2021.
02.
22
やっと咲いていたフキ、これも春の訪れを知らせてくれる使者です。

フキノトウと言うにはもう文字通り薹が立っている。

キク科の特徴として中央の花序から咲き始めます。

一つの花序では周辺から咲き始める。

雌雄異株でこれは雄株、筒状花は両性花だけど果実はならず実質雄花です。

これは石垣の隙間に生えていた、庭に植えられることもあるのでそこから逸出したのでしょうか。

こちらも雄株、咲き始めは雄株ばかりのことが多いようです。

キク科フキ属
(2月21日撮影)

フキノトウと言うにはもう文字通り薹が立っている。

キク科の特徴として中央の花序から咲き始めます。

一つの花序では周辺から咲き始める。

雌雄異株でこれは雄株、筒状花は両性花だけど果実はならず実質雄花です。

これは石垣の隙間に生えていた、庭に植えられることもあるのでそこから逸出したのでしょうか。

こちらも雄株、咲き始めは雄株ばかりのことが多いようです。

キク科フキ属
(2月21日撮影)
2021.
02.
22
初夏のような陽気(最高気温23.1°、2月の最高記録だとか)に誘われて近所の花散策に出かけてみました、さすがにもう色んな花が咲いてきていました。
まずは花ではないけどツクシ、やっと出てきました、後ピンになってしまった(^^;)

もう傘が開いているのも多かったから少し前には生えていたようです。

まだ開いていない笠、胞子嚢床が6角形をしています、蜂の巣と同じで空間を最大限利用しようとするとこの形になる。

下方は開いて上方はまだ、これが普通かと思いましたが

こちらは下が開いていない、どちらから開くか一定してないんでしょうか。

個人的には十分開いている姿が好み。

拡大してみるとまるでキノコ、どちらも胞子を飛ばすから機能的に同様の形になるんでしょうか。

トクサ科トクサ属
(21年2月21日撮影)
まずは花ではないけどツクシ、やっと出てきました、後ピンになってしまった(^^;)

もう傘が開いているのも多かったから少し前には生えていたようです。

まだ開いていない笠、胞子嚢床が6角形をしています、蜂の巣と同じで空間を最大限利用しようとするとこの形になる。

下方は開いて上方はまだ、これが普通かと思いましたが

こちらは下が開いていない、どちらから開くか一定してないんでしょうか。

個人的には十分開いている姿が好み。

拡大してみるとまるでキノコ、どちらも胞子を飛ばすから機能的に同様の形になるんでしょうか。

トクサ科トクサ属
(21年2月21日撮影)
2021.
02.
21
まだ十分緑色を残しているけど果実期になっているトウダイグサ、この状態はよく見ていたけどまだ十分熟してないだろうとまっていたら次に行く頃はすっかり見当たらなくなっていました。

葉は緑なのにすっかり茶色くなった果実がありました。

3分果からなる果実

もう幾つもありました、これはまだ花柱が残っています。

右側はよく見かける肥大した子房というか未熟な果実、左側ではまだ緑色の果皮がとれて種子が見えています。

種子の大きさは2mm程、凸凹というより凹凹。

右側は背中側が見えていて球面、左側はお腹側が見えていて平面、筋が入っている

トウダイグサ科トウダイグサ属
(5月29日撮影)

葉は緑なのにすっかり茶色くなった果実がありました。

3分果からなる果実

もう幾つもありました、これはまだ花柱が残っています。

右側はよく見かける肥大した子房というか未熟な果実、左側ではまだ緑色の果皮がとれて種子が見えています。

種子の大きさは2mm程、凸凹というより凹凹。

右側は背中側が見えていて球面、左側はお腹側が見えていて平面、筋が入っている

トウダイグサ科トウダイグサ属
(5月29日撮影)
2021.
02.
20
休耕田に咲いていたコオニタビラコ、5月末なので時期的には先残りでしょうか。

もう殆ど果実に生っていました、下向きになっている様子は仲間のヤブタビラコに似ていますがこちらの方が細長い。

萎れた花冠が残っていますがまだ果実は開いていません。

大分開いて内側に痩果が見えています。

淡褐色の痩果が7個ほど、やはり舌状花の数が少ないせいか果実も少ない、花は似ているオニタビラコには冠毛があるがこちらにはない、やはり別属だなと理解できます。

長さは4,5mm程、縦に溝が走る、先端に小さな突起があるがヤブタビラコにはこれがない。

キク科ヤブタビラコ属
(5月29日撮影)

もう殆ど果実に生っていました、下向きになっている様子は仲間のヤブタビラコに似ていますがこちらの方が細長い。

萎れた花冠が残っていますがまだ果実は開いていません。

大分開いて内側に痩果が見えています。

淡褐色の痩果が7個ほど、やはり舌状花の数が少ないせいか果実も少ない、花は似ているオニタビラコには冠毛があるがこちらにはない、やはり別属だなと理解できます。

長さは4,5mm程、縦に溝が走る、先端に小さな突起があるがヤブタビラコにはこれがない。

キク科ヤブタビラコ属
(5月29日撮影)
2021.
02.
19
セイヨウタンポポはまだ少なかったですがシロバナタンポポは大分咲いていました、もう綿毛にもなっています。花の花後には茎が倒れ果実期なると花の時より茎が長く伸びるのがわかります。

果実だけだと他のタンポポと区別がつかないので撮ってみました、これは痩果の色がだいぶ薄いが一般的な特徴ではなさそう、そう言えばセイヨウタンポポの痩果はまだ撮ってなかったような、撮らなくては。

長い柄があり冠毛は密という程でもなく数多い冠毛の中でもやはりタンポポの冠毛は一番の美しさかな。

一つだけ外して撮ってみました。

殆ど無風状態でも僅かな空気の揺れで動き回って撮りづらい。

冠毛正面から、指で掴んで撮ると指が入ってしまうからこの様子もなかなか撮れません。

痩果には大きな稜があり上向きの突起が生えています、微毛が生えているそうだがさすがに無理。

キク科タンポポ属
(2月11日撮影)

果実だけだと他のタンポポと区別がつかないので撮ってみました、これは痩果の色がだいぶ薄いが一般的な特徴ではなさそう、そう言えばセイヨウタンポポの痩果はまだ撮ってなかったような、撮らなくては。

長い柄があり冠毛は密という程でもなく数多い冠毛の中でもやはりタンポポの冠毛は一番の美しさかな。

一つだけ外して撮ってみました。

殆ど無風状態でも僅かな空気の揺れで動き回って撮りづらい。

冠毛正面から、指で掴んで撮ると指が入ってしまうからこの様子もなかなか撮れません。

痩果には大きな稜があり上向きの突起が生えています、微毛が生えているそうだがさすがに無理。

キク科タンポポ属
(2月11日撮影)
2021.
02.
18
初めはコハコベかと思っていましたが種子が見えていたのでそれを撮るのもいいかなと思って撮ってみました。

でも萼片に毛が多く基部が紫色、イヌコハコベでした、去年まではここには生えてなかったような。家の近所あちこちで見かけていて増えているのかな。

2分岐して伸びていくようです、茎が随分赤い。

花弁はなく一番上ので先端に柱頭が見えています。

これは膨らんでいるから蕾ではなく果実

萼片の内側にやや透明感のあるのが多分果皮、内側に種子が見えています。

下向きにして振ると簡単に種子が出てきます。

種子は扁平な円形、細かな突起が多数あります、ナデシコ科の種子はどれもこんな感じで撮っていて面白い。

ナデシコ科ハコベ属
(2月11日撮影)

でも萼片に毛が多く基部が紫色、イヌコハコベでした、去年まではここには生えてなかったような。家の近所あちこちで見かけていて増えているのかな。

2分岐して伸びていくようです、茎が随分赤い。

花弁はなく一番上ので先端に柱頭が見えています。

これは膨らんでいるから蕾ではなく果実

萼片の内側にやや透明感のあるのが多分果皮、内側に種子が見えています。

下向きにして振ると簡単に種子が出てきます。

種子は扁平な円形、細かな突起が多数あります、ナデシコ科の種子はどれもこんな感じで撮っていて面白い。

ナデシコ科ハコベ属
(2月11日撮影)
2021.
02.
17
前回とは別の場所、以前はここで3ヶ所で生えていましたが今はこの一ヶ所だけ、それも目を凝らしてやっと見つけました。

やや明るい葉がイヌノフグリ、毛の多いのはフラサバソウ、赤い茎のはイヌコハコベです。

前回はあまり開いてなかったですがこれでほぼ全開状態でしょうか、花粉を出した葯が内側を向いています。

花弁には細かな毛が生えているようです、奥の方には少し長い毛が生えている。

近くにも幾つか花が咲いていました。

あまり開いていませんが葯が柱頭に接触、自家受粉しているようです。

こちらは前回の場所、もっと多く咲いているかと思いましたがまだそれ程ではありませんでした。

コハコベやホトケノザに囲まれて頑張ってます。

花粉を出した三角形の葯、やはり内向き。

前の写真では花糸は真っ直ぐでしたがこれは曲がって柱頭に接触、自家受粉しています。

これは雌しべが見当たりません、落ちた花かもしれない。

花は丸ごと落花、雄しべは花弁に付いているのでそのまま落ちますが雌しべは本体に残ります、これで大きさ4mm程。

オオバコ科クワガタソウ属
(2月11日撮影)

やや明るい葉がイヌノフグリ、毛の多いのはフラサバソウ、赤い茎のはイヌコハコベです。

前回はあまり開いてなかったですがこれでほぼ全開状態でしょうか、花粉を出した葯が内側を向いています。

花弁には細かな毛が生えているようです、奥の方には少し長い毛が生えている。

近くにも幾つか花が咲いていました。

あまり開いていませんが葯が柱頭に接触、自家受粉しているようです。

こちらは前回の場所、もっと多く咲いているかと思いましたがまだそれ程ではありませんでした。

コハコベやホトケノザに囲まれて頑張ってます。

花粉を出した三角形の葯、やはり内向き。

前の写真では花糸は真っ直ぐでしたがこれは曲がって柱頭に接触、自家受粉しています。

これは雌しべが見当たりません、落ちた花かもしれない。

花は丸ごと落花、雄しべは花弁に付いているのでそのまま落ちますが雌しべは本体に残ります、これで大きさ4mm程。

オオバコ科クワガタソウ属
(2月11日撮影)
2021.
02.
17
1月5日に撮ったヒメウズは一つしか咲いていなかったので同じ場所で撮り直してきました。

もう一月以上経っていたのでそこそこ咲いてはいたがまだ全般に少なかった。

下向きに咲く花、花粉が雨で流されないようにするだけでなく昆虫の選別も行っているようです。

花の基部の小さな膨らみは距です。

花柄には随分毛が多い、腺毛も混じっています。

外側の白いのが萼片で中の黄緑色のが花弁、柱頭これは3裂、雄しべは9-14本だそうだがあまり外に出てこないので数えにくい。

これは柱頭5裂かな、雄しべから花粉が出ている。

こちらは柱頭4裂、子房が伸び始めているようで雄しべの葯は落ちたのかあまり見られません。

これは子房が大分伸びてきています、柱頭が大分曲がっている。

未熟な果実も出来ていました、これは4分果、曲がった柱頭がまだ残っている。

3出複葉の葉、小葉は更に中深裂しています、特徴的な葉なので花が咲いてなくてもわかりやすい。

キンポウゲ科ヒメウズ属
(2月11日撮影)

もう一月以上経っていたのでそこそこ咲いてはいたがまだ全般に少なかった。

下向きに咲く花、花粉が雨で流されないようにするだけでなく昆虫の選別も行っているようです。

花の基部の小さな膨らみは距です。

花柄には随分毛が多い、腺毛も混じっています。

外側の白いのが萼片で中の黄緑色のが花弁、柱頭これは3裂、雄しべは9-14本だそうだがあまり外に出てこないので数えにくい。

これは柱頭5裂かな、雄しべから花粉が出ている。

こちらは柱頭4裂、子房が伸び始めているようで雄しべの葯は落ちたのかあまり見られません。

これは子房が大分伸びてきています、柱頭が大分曲がっている。

未熟な果実も出来ていました、これは4分果、曲がった柱頭がまだ残っている。

3出複葉の葉、小葉は更に中深裂しています、特徴的な葉なので花が咲いてなくてもわかりやすい。

キンポウゲ科ヒメウズ属
(2月11日撮影)
2021.
02.
16
舗装の隙間に生えていたスミレ、種子にエライオソームがあり蟻がそれ目当てに巣に運ぶのでこんな場所でも生えてきます、ならば他のスミレが生えてもよさそうですがこんな場所で見たことがあるのはアリアケスミレぐらいです。

正真正銘菫色のスミレ、しかしスミレと書いて種名なのか属名なのかややこしい、上の記事だって同じスミレでも書き分けているし(^^;)

葉柄にハッキリした翼があります、よく似たノジスミレは翼が目立たない。

側弁は有毛、柱頭はカマキリの頭型だがこれはハッキリしない。

距は長からず短からずやや太め。

既に果実が出来ています、先端に花柱が見えているからこれは閉鎖花ではなく果実、さすがに今頃は閉鎖花はつけないでしょうが。ただ花柱が2本あるように見えるのがちと気にかかる。

スミレ科スミレ属
(2月11日撮影)

正真正銘菫色のスミレ、しかしスミレと書いて種名なのか属名なのかややこしい、上の記事だって同じスミレでも書き分けているし(^^;)

葉柄にハッキリした翼があります、よく似たノジスミレは翼が目立たない。

側弁は有毛、柱頭はカマキリの頭型だがこれはハッキリしない。

距は長からず短からずやや太め。

既に果実が出来ています、先端に花柱が見えているからこれは閉鎖花ではなく果実、さすがに今頃は閉鎖花はつけないでしょうが。ただ花柱が2本あるように見えるのがちと気にかかる。

スミレ科スミレ属
(2月11日撮影)
2021.
02.
16
冬でも咲いているコスミレですが今年は少ない、これは大きな葉は枯れかかっていて小さな葉が新しく出てきています、前年の葉が枯れているんでしょうか。

コスミレは小スミレと思いますが葉も花も大きい、コは小ではないんじゃないか、違う語源じゃないのかと思ったりします。

柱頭はカマキリの頭型、西日本では側弁は有毛のが多くヒゲコスミレと呼ぶそうですがこれは無毛です。

居は長く太い、水滴が見えていますがどう見ても内側にある、蜜なんでしょうか、だとすると随分ケチっているな。

こちらの下部もやはり大きい葉が枯れかかっています。

これも側弁は無毛、柱頭の周りの茶色いのが葯なんでしょうか、そういえばスミレで雄しべは認識したことなかったな、今度分解してみなくては。

スミレ科スミレ属
(2月11日撮影)

コスミレは小スミレと思いますが葉も花も大きい、コは小ではないんじゃないか、違う語源じゃないのかと思ったりします。

柱頭はカマキリの頭型、西日本では側弁は有毛のが多くヒゲコスミレと呼ぶそうですがこれは無毛です。

居は長く太い、水滴が見えていますがどう見ても内側にある、蜜なんでしょうか、だとすると随分ケチっているな。

こちらの下部もやはり大きい葉が枯れかかっています。

これも側弁は無毛、柱頭の周りの茶色いのが葯なんでしょうか、そういえばスミレで雄しべは認識したことなかったな、今度分解してみなくては。

スミレ科スミレ属
(2月11日撮影)