2021.
10.
21
イヌタデ属は割と撮っていますが本家イヌタデはあまり撮ってなかったので撮ってみました、群生しているのもよく見かけますが休耕田で見事な株立をしていたのも撮影理由。

冬以外は年中咲いていますがやはり秋が一番綺麗でしょうか。

花穂はあまり長くないので垂れ下がることはあまりありません、オオイヌタデは咲き始め以外は垂れ下がります。

花は密につける、これも咲き初めは疎らで別物かと思う程です。

雄しべは8本、柱頭は3岐、この仲間は柱頭に花粉がついたりして区別がつけづらいことがありますがこれはハッキリ違いがわかりました。

もう一つ、上側の柱頭が葯と重なっていますが違いが分かります、葯が2室なのも分かります。

黒斑はないか目立たない、これはイヌタデの葉のモデルとしては形が悪かった。ハルタデは黒斑が目立ちます。

葉の裏に腺点がある、ピントが合ってませんが主脈状に伏毛があります。

托葉鞘縁に長毛が生える、托葉鞘自体にも毛が生えている。

タデ科イヌタデ属
(10月16日撮影)

冬以外は年中咲いていますがやはり秋が一番綺麗でしょうか。

花穂はあまり長くないので垂れ下がることはあまりありません、オオイヌタデは咲き始め以外は垂れ下がります。

花は密につける、これも咲き初めは疎らで別物かと思う程です。

雄しべは8本、柱頭は3岐、この仲間は柱頭に花粉がついたりして区別がつけづらいことがありますがこれはハッキリ違いがわかりました。

もう一つ、上側の柱頭が葯と重なっていますが違いが分かります、葯が2室なのも分かります。

黒斑はないか目立たない、これはイヌタデの葉のモデルとしては形が悪かった。ハルタデは黒斑が目立ちます。

葉の裏に腺点がある、ピントが合ってませんが主脈状に伏毛があります。

托葉鞘縁に長毛が生える、托葉鞘自体にも毛が生えている。

タデ科イヌタデ属
(10月16日撮影)
2021.
10.
20
砂利道に生えていたこれ、ハナタデと直感、全体像がわかるので撮影。

茎は基部が這い上部は直立だそうですがこれは初めから斜上しています。

イヌタデに似ていますがそれより花序が疎ら、私的にはもっと疎らで花の色も白っぽいイメージがあったんですが。

花自体は他のイヌタデ属と変わらず、雄しべは外側に5本、内側の2本、柱頭は3岐かな。

花被片に腺点があるような。

卵形~長卵形の葉、黒斑があり先端が尖る、イヌタデに比べて急に細くなるようです。

こんな丸っぽいのもありました、それでも黒斑があり先端が尖る。

托葉鞘縁には同じくらいの長さの毛が生えている。

直ぐ側の藪に群生していました、別名ヤブタデ、ハナタデは可愛すぎ、こちらの方がぴったりかな。

タデ科イヌタデ属
(10月16日撮影)

茎は基部が這い上部は直立だそうですがこれは初めから斜上しています。

イヌタデに似ていますがそれより花序が疎ら、私的にはもっと疎らで花の色も白っぽいイメージがあったんですが。

花自体は他のイヌタデ属と変わらず、雄しべは外側に5本、内側の2本、柱頭は3岐かな。

花被片に腺点があるような。

卵形~長卵形の葉、黒斑があり先端が尖る、イヌタデに比べて急に細くなるようです。

こんな丸っぽいのもありました、それでも黒斑があり先端が尖る。

托葉鞘縁には同じくらいの長さの毛が生えている。

直ぐ側の藪に群生していました、別名ヤブタデ、ハナタデは可愛すぎ、こちらの方がぴったりかな。

タデ科イヌタデ属
(10月16日撮影)
2021.
10.
19
建物が解体されて更地になった場所、1年くらい経っていますが日当たりが悪い上に砂利が敷かれているのであまり草茫々になっていません。ベタッと広がっているのはハイニシキソウかアレチニシキソウ、画面奥で株立しているのはメヒシバ

白い花が見えたので近寄ってみたらハタケニラでした、左側はドクダミの葉、右側のは多分クワクサ

もう殆ど果実になっています。

ニラの花に似ていますがあちらは緑色の子房が見えています、葉の様子も違います。

もう一株ありました、画面下辺に見えているのはキク科の根生葉、この辺りに生えるのはコウゾリナかヒメムカシヨモギかと思ったが断定できず。

近くのもう一ヶ所の解体跡地、ここはまだ3,4ヶ月しか経っておらず土が剥き出しの部分が多かった。

その中で大きく成長していたのがナガエコミカンソウとハゼラン、特にナガエコミカンソウは50cmくらいの草丈がありました、今まで見ていたのはせいぜい10,15cmくらいだったからこんなに大きくなるのかと驚きました。

(10月8日撮影)

白い花が見えたので近寄ってみたらハタケニラでした、左側はドクダミの葉、右側のは多分クワクサ

もう殆ど果実になっています。

ニラの花に似ていますがあちらは緑色の子房が見えています、葉の様子も違います。

もう一株ありました、画面下辺に見えているのはキク科の根生葉、この辺りに生えるのはコウゾリナかヒメムカシヨモギかと思ったが断定できず。

近くのもう一ヶ所の解体跡地、ここはまだ3,4ヶ月しか経っておらず土が剥き出しの部分が多かった。

その中で大きく成長していたのがナガエコミカンソウとハゼラン、特にナガエコミカンソウは50cmくらいの草丈がありました、今まで見ていたのはせいぜい10,15cmくらいだったからこんなに大きくなるのかと驚きました。

(10月8日撮影)
2021.
10.
19
まだアマチャヅルが咲いていた、今年は秋吉台で見てなかったので丁度良かった、垂直の擁壁からぶら下がるようにツルを伸ばしていました。

花序の中の茶色いのは萎れた花、あまりこういうのは見たことな可ったからやはり季節が合わないのでしょうか。

ガラス細工のような花、花弁の相手に三角に見えているのが萼片、中央にリング状に見えているのが雄しべ

雌雄異花でこれは雄花、こうやって見ると葯らしく見えます。

たくさん生えていたが全て雄株ばかりで雌株は見当たらなかった、残念。茎に太い毛が生える。

所謂鳥足状複葉、身近で見られるのは他にヤブガラシくらいでしょうか。

歯の表面に太い毛が散生する。

ウリ科アマチャヅル属
(10月8日撮影)

花序の中の茶色いのは萎れた花、あまりこういうのは見たことな可ったからやはり季節が合わないのでしょうか。

ガラス細工のような花、花弁の相手に三角に見えているのが萼片、中央にリング状に見えているのが雄しべ

雌雄異花でこれは雄花、こうやって見ると葯らしく見えます。

たくさん生えていたが全て雄株ばかりで雌株は見当たらなかった、残念。茎に太い毛が生える。

所謂鳥足状複葉、身近で見られるのは他にヤブガラシくらいでしょうか。

歯の表面に太い毛が散生する。

ウリ科アマチャヅル属
(10月8日撮影)
2021.
10.
18
海岸近くの藪に群生していたツルソバ、特に海岸性というわけでもなさそうですが海岸近くで多く見られます。

地面を這っている様子はいかにもツル性

密に総状花序をつける、私的には冬の花ですが年中咲いているようです、それなら果実も見られそうですが全くなかった。

タデ科なのでこれは花弁でなく萼片、それ程開きません。

中央左右に丸く見えているのが柱頭、その間のは柱頭ではなさそう、葯でしょうか。

こちらは別の花、やはり柱頭の間に丸いのが見えています、ピントがあってないけどやはり葯かな。

卵形~卵状長楕円形の特徴的な葉

膜状の托葉鞘、筒状で斜めに切れるそうです。

タデ科イヌタデ属
(10月8日撮影)

地面を這っている様子はいかにもツル性

密に総状花序をつける、私的には冬の花ですが年中咲いているようです、それなら果実も見られそうですが全くなかった。

タデ科なのでこれは花弁でなく萼片、それ程開きません。

中央左右に丸く見えているのが柱頭、その間のは柱頭ではなさそう、葯でしょうか。

こちらは別の花、やはり柱頭の間に丸いのが見えています、ピントがあってないけどやはり葯かな。

卵形~卵状長楕円形の特徴的な葉

膜状の托葉鞘、筒状で斜めに切れるそうです。

タデ科イヌタデ属
(10月8日撮影)
2021.
10.
18
礫が広がる海岸に生えていたアキノミチヤナギ、画面中央に枯れ木のように見えているのがそれで画面上の緑のは多分オカヒジキ

海を背景にしないと全体像がわかりませんね、季節と場所だけでアキノミチヤナギと判断しています、ミチヤナギもまだ秋でも花を咲かせていますが。

反対側から、ここに何株かまとまって生えていました、礫が集まって少し高くなっています。

根本辺り、垂直に伸びた茎から多数の枝が出ています、枝が更に枝分かれ、茎より太い枝もある。

あまり枝分かれしていないのもありました、地面を這っているのはハマゴウ

葉腋に花を促成する、周りのは多分花後

ピンク色の花、花被片に緑色の斑紋がある、黄色いのは葯、柱頭は見えていないかな。

果実が花被片から突き出ています、ミチヤナギは花被片に包まれるとか。ただ小さい果実では出てこないそうです。

長楕円形~披針形の葉、茎には稜がある。

乾くと暗褐色になるそうでこれもその途中でしょうか。

タデ科ミチヤナギ属
(10月8日撮影)

海を背景にしないと全体像がわかりませんね、季節と場所だけでアキノミチヤナギと判断しています、ミチヤナギもまだ秋でも花を咲かせていますが。

反対側から、ここに何株かまとまって生えていました、礫が集まって少し高くなっています。

根本辺り、垂直に伸びた茎から多数の枝が出ています、枝が更に枝分かれ、茎より太い枝もある。

あまり枝分かれしていないのもありました、地面を這っているのはハマゴウ

葉腋に花を促成する、周りのは多分花後

ピンク色の花、花被片に緑色の斑紋がある、黄色いのは葯、柱頭は見えていないかな。

果実が花被片から突き出ています、ミチヤナギは花被片に包まれるとか。ただ小さい果実では出てこないそうです。

長楕円形~披針形の葉、茎には稜がある。

乾くと暗褐色になるそうでこれもその途中でしょうか。

タデ科ミチヤナギ属
(10月8日撮影)
2021.
10.
17
無人の民家脇に咲いていたこれ、タデ科多分イヌタデ属なのは分かりますがどうも既存のイヌタデ属とは何となく違うようで撮ってみました。

イヌタデに似ていますが茎上部で多く枝分かれしている、花序の様子もちょっと違う、花序の中に茎が見えている部分もあってイヌタデ程密ではありません、調べてみるとアイのようです、別名タデアイ、アイタデ。この民家の方が植えたのかな、でも十数年人が住んでいるのは見たこと無いのでほったらかしの状態です。

花の大きさは3mm程、随分開いています、イヌタデはここまで開かない、かと言ってサクラタデでもないし。

柱頭は2岐でしょうか。

右側の花被片には短い腺毛が生えているような、左の花に蜜が見えているかな。

長楕円形または卵形の葉、黒斑はなさそう、イヌタデに比べて大きく柔らかい感じがしました、葉を傷つけると藍色になるそうで確かめなくては。

葉の裏にとくに腺点はないかな。

托葉鞘縁には長毛が生える、茎は赤みを帯びる。

(追記)
再度訪問にして葉を切ってみましたが全く染まらなかった、アイではなかったようです、かといって既存のイヌタデ族とも当てはまらないしな、何だろう。
(追記その2)
ペンギンさんのコメントでどうやらこれはアイでよさそうなのでタイトルを元に戻します。記事削除しなくてよかった。
タデ科イヌタデ属
(10月7日撮影)

イヌタデに似ていますが茎上部で多く枝分かれしている、花序の様子もちょっと違う、花序の中に茎が見えている部分もあってイヌタデ程密ではありません、調べてみるとアイのようです、別名タデアイ、アイタデ。この民家の方が植えたのかな、でも十数年人が住んでいるのは見たこと無いのでほったらかしの状態です。

花の大きさは3mm程、随分開いています、イヌタデはここまで開かない、かと言ってサクラタデでもないし。

柱頭は2岐でしょうか。

右側の花被片には短い腺毛が生えているような、左の花に蜜が見えているかな。

長楕円形または卵形の葉、黒斑はなさそう、イヌタデに比べて大きく柔らかい感じがしました、葉を傷つけると藍色になるそうで確かめなくては。

葉の裏にとくに腺点はないかな。

托葉鞘縁には長毛が生える、茎は赤みを帯びる。

(追記)
再度訪問にして葉を切ってみましたが全く染まらなかった、アイではなかったようです、かといって既存のイヌタデ族とも当てはまらないしな、何だろう。
(追記その2)
ペンギンさんのコメントでどうやらこれはアイでよさそうなのでタイトルを元に戻します。記事削除しなくてよかった。
タデ科イヌタデ属
(10月7日撮影)
2021.
10.
16
林道脇に生えていたオカダイコン、手前で草刈りされていたので心配でしたが何とか生えていました、近頃とある行事のせいでしばしば草刈りされてしまいます。

以前なら1mを越す株もあったのですがこの日は10,20cm程度の小さなのばかりでした。

それでも数だけはそこそこありました、ここは湿っぽい場所ですがヌマダイコンはもっと湿っぽい場所に生えるようです。

背が低いので頭花の数も少なくこれなんか3つしかありません。

逆ヤジロベエ状態(笑)

舌状花はなく筒状花だけ、白く突き出た花柱ばかり目立ちます、

先端が5裂しているので筒状花だとわかります、一つの筒状花から2本の花柱、それ以外にも2裂した柱頭が見えているような気もする。

鋸歯はあまり目立たず10対以上、長い葉柄がある、ヌマダイコンは鋸歯が10対以下で粗くハッキリしている、無柄かあっても1,2cmと短い。最終的には痩果の瘤状突起を確認する必要がありますがある程度乾燥させないと出てこないようです。

キク科ヌマダイコン属
(10月7日撮影)

以前なら1mを越す株もあったのですがこの日は10,20cm程度の小さなのばかりでした。

それでも数だけはそこそこありました、ここは湿っぽい場所ですがヌマダイコンはもっと湿っぽい場所に生えるようです。

背が低いので頭花の数も少なくこれなんか3つしかありません。

逆ヤジロベエ状態(笑)

舌状花はなく筒状花だけ、白く突き出た花柱ばかり目立ちます、

先端が5裂しているので筒状花だとわかります、一つの筒状花から2本の花柱、それ以外にも2裂した柱頭が見えているような気もする。

鋸歯はあまり目立たず10対以上、長い葉柄がある、ヌマダイコンは鋸歯が10対以下で粗くハッキリしている、無柄かあっても1,2cmと短い。最終的には痩果の瘤状突起を確認する必要がありますがある程度乾燥させないと出てこないようです。

キク科ヌマダイコン属
(10月7日撮影)
2021.
10.
16
くっつき虫の中でも一番厄介者のチヂミザサ、数も多いので更に厄介です。

毛が多いケチヂミザサと呼ばれるタイプでした、この場合毛の少ないのや無毛のをコチヂミザサと呼びます、もう面倒なので過去記事は訂正しないけど(^^;)

お蕊は落ちて雌しべもしおれていてもう花としては終わりでした。

葉鞘にも趙孟が多い、葉舌は殆どありません。

長い芒に粘液が出てくっつきます、服に付いても叩いただけでは取れず手もベタベタ、花が終わった後でも暫くベタベタしています。

でも逆光で撮ると綺麗です。

本体に光が当たって背景は日陰な状態が一番いいのですがなかなか巡り会えません、蕊が出ていればもっと良かったのですが。

イネ科チヂミザサ属
(10月7日撮影)

毛が多いケチヂミザサと呼ばれるタイプでした、この場合毛の少ないのや無毛のをコチヂミザサと呼びます、もう面倒なので過去記事は訂正しないけど(^^;)

お蕊は落ちて雌しべもしおれていてもう花としては終わりでした。

葉鞘にも趙孟が多い、葉舌は殆どありません。

長い芒に粘液が出てくっつきます、服に付いても叩いただけでは取れず手もベタベタ、花が終わった後でも暫くベタベタしています。

でも逆光で撮ると綺麗です。

本体に光が当たって背景は日陰な状態が一番いいのですがなかなか巡り会えません、蕊が出ていればもっと良かったのですが。

イネ科チヂミザサ属
(10月7日撮影)
2021.
10.
15
道脇に咲いているホトトギス、生えている場所が斜面なので茎を伸ばしているけど斜上しているのでまるで地面を這っているように見えます。

それでも先端が持ち上がっている、葉腋に数個の花をつけますが先端の花から咲き始めます。

花被片も花柱も雌しべも斑紋だらけ、花被片は斜上し平開することはありません。

花被片基部に黄色い斑紋があるのが特徴。

柱頭は3裂し更に先端が2裂する、3裂した柱頭の間と2裂した柱頭の間に雄しべがある、花糸にも斑紋。

柱頭に大きな腺毛がビッシリですが斑紋があるので目立ち方がいまいち。

花被片外側にも腺毛、蕾の頃目立ちます。

外花被片基部に2つの距がありこれにも繊毛が生えている、花柄にも腺毛が生えているようです。

この辺りに数株生えています、一つの花の寿命は4,5日だそうですがこれを見るとまだ萎んだ花は見当たらない、もう少し長いような気もする。

ユリ科ホトトギス属
(10月7日撮影)

それでも先端が持ち上がっている、葉腋に数個の花をつけますが先端の花から咲き始めます。

花被片も花柱も雌しべも斑紋だらけ、花被片は斜上し平開することはありません。

花被片基部に黄色い斑紋があるのが特徴。

柱頭は3裂し更に先端が2裂する、3裂した柱頭の間と2裂した柱頭の間に雄しべがある、花糸にも斑紋。

柱頭に大きな腺毛がビッシリですが斑紋があるので目立ち方がいまいち。

花被片外側にも腺毛、蕾の頃目立ちます。

外花被片基部に2つの距がありこれにも繊毛が生えている、花柄にも腺毛が生えているようです。

この辺りに数株生えています、一つの花の寿命は4,5日だそうですがこれを見るとまだ萎んだ花は見当たらない、もう少し長いような気もする。

ユリ科ホトトギス属
(10月7日撮影)