2021. 11. 30  
花の頃とは随分イメージの違うダイコンソウの果実
ダイコンソウ(果実)

毛が多いのもありましたがこれは花床に生えている毛だそうです、こちらは果実自体は少なそうな。
ダイコンソウ(果実)

引っ張ってみると簡単に抜けます、果実自体の大きさは3mm程、それより長い花柱が残っています。
ダイコンソウ(果実)

花柱先端が鈎状に曲がってくっつき虫となります、花の頃花柱の途中がS字状に曲がった不思議な構造をしていますが果実期になると納得の構造。
ダイコンソウ(果実)

果実には長毛が生えている、果実と言ってもほぼ果皮だけこれを剥いてもノッペラした種子が出てくるだけ。
ダイコンソウ(果実)

バラ科ダイコンソウ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 29  
滅多に果実をつけないテイカカズラ、ここだけで7,8個つけていました、それでも株全体で咲いた花の数からすれば随分少ない。
テイカカズラ(果実・種子)

赤褐色の細長い果実、必ず2個セットでなります。
テイカカズラ(果実・種子)
(11月12日撮影)

10日後もう一度来てみました、1枚目と同じ場所同じアングル、すっかり空っぽになっていました。
テイカカズラ(果実・種子)

莢が随分大きくなっているような気がする。
テイカカズラ(果実・種子)

捻れまくっています、マメ科ならねじれる力を利用して豆を飛ばすことがありますがこれはそういうことはなさそう。
テイカカズラ(果実・種子)

幸い種子がまだ残っているのがありました。
テイカカズラ(果実・種子)

マメ科は莢の両側に交互に豆が付いていることが多いですがこちらは片側だけについています。
テイカカズラ(果実・種子)

種髪のある種子、種髪の方が下向きになっています、この方が落ちる時種髪が空気抵抗で広がって飛びやすくなるんでしょうか、そうだとしたら素晴らしい工夫。
テイカカズラ(果実・種子)

長さ1.5cm程の細長い種子、表面に網目模様があります。
テイカカズラ(果実・種子)

でも反対側は凹んでいて意外と薄っぺら。
テイカカズラ(果実・種子)

キク科だと冠毛ですがこちらは種髪、元になる起源が違います。キク科の冠毛は棘があるのが多いですがこちらはそれはなく、そのせいか柔らかく絹のような光沢があります。
テイカカズラ(果実・種子)
(11月28日撮影)

キョウチクトウ科テイカカズラ属
2021. 11. 29  
クリスマスツリーのような円錐形がかっこよかったシロザ
シロザ(果実・種子)

穂が赤くなっていますがアカザじゃなくシロザでしょうね。
シロザ(果実・種子)

赤い果実の中に黒い種子が見えています。
シロザ(果実・種子)

モミモミして種子を取り出してみました、まだ緑色の未熟なのもあります。
シロザ(果実・種子)

種子の大きさは1.5mm程、ほぼ円形ですが突起部分があります。
シロザ(果実・種子)

前のは表面が艷やかですがこれは随分凸凹しています、周りに見えている膜状のは種子を包んでいた果皮、モミモミだと種子はとりやすいけどこういうのがなくなってしまいます。
シロザ(果実・種子)

ヒユ科アカザ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 28  
果実になるとオトコエシと区別がつかないオトコオミナエシ、でもこれは間違いなし(笑)
オトコオミナエシ(果実)

円形の翼を持った多数の果実
オトコオミナエシ(果実)

翼は小苞が発達したものだそうです、葉脈を思わせる筋は盛り上がっていて翼の補強材になっているようです。
オトコオミナエシ(果実)

果実正面、丸くなっている部分が花が付いていた跡、果皮が種子と強く結びついた痩果のような果実かと思ったら中に室があって更に小さな種子が入っているそうです、見てみなくては、大きさ2mm程だそうだ。
オトコオミナエシ(果実)

果実は翼に埋もれているんではなく少し離れて浮き上がっています。果柄も見えていて小苞の付き方が分かるかと思います。
オトコオミナエシ(果実)

左側は翼の裏、果実は翼と分離しているんだけど輪郭が見えています。
オトコオミナエシ(果実)

スイカズラ科オミナエシ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 27  
果実をならせているマキエハギ、左の果柄が長く伸びているのが開放花の果実、下のは果実がなっていますが上のは受粉に失敗したのか果実が見当たりません、開放花はこういった危険性があります。
マキエハギ(果実)

茎に沿ってなっているのが閉鎖花の果実、こちらは確実になることが出来ます。
マキエハギ(果実)

枝分かれした先にもなっていますがこれも閉鎖花の果実。
マキエハギ(果実)

開放花の果柄基部にも閉鎖花の果実がなっています、これも開放花の方は果実がなっていない。
マキエハギ(果実)

閉鎖花の果実ドアップ、扁平な広卵形。
マキエハギ(果実)

長さ3mm程、先端が尖っている。
マキエハギ(果実)

果皮には網目模様がある、果皮が種子と強く結びついているので種子単独で取り出せない。
マキエハギ(果実)

左が閉鎖花、右が開放花の果実、普通は遠くに飛ぶ必要のない閉鎖花の方が大きくなるのですがこれは開放花の方がやや大きかった、これ1例ではなんとも言えませんが。因みに”マキエハギ 果実”で検索したらマイブログがトップに出てきた(^^)、余程アップされることが少ないと思われ。
マキエハギ(果実)

マメ科ハギ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 26  
草茫々の休耕田、生えているのはほぼイネ科の野草ですが周辺部で赤っぽく見えているのがヒメジソです。
ヒメジソ(果実)

一株ではないでしょうがこんな群生密集状態のは初めて見ました。
ヒメジソ(果実)

茎は無毛
ヒメジソ(果実)

萼筒上唇中央裂片が尖ってないのでヒメジソのようです。
ヒメジソ(果実)

赤くなった萼筒が綺麗でした、こちらは疎らに毛が生えている。
ヒメジソ(果実)

萼筒内部に黒く見えているのは種子ではなく果実、4分果です。萼筒内部に毛が生えているのでそれが邪魔をしているのかどれにもよく残っていました、1年草だからその場で蒔いても問題なさそうですけどね。
ヒメジソ(果実)

果実を取り出してみました、大きさ1mm強、まるで虫の糞(笑)
ヒメジソ(果実)

網目状の低い凹凸があります、イヌコウジュの果実はやや小さく網目模様がハッキリしています。
ヒメジソ(果実)

シソ科イヌコウジュ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 25  
紅葉していたヤマコウバシ、左に見えているのはヒメウツギ、葉だけの頃は両者は区別がつけにくいけどこの時期は違いが明らか。
ヤマコウバシ

やや黒みがかった紅葉、こういう渋いのもいい。
ヤマコウバシ

赤黄緑と交通信号になっているのもありました。
ヤマコウバシ

既に来年の用意がされています、花と葉が入っている混芽だそうでクロモジ属の中では本種が唯一だそうです。
ヤマコウバシ

すぐそばにあったこれもヤマコウバシのようですが全く紅葉していません、果実も全く無かった。
ヤマコウバシ

更に近くにもありました、紅葉していたから気がついたけど今まで全然気がついてない。
ヤマコウバシ

下から見上げて見ました、ほぼ同じような色合い、紅葉は冬でも残っているそうです。
ヤマコウバシ

最初の株で果実がなっていました、ただ花の数の割には少ない、既に食べられたか落ちたか。
ヤマコウバシ

長い果柄を持ったマスカラのような果実、大きさ5,6mm
ヤマコウバシ

割ってみるとジューシーな果肉でした。
ヤマコウバシ

種子は1個だけでした、表面に緩い凹凸があります、ほぼ球形だが淡緑色の部分がやや尖っている。
ヤマコウバシ

クスノキ科クロモジ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 24  
赤く色づいていたマルバノホロシ、花を撮ったのと同じ場所です。
マルバノホロシ(果実)

時折雨が振り果実が濡れていた。
マルバノホロシ(果実)

果柄の付け根があまり広がらないのが特徴、ヒヨドリジョウゴのは広がる、でも右のはちょっと微妙。
マルバノホロシ(果実)

まだ未熟な緑色のもありました、一斉に色づかないのも野生の特徴。
マルバノホロシ(果実)

近くにもありました、こちらは葉がまだ残っていてマルバノホロシだと分かります、花の頃は気がついてなかった、数が少ないから一つでも多く見つけておきたい。
マルバノホロシ(果実)

同じ果序に緑から赤までありました、中間のが黄色だったら交通信号でよかったのですが。
マルバノホロシ(果実)

内部の種子が透けて見えています、一度撮ったことがあるのでパス、ナス科の種子はあまり面白くないし(^^;)
マルバノホロシ(果実)

ナス科ナス属

(11月12日撮影)
2021. 11. 23  
スギの葉の上になっていた赤い実、トキリマメです。ここはミニ植物園、それぞれの植物に名前が書かれた札が立っていますこれにはありませんでした、開設されて3年目、札を立てた後生えなくなった野草や新たに生えたのもあり名前が合わなくなっているのもあります。
トキリマメ(果実・種子)

赤い鞘に黒い種、鳥を引きつける2色効果を狙った果実
トキリマメ(果実・種子)

一つの鞘に2個の種子が入っています。
トキリマメ(果実・種子)

種子は鞘の端っこに付いています。
トキリマメ(果実・種子)

1個しかないのもありますが一つ落ちたか食べられたか。
トキリマメ(果実・種子)

1個しか入ってないのもあり下のがそうです、豆らしいへそも見えている、鞘に短毛が生えている
トキリマメ(果実・種子)

開く前の鞘は赤が一層鮮やか。
トキリマメ(果実・種子)

葉はタンキリマメに比べた細長いのですがこれは微妙、先端が尖っているのでトキリマメのようです。
トキリマメ(果実・種子)

マメ科カタンキリマメ属

(11月12日撮影)
2021. 11. 22  
竹林から顔を出してた紅葉、赤い実がなっているのでカマツカだと分かりました。
カマツカ(紅葉)

ちょっと渋めの紅葉、ここだけ日が当たっていたのが丁度良かった。
カマツカ(紅葉)

下から見上げて。
カマツカ(紅葉)

真っ赤な果実、花を多く咲かせる割には実の数が少なかった、もう食べられたんでしょうか。
カマツカ(果実・種子)

先端に星型の萼が残っています。
カマツカ(果実・種子)

楕円形ですが先端の方がやや太くなっているのが特徴、まだ花柱の跡が残っている、3本あります。
カマツカ(果実・種子)

カットしてみると中に種子が見えています。
カマツカ(果実・種子)

種子は2個ありました、花柱が3本なので普通3個入っているはずですが1個は育たなかったもよう。
カマツカ(果実・種子)

長さは4,5mm、細かな凹凸がありますが艶もあります。
カマツカ(果実・種子)

バラ科カマツカ属

(11月12日撮影)
プロフィール

平家蟹

  • Author:平家蟹
  • 花盗人の花日記
    へようこそ!!

    ホームページ秋吉台の花々を開設しました。
    個々の植物の記事を花・果実・芽生え等1元的にまとめています(秋吉台以外の花もあり)
FC2ブログランキング

ブログ内検索
Comments...A
<>+-
カレンダー
Pulldown 降順 昇順 年別

10月 | 2021年11月 | 12月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
プルダウンリスト
QRコード
QR