2020. 10. 23  
湿っぽい林内に咲いているイヌセンブリ、他のセンブリより一足早く咲いてくれます。秋吉台で見ているのは3ヶ所、一ヶ所はここ2年姿を見せず、もう一ヶ所は今年は生えてはいたが近づけず。
イヌセンブリ

茎は真っ直ぐたち頂部や上部葉腋から伸びた枝先に頭花をつけます、たいてい一番上の花が真っ先に咲く、この日咲いていた3つともそうでした。
イヌセンブリ

花弁は5枚、白い花弁に紫色の筋が入る、やはりなんと言っても内部の毛が密生しているのが特徴。
イヌセンブリ

まだ葯から花粉は出ていませんが柱頭は少し開いています。
イヌセンブリ

2つ目
イヌセンブリ

ちょうど木漏れ日がスポットライトのように当たっていました、子房に斑紋がある。
イヌセンブリ

こちらは花粉が出ています、センブリは葯が内向きですがこちらは外向き。
イヌセンブリ

3つ目、これも頂部のだけ咲いていました。
イヌセンブリ

花弁の間から萼片が見えていますが長さが不揃いです。
イヌセンブリ

毛が濃すぎて蜜腺がよく見えません。
イヌセンブリ

センブリやムラサキセンブリの葉に比べて幅がハッキリ広い。
イヌセンブリ

リンドウ科センブリ属

(10月11日撮影)
2020. 10. 23  
この辺りに群生しているアキノウナギツカミ、ヤナギタデも同じ場所に咲いています。今年は分け合って開花が遅れました。早生の畑地型のウナギツカミとは区別されていましたが種内変種ということで今は区別されないようです。
アキノウナギツカミ

茎の先に球状の花序を付ける、一度に開くのは少数のようです。
アキノウナギツカミ

萼片は先端が赤みを帯びる、雄しべは標準8本だがこれは外側5本、内側1本、外側はまず5本ありますが内側は安定しないようです、柱頭は3岐。画面左下に見えているのは蕾ですが右下のは花後のようです。
アキノウナギツカミ

こちらも柱頭3岐、内側の雄しべはなさそう。
アキノウナギツカミ

こちらは柱頭2岐かな、それにしても葯は小さいのに花粉の粒々は大きそう、その分数が少ないようですが。
アキノウナギツカミ

葉は広披針形~長円形、葉柄が短く基部が茎を抱くのが特徴。
アキノウナギツカミ

やはりアキノウナギツカミと言えばこの棘ですね、だいたい湿地に生えるのでそんなに絡む相手もイないんですけどね。
アキノウナギツカミ

おまけに同じ場所に咲いているヤナギタデ、花序が全く違います。
ヤナギタデ

タデ科イヌタデ属

(10月11日撮影)
2020. 10. 23  
これもお気に入りの空き地、ここでは多分初めてのヤブツルアズキ
ヤブツルアズキ

お馴染ノアズキそっくりの花
ヤブツルアズキ

でも果実は随分違います、同じ花序の中で現役の花もあれば果実に生っているのもあり。
ヤブツルアズキ

果実は細長い、ノアズキのは幅広い。
ヤブツルアズキ

3小葉は基部が避けることが多い、ノアズキはまず裂けません。
ヤブツルアズキ

でも変異も大きくこれなんかは単独で見ると何の葉かと悩みそう。
ヤブツルアズキ

マメ科ヤブツルアズキ属

(10月4日撮影)
2020. 10. 23  
お気に入りの空き地に咲いていたメハジキ、多分去年までは咲いてなかったから今年から。
メハジキ

しかしこんなに盛大に咲いているのに、しかも毎週のように来ていたのに気が付かなかった(^^;)、側にミソハギがあるからそれとチラッとみただけで勘違いしてたかな。
メハジキ

同じ赤い花とは言え間違えそうにもないんだけど自分自身の心がわからない(^^;)
メハジキ

もうあちこちで見かけていますがこちら方面は初めてかな、来年も咲いてくれればいいんですが。2週間後来てみたら花はすっかり終わっていました。
メハジキ

下の花は現役ですが上の花は枯れて丸ごと落ちています、雄しべも道連れ。
メハジキ

シソ科メハジキ属

(10月4日撮影)
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平家蟹

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