の方は水の流れが少なくなったのかすっかり減っています。

もうジャングル状態、と言っても高さは15-20cm程度。

これは咲き始めたばかり、周りのは総苞で膜状、この仲間で総苞が膜状なのはこれだけ。

黒いものが見えてきました、これが葯なのはすぐ分かるけど他の構造はもう無理。左側尖ったように見えているのが花苞かな、と思う程度。

葯がはっきりしてきました。

葯が2室なのが何とかわかります。毛状の突起が生えているのが萼片かもしれない。

個々の花はわかりますがこれ以上は分解しないと無理、柱頭は2裂するそうで見えてないかな。緑色のは果実になりかけています。

ホシクサ科ホシクサ属
(9月14日撮影)

もうジャングル状態、と言っても高さは15-20cm程度。

これは咲き始めたばかり、周りのは総苞で膜状、この仲間で総苞が膜状なのはこれだけ。

黒いものが見えてきました、これが葯なのはすぐ分かるけど他の構造はもう無理。左側尖ったように見えているのが花苞かな、と思う程度。

葯がはっきりしてきました。

葯が2室なのが何とかわかります。毛状の突起が生えているのが萼片かもしれない。

個々の花はわかりますがこれ以上は分解しないと無理、柱頭は2裂するそうで見えてないかな。緑色のは果実になりかけています。

ホシクサ科ホシクサ属
(9月14日撮影)