2021. 10. 02  
この辺りに群生しているコシオガマ、ちょうど花盛りの頃のようでした、去年ここで見つかってから唯一見ていた群生地はすっかり足が遠のいています。
コシオガマ

正面から見ると三角形の花、下唇に2つの隆条突起がある、雄しべは4本で上唇に沿っている、中央に丸い柱頭が見えていますが分かりにくい。
コシオガマ

突起には赤い点状の斑紋、毛も生えている、左右に雄しべ、上唇から僅かに見えているのも葯のようです。
コシオガマ

花冠外側に腺毛が密生
コシオガマ

下唇外側にも斑紋、まるでタラのお腹
コシオガマ

花冠はまるごと落ちて長い花柱が残ります、下の方が僅かに色づき毛もはええいる。
コシオガマ

とにかく全身腺毛だらけ、触るとベタベタします。
コシオガマ

葉は三角状卵形で羽状に裂ける、葉の腺毛は少ないが葉柄に生えている、株の大きさに比べて葉が小さいですが半寄生植物ならではでしょうか。
コシオガマ

萼は鐘形で5裂し、裂片先端が細かく裂ける、これも腺毛が密生
コシオガマ

茎にも腺毛、もうものすごいの一言。
コシオガマ

未熟な果実も出来ていますがこれも腺毛が密生。
コシオガマ

ハマウツボ科コシオガマ属

(9月26日撮影)
2021. 10. 02  
林内に群生していたギンリョウソウモドキ、ここは毎年見ていますがこれでも今年は少ない方、モドキでは可哀そうなので別名のアキノギンリョウソウの方が個人的には好み。
ギンリョウソウモドキ

ギンリョウソウとよく似ていますが咲く季節が違うので間違えることはない、茎の鱗片がギンリョウソウの方が開き気味だそうです、でももう季節で判断しているからあまり細かな特徴を観察していない(汗)
ギンリョウソウモドキ

ギンリョウソウの方が透明感があるそうですが、でも・・・以下同文。
ギンリョウソウモドキ

最初下向きだった花がだんだん上向きになります、これはギンリョウソウとは大きく違います。
ギンリョウソウモドキ

これはだいぶ上向きになっています、果実になると完全に上向きになります。
ギンリョウソウモドキ

花が上向きなので内部が撮りやすい、大きな柱頭、中央が窪んでいる、周りに葯が並んでいます。
ギンリョウソウモドキ

花被片をとってみました、大きな子房を雄しべが取り囲んでいます、長短ある雄しべが交互に並んでいますがギンリョウソウは長さが揃っている。
ギンリョウソウモドキ

ツツジ科ギンリョウソウモドキ属

(9月26日撮影)
2021. 10. 02  
道の真ん中に咲いていたナンバンギセル、咲き残りかと思いましたが過去の記録を見ると10月中旬ころまで咲いているからそうでもなかった。
ナンバンギセル

ナンバンギセルはススキの藪の端っこで咲くことが多く撮りにくいことも多いですがこれはど真ん中なので撮りやすかった。
ナンバンギセル

日が当たっているのでいっそういい色合いになっています。
ナンバンギセル

3株まとまって咲いているのもありました、やはりまだ花期だったか。
ナンバンギセル

あまり長く伸びてないので青空バックとはいかず。
ナンバンギセル

開花直前の蕾もありました。
ナンバンギセル

更に密集状態のもありました、やはりまだ花期真っ只中だったわ。
ナンバンギセル

高さは大体揃っていますが花の向きは特に一定してないかな。
ナンバンギセル

キラキラ感もありほんといい色合いでした。
ナンバンギセル

ハマウツボ科ナンバンギセル属

(9月26日撮影)
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平家蟹

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