2021.
04.
30
岩の割れ目に生えていたヤマブキソウ、これは一番最初に出会ったので撮ってみましたが

この後幾らでも咲いていました。ヤマブキも咲いていましたがここではヤマブキソウの方が多数でした。

ヤマブキとそっくりですが花弁の数があちらは5枚だがこちらは4枚と決定的に違います、あちらはバラ科だがこちらはケシ科。

多数の雄しべがあるのも似ていますが葯の形が違います。

雄しべの中に緑色の花柱が見えています、柱頭は白っぽく先端が2裂している。

萼片は開花と同時に脱落するようです、左側のが萼に包まれた蕾でしょうか。

奇数羽状複葉、小葉には細かな鋸歯がある。

ケシ科ヤマブキソウ属
(4月19日撮影)

この後幾らでも咲いていました。ヤマブキも咲いていましたがここではヤマブキソウの方が多数でした。

ヤマブキとそっくりですが花弁の数があちらは5枚だがこちらは4枚と決定的に違います、あちらはバラ科だがこちらはケシ科。

多数の雄しべがあるのも似ていますが葯の形が違います。

雄しべの中に緑色の花柱が見えています、柱頭は白っぽく先端が2裂している。

萼片は開花と同時に脱落するようです、左側のが萼に包まれた蕾でしょうか。

奇数羽状複葉、小葉には細かな鋸歯がある。

ケシ科ヤマブキソウ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
30
イチリンソウ以上に咲いていたニリンソウ

長い花柄を伸ばして花を咲かせている、一株に二輪かどうか確認してなかった。

イチリンソウとは葉の形が違います。

花の大きさも小さいですが写真だと分からないですね。

雌しべの数が少ない、数えられるほどでこれは5つかな、イチリンソウは数えるきがしない。

クイズ、イチリンソウはどこだ(笑)、ニリンソウの群落の中に混じってイチリンソウが咲いていました。この写真の大きさでは花の大きさの違いがわかりませんが葉の違いは分かるかと思います。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(4月19日撮影)

長い花柄を伸ばして花を咲かせている、一株に二輪かどうか確認してなかった。

イチリンソウとは葉の形が違います。

花の大きさも小さいですが写真だと分からないですね。

雌しべの数が少ない、数えられるほどでこれは5つかな、イチリンソウは数えるきがしない。

クイズ、イチリンソウはどこだ(笑)、ニリンソウの群落の中に混じってイチリンソウが咲いていました。この写真の大きさでは花の大きさの違いがわかりませんが葉の違いは分かるかと思います。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
30
たくさん咲いていたイチリンソウ

葉の形がニリンソウとは違いますが花の大きさが違うので見ただけでも区別できます。

日当たりの良い場所にも咲いていました。

昆虫が訪問、ビロードツリアブかな、すぐ逃げてしまった。

日当たりの良い場所なのでドアップも撮りやすい、花弁のように見えているのは萼片です。

萼片の細かな凹凸がクッキリ。

多数の雌しべに緑色の子房とこれもニリンソウとは違います。

萼片は5枚ですが7枚のがありました。

これも7枚、子房の色が茶色くなっていてそろそろ花の終わりの頃でしょうか。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(4月19日撮影)

葉の形がニリンソウとは違いますが花の大きさが違うので見ただけでも区別できます。

日当たりの良い場所にも咲いていました。

昆虫が訪問、ビロードツリアブかな、すぐ逃げてしまった。

日当たりの良い場所なのでドアップも撮りやすい、花弁のように見えているのは萼片です。

萼片の細かな凹凸がクッキリ。

多数の雌しべに緑色の子房とこれもニリンソウとは違います。

萼片は5枚ですが7枚のがありました。

これも7枚、子房の色が茶色くなっていてそろそろ花の終わりの頃でしょうか。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
29
ぶら下がるように咲いていた白い花、イカリソウの仲間だというのは分かります。

イカリソウの特徴である距が見えないのでこれはバイカイカリソウ、と思ったのですが中国地方の石灰岩地帯にはバイカイカリソウとトキワイカリソウとの雑種オオバイカイカリソウがあるそうです。

オオバイカイカリソウは葉の縁に刺毛があるのが特徴、これも僅かに見えますが多いという程ではない、バイカイカリソウは無いけど僅かに見られるのもあるそうです。

若葉の裏に毛が密生、バイカイカリソウは毛が少ないそうでやはりオオバイカイカリソウでしょうか。トキワイカリソウと同じくこれも常緑だそうで↑の葉も前年のでしょうね。

雄しべは4本、2室の葯がまるで鉤爪のよう、花糸が幅広いようで雌しべは重なっていて見づらい。

これは花柱が長く伸びています。

柱頭は僅かに扁平なようです。

ここは日陰になっていたけど上は青空、いい雰囲気で咲いていました。

メギ科イカリソウ属
(4月19日撮影)

イカリソウの特徴である距が見えないのでこれはバイカイカリソウ、と思ったのですが中国地方の石灰岩地帯にはバイカイカリソウとトキワイカリソウとの雑種オオバイカイカリソウがあるそうです。

オオバイカイカリソウは葉の縁に刺毛があるのが特徴、これも僅かに見えますが多いという程ではない、バイカイカリソウは無いけど僅かに見られるのもあるそうです。

若葉の裏に毛が密生、バイカイカリソウは毛が少ないそうでやはりオオバイカイカリソウでしょうか。トキワイカリソウと同じくこれも常緑だそうで↑の葉も前年のでしょうね。

雄しべは4本、2室の葯がまるで鉤爪のよう、花糸が幅広いようで雌しべは重なっていて見づらい。

これは花柱が長く伸びています。

柱頭は僅かに扁平なようです。

ここは日陰になっていたけど上は青空、いい雰囲気で咲いていました。

メギ科イカリソウ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
29
見かけない花があったので取り敢えず撮影

ネコノメソウの仲間かなと思いましたが見当がつかず。

近くに赤い葯を持ったのがありました、ハナネコノメソウだ、ただハナネコノメソウは主に東日本に分布、西日本のはシロバナネコノメソウのようです。

周りの白いのは萼片、ハナネコノメソウの方は先端が尖る、本種は丸みを帯びるそうだが違いはかなり微妙のようです、右側に花粉を出している葯がありますが色が白、ハナネコノメソウの花粉は黄色だそうです。

2室の子房から2本の花柱が伸びていていかにもユキノシタ科。

この後も幾つも見かけましたが結局赤い葯を出していたのはこれだけでした、一株だけでも逢えてよかった。

ユキノシタ科ネコノメソウ属
(4月19日撮影)

ネコノメソウの仲間かなと思いましたが見当がつかず。

近くに赤い葯を持ったのがありました、ハナネコノメソウだ、ただハナネコノメソウは主に東日本に分布、西日本のはシロバナネコノメソウのようです。

周りの白いのは萼片、ハナネコノメソウの方は先端が尖る、本種は丸みを帯びるそうだが違いはかなり微妙のようです、右側に花粉を出している葯がありますが色が白、ハナネコノメソウの花粉は黄色だそうです。

2室の子房から2本の花柱が伸びていていかにもユキノシタ科。

この後も幾つも見かけましたが結局赤い葯を出していたのはこれだけでした、一株だけでも逢えてよかった。

ユキノシタ科ネコノメソウ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
29
一輪だけ咲き残っていたカタクリ、生えている場所だろうけどもう時期的には遅いかなと思っていましたが一つでも出会えてラッキーでした。

普通2枚の葉を出し1つの花を咲かせる、夜は閉じるそうでこれはまだ十分には反り返っていません。

花弁基部に独特の斑紋、王冠にも見えたり羽を広げた蝶にも見えたり。

黒紫色の薬を持った雄しべ、6本ありますが長短2組あるような。

柱頭は3裂、更に先端が2裂というか窪んでいます。

花被片が落ちて未熟な果実が露出、長い花柱が残っていますが下部ほど細くなっているようです。

ユリ科カタクリ属
(4月19日撮影)

普通2枚の葉を出し1つの花を咲かせる、夜は閉じるそうでこれはまだ十分には反り返っていません。

花弁基部に独特の斑紋、王冠にも見えたり羽を広げた蝶にも見えたり。

黒紫色の薬を持った雄しべ、6本ありますが長短2組あるような。

柱頭は3裂、更に先端が2裂というか窪んでいます。

花被片が落ちて未熟な果実が露出、長い花柱が残っていますが下部ほど細くなっているようです。

ユリ科カタクリ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
28
川岸の柵の根元に生えていたこれ、トウダイグサ科なのは分かりますが色々考えてナツトウダイでしょうか。夏と名がついていますが花期は4-5月だとか。

茎頂部に5枚の葉が輪生、そこから茎を伸ばして花を咲かせます、まだ赤いのは個体差か咲き始めのせいか。

花の周りに見えているのは苞葉

トウダイグサ科らしい花、雌性先熟で子房から3本の雌しべが伸びている、更に柱頭は2裂。

こちらは雄性期、雌花は垂れ下がり雄しべから花粉が出ている。

周りに花弁のように見えているのは腺体、蜜が出て濡れているように見えます。

茎の頂部にも花が一つ咲いていた。

こちらは腺体が5つ、でも蜜は出てないような、花の内部も雄花はありそうだけど雌花はないかな。

下方の葉は互生、形は上部の輪生する葉と同形。

トウダイグサ科トウダイグサ属
(4月19日撮影)

茎頂部に5枚の葉が輪生、そこから茎を伸ばして花を咲かせます、まだ赤いのは個体差か咲き始めのせいか。

花の周りに見えているのは苞葉

トウダイグサ科らしい花、雌性先熟で子房から3本の雌しべが伸びている、更に柱頭は2裂。

こちらは雄性期、雌花は垂れ下がり雄しべから花粉が出ている。

周りに花弁のように見えているのは腺体、蜜が出て濡れているように見えます。

茎の頂部にも花が一つ咲いていた。

こちらは腺体が5つ、でも蜜は出てないような、花の内部も雄花はありそうだけど雌花はないかな。

下方の葉は互生、形は上部の輪生する葉と同形。

トウダイグサ科トウダイグサ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
28
初めてのフタバアオイ、帝釈峡で多く生えていました。

名前のとおり2枚の葉

二又になっている葉柄の間から一つの花を咲かせる、花はお椀のような姿。

蕾の頃は毛が多い、花柄にも長毛が生えている。

開き始めた花、花弁はなく萼片で裂片が3裂する。

萼裂片が萼筒に密着、今までネットで見ていて初めからこの姿だと思っていました(汗)

他の花も見ていると確かに萼裂片が萼筒に密着しています。

雌しべは6本、白く見えているのが柱頭でしょうか、毛状突起が生えている、下部に見えているのが雄しべで12本ある、開き始めたばかりの花ではまだ寝ています。

雄しべはだんだん立ち上がり葯を柱頭に密着させる、上部白い粒々のように見えているのが花粉のようです。

雌しべの周囲は花粉ばかり、柱頭は黒っぽくなってきている。

これはもう終わりの頃、下の方に見えているのが花糸でしょうか。

まるでハートのような卵円心系の葉、まさしく葵、因みに徳川家の家紋三つ葉葵は木の葉をモデルにしたとか。

ウマノスズクサ科カンアオイ属
(4月19日撮影)

名前のとおり2枚の葉

二又になっている葉柄の間から一つの花を咲かせる、花はお椀のような姿。

蕾の頃は毛が多い、花柄にも長毛が生えている。

開き始めた花、花弁はなく萼片で裂片が3裂する。

萼裂片が萼筒に密着、今までネットで見ていて初めからこの姿だと思っていました(汗)

他の花も見ていると確かに萼裂片が萼筒に密着しています。

雌しべは6本、白く見えているのが柱頭でしょうか、毛状突起が生えている、下部に見えているのが雄しべで12本ある、開き始めたばかりの花ではまだ寝ています。

雄しべはだんだん立ち上がり葯を柱頭に密着させる、上部白い粒々のように見えているのが花粉のようです。

雌しべの周囲は花粉ばかり、柱頭は黒っぽくなってきている。

これはもう終わりの頃、下の方に見えているのが花糸でしょうか。

まるでハートのような卵円心系の葉、まさしく葵、因みに徳川家の家紋三つ葉葵は木の葉をモデルにしたとか。

ウマノスズクサ科カンアオイ属
(4月19日撮影)
2021.
04.
28
初めての帝釈峡に行ってきました、目的は野草ですがまずは風景写真、これは帝釈峡でいちばん有名な雄橋、スケールが大きすぎて全体像が入りません、手前の木が邪魔。

石灰岩の割れ目が大きくなってアーチになっています、上は通れないけどそうであっても通れそうにもない。

反対側から、こちらからもあまり下がれません。

縦アングル

近くの石灰岩の壁にも巨大な穴が開いています、水位が下がっているからもうこれ以上は広がらないようです。

下側の穴は通り過ぎることができます。

(4月19日撮影)

石灰岩の割れ目が大きくなってアーチになっています、上は通れないけどそうであっても通れそうにもない。

反対側から、こちらからもあまり下がれません。

縦アングル

近くの石灰岩の壁にも巨大な穴が開いています、水位が下がっているからもうこれ以上は広がらないようです。

下側の穴は通り過ぎることができます。

(4月19日撮影)
2021.
04.
27
湿原周辺にたくさん咲いていたコバノミツバツツジ

秋吉台では意外と少なく花期も短いので撮ってみました。

これも春早く咲く、樹木のスプリングエフェメラル

花弁の斑紋は殆ど目立ちません。

雄しべは10本、はっきり長短2組に別れています、短い方が花糸も細い。ミツバツツジは雄しべが5本。

子房には毛が生えている、花柱の色は花糸よりやや濃いようだ。

名前のとおり葉は枝先に3輪生する、花と同時か後から展開してくる、これはだいぶ開いてほうでした。

水面の反射の煌めきをバックに撮影

いい雰囲気でした。

ツツジ科ツツジ属
(4月19日撮影)

秋吉台では意外と少なく花期も短いので撮ってみました。

これも春早く咲く、樹木のスプリングエフェメラル

花弁の斑紋は殆ど目立ちません。

雄しべは10本、はっきり長短2組に別れています、短い方が花糸も細い。ミツバツツジは雄しべが5本。

子房には毛が生えている、花柱の色は花糸よりやや濃いようだ。

名前のとおり葉は枝先に3輪生する、花と同時か後から展開してくる、これはだいぶ開いてほうでした。

水面の反射の煌めきをバックに撮影

いい雰囲気でした。

ツツジ科ツツジ属
(4月19日撮影)