2022.
04.
30
神社のある林の林縁に咲いていたフジ、蔓を見るまでもなく花序からしてノダフジです、野生のはあまりみかけないから撮影。

しかも白花でした、場所からして植えたものじゃないですが純然たる野生かどうか迷うところ。

日が当たってないから白さがあまり映えません。

旗弁基部の斑紋だけ色が残る、残っているというより色が抜けているような。

長い花柄と小さな萼、葉や蔓を撮るのをすっかり忘れてた。

上の方では日が当たっていた、電線邪魔。

望遠で撮影、蔓とは言え他の植物に絡まずこんなに水平に長く伸びているんだから丈夫なものです。

マメ科フジ属
(4月16日撮影)

しかも白花でした、場所からして植えたものじゃないですが純然たる野生かどうか迷うところ。

日が当たってないから白さがあまり映えません。

旗弁基部の斑紋だけ色が残る、残っているというより色が抜けているような。

長い花柄と小さな萼、葉や蔓を撮るのをすっかり忘れてた。

上の方では日が当たっていた、電線邪魔。

望遠で撮影、蔓とは言え他の植物に絡まずこんなに水平に長く伸びているんだから丈夫なものです。

マメ科フジ属
(4月16日撮影)
2022.
04.
29
空き地に咲いていたハハコグサ、ここは1年以上前から空き地だったと思うけど殆ど草が生えておらず裸地の状態、株の様子がよくわかります。

これは多分一株、中央の高くなっているのがまっすぐ伸びた茎で周囲のは基部で横に伸びて先端が直立してきたもの。

黄色い頭花、黄金色と感じるほどではなく。

頭花の中に穴のように開いているのが筒状花

横から見ると2裂した柱頭が僅かに突き出ている、両性花のか雌性花のか、どちらだろ。

多数の葉、多すぎてよく分からず。

同じ空き地にセイタカハハコグサ(右)も咲いていました、本体より影の方がよく分かる。

横からの撮影、セイタカの方が葉が少ないような。そちらも基部で枝分かれして横に伸びるのですがこれはそれが全く見当たりません。

ツーショット、頭花の色の違いがよくわかります、茎もセイタカの方が白っぽいような。

ピントがあってませんが最初の株の周りで幾つも芽生えが見られました。キク科の芽生えは滅多に見られないので撮っておいたけどそれは冬ネタ。

キク科ハハコグサ属
(4月16日撮影)

これは多分一株、中央の高くなっているのがまっすぐ伸びた茎で周囲のは基部で横に伸びて先端が直立してきたもの。

黄色い頭花、黄金色と感じるほどではなく。

頭花の中に穴のように開いているのが筒状花

横から見ると2裂した柱頭が僅かに突き出ている、両性花のか雌性花のか、どちらだろ。

多数の葉、多すぎてよく分からず。

同じ空き地にセイタカハハコグサ(右)も咲いていました、本体より影の方がよく分かる。

横からの撮影、セイタカの方が葉が少ないような。そちらも基部で枝分かれして横に伸びるのですがこれはそれが全く見当たりません。

ツーショット、頭花の色の違いがよくわかります、茎もセイタカの方が白っぽいような。

ピントがあってませんが最初の株の周りで幾つも芽生えが見られました。キク科の芽生えは滅多に見られないので撮っておいたけどそれは冬ネタ。

キク科ハハコグサ属
(4月16日撮影)
2022.
04.
28
おやこんな場所に咲いていたノハカタカラクサ、去年見ていた路地とは別の場所、こっちのほうがずっと近いわ。

茎が赤っぽいのでパッと見てノハカタカラクサだろうなと思いました。

花に生える毛の量もミドリハカタカラクサに比べて少ない。

ミドリハカタカラクサは毛が多いので花柱が見えないこともあるがこれはハッキリ見えている、花柱に比べて柱頭が随分小さい、結実するそうなので種子を見てみなくては。

花の大きさは1cm以下、ミドリハカタカラクサより小さいそうでどこかからミドリハカタカラクサを調達してきて直接比較してみよう。

葉も茎もほぼ無毛、葉は無柄で葉鞘がある。

ツユクサ科ムラサキツユクサ属
(4月16日撮影)

茎が赤っぽいのでパッと見てノハカタカラクサだろうなと思いました。

花に生える毛の量もミドリハカタカラクサに比べて少ない。

ミドリハカタカラクサは毛が多いので花柱が見えないこともあるがこれはハッキリ見えている、花柱に比べて柱頭が随分小さい、結実するそうなので種子を見てみなくては。

花の大きさは1cm以下、ミドリハカタカラクサより小さいそうでどこかからミドリハカタカラクサを調達してきて直接比較してみよう。

葉も茎もほぼ無毛、葉は無柄で葉鞘がある。

ツユクサ科ムラサキツユクサ属
(4月16日撮影)
2022.
04.
27
まだまだ続くご近所シリーズ
こんなとこに大群生していたニョイスミレ、これはちょっと驚いた。

カメラ目線だと大群生ですが実際は3m四方程度、周りも湿っぽい似たような環境なんですが咲いているのはここだけでした。

別名ツボスミレ、スミレの仲間は区別が難しいけどこれは識別しやすい一つ、よく似たアギスミレ等がありますがまず町中で咲くことはないだろうしほぼ意識してない(笑)

前のは上唇が反り返っていますがこれは中間程度

これはそれ程反り返っていない、時間が経つとともに反り返ってくるんでしょうか。

下唇の紫色の条線ドアップ、側弁は有毛。

距は太く短く、白というよりは緑色で地の色でしょうか。

葉の基部は心形、花後は更に切れ込む。

スミレ科スミレ属
(4月16日撮影)
こんなとこに大群生していたニョイスミレ、これはちょっと驚いた。

カメラ目線だと大群生ですが実際は3m四方程度、周りも湿っぽい似たような環境なんですが咲いているのはここだけでした。

別名ツボスミレ、スミレの仲間は区別が難しいけどこれは識別しやすい一つ、よく似たアギスミレ等がありますがまず町中で咲くことはないだろうしほぼ意識してない(笑)

前のは上唇が反り返っていますがこれは中間程度

これはそれ程反り返っていない、時間が経つとともに反り返ってくるんでしょうか。

下唇の紫色の条線ドアップ、側弁は有毛。

距は太く短く、白というよりは緑色で地の色でしょうか。

葉の基部は心形、花後は更に切れ込む。

スミレ科スミレ属
(4月16日撮影)
2022.
04.
26
エノキは公園などでよく見かけますが高木で花が咲いていても手が届きません、それでなくても樹木の花は力が入らないのに(^^;)、これは斜面に生えていた自然木、目の前に花が咲いていたので撮ってみました。

雌雄同株で本年枝の下部に雄花、上部に両性花をつけます。これは雄花、既に花が落ちて花柄だけ残っているのもあればまだ葯が開いていないのもあります。

上部に両性花、雄しべがあるのがハッキリわかります。

雄花は花被片4枚、雄しべも4本、偶に5本のもあります、緑色のはまだ開いていない葯。

緑色の子房から2本の柱頭が出ている両性花

子房の基部に雄しべ、5本あるようです、柱頭は細かな毛状突起があります。

両性花と雄花が隣り合っているのもありました。

葉の裏は葉脈が目立つ。

アサ科エノキ属
(4月12日撮影)

雌雄同株で本年枝の下部に雄花、上部に両性花をつけます。これは雄花、既に花が落ちて花柄だけ残っているのもあればまだ葯が開いていないのもあります。

上部に両性花、雄しべがあるのがハッキリわかります。

雄花は花被片4枚、雄しべも4本、偶に5本のもあります、緑色のはまだ開いていない葯。

緑色の子房から2本の柱頭が出ている両性花

子房の基部に雄しべ、5本あるようです、柱頭は細かな毛状突起があります。

両性花と雄花が隣り合っているのもありました。

葉の裏は葉脈が目立つ。

アサ科エノキ属
(4月12日撮影)
2022.
04.
25
雌雄同株異花のアケビ、ちょっと分かりにくいですが上の雌花の右側にある雄花序が同じ花序、下の2つの雌花は別の花序でこちらも雄花序が背後に見えていますが雄花は少ない。

雄花だけの花序もあります。

全部雄花だけの雄花序、この方がずっと多い。

萼片の目立たないミツバアケビの雄花と比べてこちらはハッキリした萼片があります、雌花よりはだいぶ小さいですが。

葯だけならソックリ、花粉が出始めていますが黄色なら目立つんですが青灰色なので目立ちません。

雌花だけの花序もありました。

ミツバアケビと比べて色が薄い、葉脈を思わせる筋模様があります。

5小葉で全縁、さすがに町中ではゴヨウアケビでは見かけない。

こちらは別の場所、背後は廃屋、毎年葉を茂らせ花を咲かせていますが果実は偶に見る程度、手が届かないけど。

日が当たっているせいか割りと色が濃い。雌しべの付け根に見えている突起は雄しべの痕跡。

萼片が脱落し雌しべだけが残っていました。

アケビ科アケビ属
(4月12日撮影)

雄花だけの花序もあります。

全部雄花だけの雄花序、この方がずっと多い。

萼片の目立たないミツバアケビの雄花と比べてこちらはハッキリした萼片があります、雌花よりはだいぶ小さいですが。

葯だけならソックリ、花粉が出始めていますが黄色なら目立つんですが青灰色なので目立ちません。

雌花だけの花序もありました。

ミツバアケビと比べて色が薄い、葉脈を思わせる筋模様があります。

5小葉で全縁、さすがに町中ではゴヨウアケビでは見かけない。

こちらは別の場所、背後は廃屋、毎年葉を茂らせ花を咲かせていますが果実は偶に見る程度、手が届かないけど。

日が当たっているせいか割りと色が濃い。雌しべの付け根に見えている突起は雄しべの痕跡。

萼片が脱落し雌しべだけが残っていました。

アケビ科アケビ属
(4月12日撮影)
2022.
04.
24
道路脇の斜面に群生していたミヤコグサ

殆どで2個の花序でした。

僅かに3個のもあった、なのでミヤコグサと判断、セイヨウミヤコグサは3-7個、でもこれは決定打にはなりません。

萼裂片が萼筒より長い、セイヨウミヤコグサは同長か短い、これも長さの違いは微妙です。毛の有無は参考にならないようです。

翼弁と比較して大きな旗弁、基部に控えめな筋状の斑紋。

背後から光が透けてまた違った雰囲気、左側の翼弁の内側に竜骨弁のシルエットが見えています、2枚目で翼弁が開いて竜骨弁が見えていますが写していたのはそれだけだった。

普通5小葉、基部に小さな小葉が見えていますが托葉は無いか微小だそうでそれも小葉かもしれない。

マメ科ミヤコグサ属
(4月12日撮影)

殆どで2個の花序でした。

僅かに3個のもあった、なのでミヤコグサと判断、セイヨウミヤコグサは3-7個、でもこれは決定打にはなりません。

萼裂片が萼筒より長い、セイヨウミヤコグサは同長か短い、これも長さの違いは微妙です。毛の有無は参考にならないようです。

翼弁と比較して大きな旗弁、基部に控えめな筋状の斑紋。

背後から光が透けてまた違った雰囲気、左側の翼弁の内側に竜骨弁のシルエットが見えています、2枚目で翼弁が開いて竜骨弁が見えていますが写していたのはそれだけだった。

普通5小葉、基部に小さな小葉が見えていますが托葉は無いか微小だそうでそれも小葉かもしれない。

マメ科ミヤコグサ属
(4月12日撮影)
2022.
04.
23
公園で多くの花を咲かせていたヘビイチゴ

花だけ見ると他の仲間と区別がつかない。

上からだと副萼片が見えないが横からだと見えています、雄しべの付け根に蜜が見えている。

先端が尖っているのが萼片、丸っぽいのが副萼片、大きさに特に違いはない、ヤブヘビイチゴは副萼片が大きい、迷うのもあるけど。

葉も違いがありこちらの方が若々しいというか弱々しい。

既に果実も出来ていました、まだ毛のような花柱が残っている、副萼片は開いたままだが萼片は果実を包んでいる。

バラ科キジムシロ属
(4月12日撮影)

花だけ見ると他の仲間と区別がつかない。

上からだと副萼片が見えないが横からだと見えています、雄しべの付け根に蜜が見えている。

先端が尖っているのが萼片、丸っぽいのが副萼片、大きさに特に違いはない、ヤブヘビイチゴは副萼片が大きい、迷うのもあるけど。

葉も違いがありこちらの方が若々しいというか弱々しい。

既に果実も出来ていました、まだ毛のような花柱が残っている、副萼片は開いたままだが萼片は果実を包んでいる。

バラ科キジムシロ属
(4月12日撮影)
2022.
04.
22
カラスノエンドウに取り囲まれて咲いていたハルジオン

根生葉と花茎を伸ばしている様子が分かる1枚

草丈の割に根生葉は小さい。

舌状花は糸状と言えるほど細い、ヒメジョオンはやや幅広い。

蕾の頃は項垂れるように下を向く、ヒメジョオンは項垂れない。

開花直前の蕾、渡来したころは赤い花が多かったそうですが今は白い花が多いそうです。

4枚目と同じ花の裏側、だいぶ赤みが残っています。

1枚の舌状花に1本の雌しべがあるので周辺の雌しべの数も多い、筒状花の雌しべとは大きさも色も違う。

葉の基部は半ば茎を抱く、ヒメジョオンは抱かない、茎に毛が多い。

カメムシが訪問中、大小あるけど違う種でしょうか、もう調べる気にもなれず。

この公園にはたくさん咲いていました。住宅街の中の割と広い公園だけど人はあまり来ないし草茫々にもなっておらず野草的には好ましい場所。

キク科ムカシヨモギ属
(4月12日撮影)

根生葉と花茎を伸ばしている様子が分かる1枚

草丈の割に根生葉は小さい。

舌状花は糸状と言えるほど細い、ヒメジョオンはやや幅広い。

蕾の頃は項垂れるように下を向く、ヒメジョオンは項垂れない。

開花直前の蕾、渡来したころは赤い花が多かったそうですが今は白い花が多いそうです。

4枚目と同じ花の裏側、だいぶ赤みが残っています。

1枚の舌状花に1本の雌しべがあるので周辺の雌しべの数も多い、筒状花の雌しべとは大きさも色も違う。

葉の基部は半ば茎を抱く、ヒメジョオンは抱かない、茎に毛が多い。

カメムシが訪問中、大小あるけど違う種でしょうか、もう調べる気にもなれず。

この公園にはたくさん咲いていました。住宅街の中の割と広い公園だけど人はあまり来ないし草茫々にもなっておらず野草的には好ましい場所。

キク科ムカシヨモギ属
(4月12日撮影)
2022.
04.
21
去年ここで見つけたクサノオウ、今年も咲いていたが数が少なくなっているような。

一つの花序の中に蕾から果実までいろんな状態のが揃ってます、蕾は撮影時は気が付かず。

花盛りの状態、雄しべと子房を含めた雌しべはほぼ同長

子房はクネクネ曲がっていることも多い。

これは子房が伸び始めている。

雄しべが脱落、萎れずそのままの状態で落ちています。

未熟な果実状態、先端に柱頭が残っていて2裂しています。

まっすぐ伸びた果実、2室からなります、種子を見なくては。

葉は1-2回羽状に裂ける、裂片先端は丸い。

茎に長毛が多い、疎らなのもありますが何が違うんだろ。

果実を割ってみました、押すと簡単に割れます、2室なので果皮も2枚。

種子はまだ未熟でした、エライオソームがついているそうですが見当たらず。小さいのは未受精の種子でしょうか。

ケシ科クサノオウ属
(4月12日撮影)

一つの花序の中に蕾から果実までいろんな状態のが揃ってます、蕾は撮影時は気が付かず。

花盛りの状態、雄しべと子房を含めた雌しべはほぼ同長

子房はクネクネ曲がっていることも多い。

これは子房が伸び始めている。

雄しべが脱落、萎れずそのままの状態で落ちています。

未熟な果実状態、先端に柱頭が残っていて2裂しています。

まっすぐ伸びた果実、2室からなります、種子を見なくては。

葉は1-2回羽状に裂ける、裂片先端は丸い。

茎に長毛が多い、疎らなのもありますが何が違うんだろ。

果実を割ってみました、押すと簡単に割れます、2室なので果皮も2枚。

種子はまだ未熟でした、エライオソームがついているそうですが見当たらず。小さいのは未受精の種子でしょうか。

ケシ科クサノオウ属
(4月12日撮影)