2022. 05. 08  
葉は大きいし特徴的なので目立つフタバアオイ、でも花は葉の下につけるので目立ちません。
フタバアオイ

名前の通り葉は2枚、葉腋から長い花柄を伸ばして下向きに花を咲かせる、この仲間としては例外的に花が赤い。
フタバアオイ

これは萼片、上部が3裂し反り返って後部を包みます。
フタバアオイ

蕾の頃は毛だらけ、既に上部と下部に分かれているのがわかります。
フタバアオイ

正面から見るとまるでキノコ
フタバアオイ

柱頭は5裂、周りを雄しべの葯が取り囲む、白い花粉が出ていますが外側に出ているので一応自家受粉を防いでいるよう。
フタバアオイ

約も花糸も赤紫色
フタバアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属

(4月24日撮影)
2022. 05. 08  
特徴的な葉と白い花が目立つバイカイカリソウ、奥の方にあるのでここまでは行きます。後ろにミヤマカタバミの葉があるが咲いてなかった。
バイカイカリソウ

下向きに花を咲かせる、水平に広がるのが萼片で内側に筒状になっているのが花弁、距はない。手前に花被片が落ちて露出した子房と花柱が見えている。
バイカイカリソウ

下から覗き込み、雨が降っているし水滴が落ちてレンズにかかるのが怖いので真下から覗けない。
バイカイカリソウ

ちょっと横を向いてもらいました、内部に5本の雄しべ、柱頭がやや膨らむ、構造はスイセンに似ています。
バイカイカリソウ

更に進むと花つきのいいのが出てきます、最初から出てくれ。
バイカイカリソウ

まだ蕾も見えています、蕾にある茶色いのも萼片、花が開く頃は落ちてなくなります。
バイカイカリソウ

主脈に対して左右非対称の葉。背後の苔がとても綺麗でした。
バイカイカリソウ

メギ科イカリソウ属

(4月24日撮影)
2022. 05. 08  
ハコベ属の中では花が大きく目立つミヤマハコベ、画面下にセントウソウの葉やヤエムグラ属の花がありますが雨の中では面倒なのでパス。
ミヤマハコベ

大きさ1cm程、茎の先端に一つだけ花をつける。
ミヤマハコベ

5枚の花弁が深裂するので10枚に見える、雨粒がポツンポツン
ミヤマハコベ

柱頭は3裂、先端が曲がり微突起がある、1本は雨粒がかかっています。
ミヤマハコベ

萼片に長毛、花柄に片側だけに1列に毛が生える。
ミヤマハコベ

もっと多く咲いている場所もありました、こちらを先に見つければ前のは撮らなかっただろうに。
ミヤマハコベ

柱頭が3本見えますがあまり開いていません。
ミヤマハコベ

雨のせいで花弁が半透明になっていました、花弁が半透明になるのはサンカヨウが有名ですがトチカガミホタルブクロでも見たことがあります。
ミヤマハコベ

ナデシコ科ハコベ属

(4月24日撮影)
2022. 05. 08  
ヒトリシズカはもうアップしているのでパスつもりでしたが白い花糸が細長く見えひょっとしてキビヒトリシズカかなと思って撮ってみました。
ヒトリシズカ

白いのは花糸で3本あります、その基部に葯がついてますがヒトリシズカは3個、キビヒトリシズカは4個で外側の花糸に2個づつつくそうでこれは1個づつしかついてないからヒトリシズカでした、残念。
ヒトリシズカ

まとまって咲いているのもありましたがここ全体ではそれ程多くはなかった。
ヒトリシズカ

花に雨粒がかかっています、とても花には見えませんが。
ヒトリシズカ

ここも葯は1個づつ
ヒトリシズカ

透明感のある柱頭、そもそもキビヒトリシズカは雌しべが見えづらいそうです。
ヒトリシズカ

センリョウ科チャラン属

(4月24日撮影)
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平家蟹

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