2021. 03. 26  
古墳遠征に出かけた序でに花の写真も撮ってきました。わざわざ遠征先で撮るほどのものはなかったですがそろそろ花ネタもなくなってきたので。
カンサイタンポポ

総苞がほっそりしているのでこれはカンサイタンポポ、近畿中国四国に分布していますが岡山ではよく見かけます。
カンサイタンポポ

これは総苞が短めで外総包片が内総包片の1/3くらいしかない、角状突起もあまり発達していません。同じカンサイタンポポでも色々あるようです。
カンサイタンポポ

左の花はまだ中心部が開いてないので1日目、右のはそれより開いているが中心部がまだ残っているので2日目
カンサイタンポポ

3日目くらいで全開するようです。
カンサイタンポポ

花粉まみれの2裂した柱頭、外側から開いてくるので外側の柱頭はかなり伸びてきています。
カンサイタンポポ

キク科タンポポ属

(3月16日撮影)
2021. 03. 25  
舗装の隙間にはえて花を咲かせていたハナニラ、側にはやはり隙間に生えているアメリカフウロがあります。開花確認したのは2月上旬ですがあれが早すぎたのかその後花を咲かせているのは見かけません。
ハナニラ

これは白い花
ハナニラ

青紫色のもありますがこちらの方が多い。
ハナニラ

花被片裏側に紫色の脈がある、表に出た方がスッキリするだろうに隠すな隠すな(笑)
ハナニラ

雄しべが見えていますが花筒から突き出ることはない。
ハナニラ

これも普通に見られるので遠慮会釈なくカット。
ハナニラ

雄しべは長短3本づつ、短い方は葯が長く長い方は葯が短く花粉がタップリ、性格が違うんでしょうか。柱頭は白っぽく毛状突起が生えている。
ハナニラ

ヒガンバナ科ハナニラ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 24  
野生化しているのをよく見かけるツルニチニチソウ、これも今年は咲き始めが遅かった。
ツルニチニチソウ

花自体は悪くはないんですけどね。
ツルニチニチソウ

細い萼片には毛が生えている、ヒメツルニチニチソウは無毛だそうです。
ツルニチニチソウ

花弁中程に五角形の副花冠、花弁の補強でしょうか。ナデシコ科など他の科でも時折このような構造を見かけますがなにか有利な点があるんでしょうね。
ツルニチニチソウ

花筒の内側には白い毛が生えている、奥に見えている茶色いのは雄しべの葯で5つある。
ツルニチニチソウ

こういう繁殖力の強い野草は遠慮会釈なくカット(笑)、蕊が複雑な構造をしています、花柱が意外と細い。。
ツルニチニチソウ

花柱の先端に円盤状になっているのが柱頭のようで更に有毛の突起があります。葯にも随分毛が生えている。
ツルニチニチソウ

キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 23  
植えられたものでしょうが放置状態のヤマブキ、それとは関係なく元気に花を咲かせています。
ヤマブキ

黄金色と言えば金属の金ですが本家はこちら、日が当たっていればよかったんですが。純粋な黄色より僅かに赤みが混じっている方が黄金色と感じるかな。
ヤマブキ

多数の雄しべ、雌しべは5-8本あるそうだがこれは4本くらい確認できる。
ヤマブキ

花糸よりやや太く緑がかっているのが花柱、柱頭は大きくない。
ヤマブキ

円錐形の蕾、美味しそうなスイーツ。
ヤマブキ

若葉は深い彫りがありこの方が却って春の息吹を感じさせます。
ヤマブキ

バラ科ヤマブキ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 22  
多数の花を咲かせていたヒサカキ、雌雄異株でこのように多数の花を密集させるのはまず雄株です。
ヒサカキ

葉腋ごとに数個の花をつける。
ヒサカキ

葉腋でないところにも花が咲いています、短枝があるのでしょうか。
ヒサカキ

壺型の花、内部に多数の雄しべ、雄花はもうこれ以上開きません。
ヒサカキ

葯が2室なのが分かります、白いのは花粉でしょうか、下向きだけどこぼれ落ちることはなさそう、茶色いのが葯かな。
ヒサカキ

これもヒサカキ、すこし赤っぽい。
ヒサカキ

小さなランプをぶら下げているよう。
ヒサカキ

先頭の半開きの花は赤みが一層強い。
ヒサカキ

これも雄花でした、雌株は見つからず。
ヒサカキ

葉には光沢があり浅い鋸歯がある。ハマヒサカキは葉の先端が丸く縁が外側に反る。この公園にもありますがもう花は終わっていました。
ヒサカキ

モッコク科ヒサカキ属(サカキ科とも)

(3月6日撮影)
2021. 03. 21  
地面に小さな花が散らばっていたので見上げたらクロキでした、これで高さ7,8m程、この公園には何本かありますが多分元々生えていたんでしょう。
クロキ

幸い目の高さの枝にも花を咲かせていました。
クロキ

葉腋にまとまって多くの花をつける、花柄が短いので団子状態、葉には浅い鋸歯がある。
クロキ

1本の雌しべに多数の雄しべ、花冠は5深裂、これでほぼ全開状態、丸ごと落花します。
クロキ

柱頭は3裂しているようです、花糸先端が細くなっていますが葯の自由度を高めているんでしょうか、これだけ多ければその必要もなさそうですが。
クロキ

柱頭はヌメッとしたテカリがあります、花粉をつけやすくしているんでしょうか、花柱付け根には緑色の子房が見えている。
クロキ

ハイノキ科ハイノキ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 20  
年中咲いているというノボロギク、でも1,2月はあまり見かけないような。今まで新春公園巡りでも見たことはありません。
ノボロギク

筒状花だけの頭花、これはまだ開いていません。でも端の方で2裂した柱頭が見えている、筒状花の柱頭にしては小さいしひょっとして舌状花の柱頭かもしれない。
ノボロギク

全体が開いてきました、中央部が盛り上がっています。
ノボロギク

葯筒が出ているけど2裂した柱頭が見えていない。
ノボロギク

冠毛が出始めています、周辺から咲き始めるから冠毛も端から出ても良さそうだけどこれは中央から出ている。
ノボロギク

これは冠毛がハッキリしていてもう果実期、総苞も長くなっているような。総包片先端が黒くなっている。
ノボロギク

不規則に羽状に裂ける、表面に艶がある。
ノボロギク

キク科ノボロギク属

(3月6日撮影)

#ノボロギクとアレチノギクを混同していた、これはアレチノギクと思って調べていたらなんか違う、ノボロギクでした(^^;)、改めてアレチノギクを見てみたら1回しかアップしてなかった。「秋吉台の花々」にもアップしてなかった。あまり普通に見られると却って撮ってないな、他にも思い当たりあり。
2021. 03. 19  
大群生していたホトケノザに混じって白花が咲いていました。因みに見えている葉の殆どはカラスノエンドウです。ここは普段は入ってこない路地の奥、どういう気まぐれか入ってきて大正解でした。
ホトケノザ(白花)

これはもうシロバナホトケノザと言っていいレベル。
ホトケノザ(白花)

蕾も白で全く色が残っていません。
ホトケノザ(白花)

完璧な白花、今まで何度か白花は見たことがありますが微かに色が残っており斑紋も見ることが出来ていました。
ホトケノザ(白花)

斑紋の色は残りやすいですがこれも全く見えません。
ホトケノザ(白花)

流石に葯の色は残っていました、正確には花粉の色か、それでも正常のよりやや薄いような。
ホトケノザ(白花)

こちらが葯の色でしょうか、茶色かな。
ホトケノザ(白花)

もう両手を前に合わせて幽霊
ホトケノザ(白花)

ピントがあってないけど果実が出来ています、採取しておけばよかった、でも場所が場所だから来年も咲いてくれるだろ。
ホトケノザ(白花)

正常な花とのツーショット
ホトケノザ(白花)

シソ科オドリコソウ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 18  
廃屋前の舗装隙間に生えたホトケノザ
ホトケノザ(薄桃色)

正常のに混じって色の淡い薄桃色の花が咲いていました。白花と言う程ではなくまだハッキリした色が残っている。
ホトケノザ(薄桃色)

蕾も正常のに比べてすこし色が薄いような。
ホトケノザ(薄桃色)

斑紋は元々色が濃いので薄くなった花でも残っています。
ホトケノザ(薄桃色)

色が薄いので葯のオレンジ色が目立ちます。
ホトケノザ(薄桃色)

葯の色の違いは熟し方の違いでしょうか、左右のはもう花粉を飛ばし終わっているのかもしれない。
ホトケノザ(薄桃色)

正常な花とのツーショット
ホトケノザ(薄桃色)

近くに大群生していた中にも幾つもの薄桃色のが混じっていました。
ホトケノザ(薄桃色)

こちらは前のより更に色が薄く、かと言って白花までには至らず。
ホトケノザ(薄桃色)

斑紋の色はハッキリ残っています。これだけでも嬉しかったのですが更にうれしい発見が・・・明日に続く。
ホトケノザ(薄桃色)

シソ科オドリコソウ属

(3月6日撮影)
2021. 03. 18  
海の見える丘に咲いていたハマダイコン、当然普通の土壌だけど問題なく咲いています。曇り空だったのが残念。
ハマダイコン

ハナダイコンと比べると花弁の色が薄いですがそれだけで区別出来るわけでもありません。
ハマダイコン

花弁はややグラデーションがかかり先端の方が色濃くなっている。
ハマダイコン

花弁には葉脈上の筋が入る、いかにも葉が変化したものと思わせます。
ハマダイコン

6本の雄しべと1本の雌しべ、左右の葯には上部で穴が開いているがあんまり花粉たっぷりという感じはしない。
ハマダイコン

こちらは花弁の間から萼片が突き出ている、カヌーのような舟形をしているのがわかる。
ハマダイコン

大根によく似た葉、栽培種の大根が野生化したものだとか元々野生種だったとか、説は色々ですが最近は後者の説が有力のようです。
ハマダイコン

上部の葉は裂けない、ハナダイコンの葉は茎を抱くがこちらは抱かないので区別できる。
ハマダイコン

茎に結構棘が生えていました、多い所を狙って撮ったから全体ではそれ程ではないですが。
ハマダイコン

瘤状突起の上に鋭い棘、なんだか化学物質でも入っていそうですが触ってないので痛いかどうかはわからない。
ハマダイコン

アブラナ科ダイコン属

(3月6日撮影)
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平家蟹

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