2021. 08. 29  
薄暗い林内や林道沿いでよく見かけるフユイチゴ、よく似たのにミヤマフユイチゴがあり同じような場所に生えるしアイノコフユイチゴという雑種もあるから厄介です。両者の特徴を書いておくと
フユイチゴ:は性が丸みを帯びる、萼片と花弁がほぼ同長、萼の外面や花柄に短毛が密生
ミヤマフユイチゴ:葉先が尖る、花弁は萼片より短い、萼の外面はほぼ無毛
他にこれは私の認識ですがミヤマフユイチゴは雌しべが雄しべよりそれ程長くない、フユイチゴはずっと長い。
等があります。両者の特徴を一組でも持っていたらアイノコでいいとか。
アイノコフユイチゴ

葉先を見るのが立ったままで見られるので一番簡単なんですがこれがまた中途半端なのが多い、これも丸いという程でもなく尖っているというほどでもなく。
アイノコフユイチゴ

これはまず尖っていると言えますが典型的な尖りでもない。
アイノコフユイチゴ

結局しゃがんで見ることになります、これはかなり毛が密生
アイノコフユイチゴ

雌しべが雄しべより随分長く突き出ています、ただ花弁の長さがちょっと微妙
アイノコフユイチゴ

これも萼に毛が密生しているが花弁が少し短いでしょうか、萼片が反っているのでわかりにくいです。
アイノコフユイチゴ

これは萼や花柄の毛が少ないけど無毛という程でもない。
アイノコフユイチゴ

雌しべの長さも典型的なフユイチゴよりは短そう、アイノコでいいかな。過去の記録を見るとミヤマフユイチゴは少なそうですがアイノコは多いというか普通に見られるような気もします。
アイノコフユイチゴ

バラ科キイチゴ属

(8月19日撮影)
2021. 08. 29  
秋吉台では普通に見られるコバノセンダングサ、家の近所でも見かけるしどこにでもあるかと思っていましたが検索すると7000件程度と意外と少ない、実際に少ないのか見落とされているのか。
コバノセンダングサ

葉が細かく裂けるのが特徴、でも葉自体の大きさはセンダングサより大きい、サケバと名付けたほうが良かったんじゃなかろうかという気がします、ホソバノセンダングサというのは別にあるようです。
コバノセンダングサ

黄色い舌状花、本来なら5枚が標準なんでしょうが滅多にお目にかからない、これは4枚、これもあまりありません。
コバノセンダングサ

これは3枚、筒状花は開き始めたばかり。
コバノセンダングサ

これも3枚、筒状花は全開。
コバノセンダングサ

これは2枚
コバノセンダングサ

これは1枚、1-3枚というのが多い、多い方が目立つだろうになんで減らしているんだか。
コバノセンダングサ

5裂した筒状花から出た萼筒、柱頭はあまりクルリンしません。
コバノセンダングサ

総苞は円筒形だがそれ程細長くない。
コバノセンダングサ

キク科センダングサ属

(8月19日撮影)
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平家蟹

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