2022.
06.
30
そこそこ咲いていたヤマトウバナ、他にチヂミザサ、フユイチゴ、ミズヒキ、アカソの仲間の葉が見えています。

萼筒に短毛が生えるそうですがこれは無毛のように見えます、イヌトウバナは長毛が生える。

下唇は3裂、上唇2裂、長短2組の雄しべ、短い方の葯はピンク色、長い方は白いそうで中央に見えているのがそれかもしれない。

花の奥に紫色の斑紋、前野と同じ花ですがピントの合わせ方で随分違います。

下唇中央裂片は浅く裂ける。

横から見ても柱頭は見えてないかな、こちらは長い方の葯がピンク色に見える。花筒外側からも斑紋が見えています。

葉は長卵形〜卵状長楕円形、はっきりした鋸歯がある。

裏はやや紫色を帯びている、多数の腺点、縁や脈上に毛が生えている。

シソ科トウバナ属
(6月17日撮影)

萼筒に短毛が生えるそうですがこれは無毛のように見えます、イヌトウバナは長毛が生える。

下唇は3裂、上唇2裂、長短2組の雄しべ、短い方の葯はピンク色、長い方は白いそうで中央に見えているのがそれかもしれない。

花の奥に紫色の斑紋、前野と同じ花ですがピントの合わせ方で随分違います。

下唇中央裂片は浅く裂ける。

横から見ても柱頭は見えてないかな、こちらは長い方の葯がピンク色に見える。花筒外側からも斑紋が見えています。

葉は長卵形〜卵状長楕円形、はっきりした鋸歯がある。

裏はやや紫色を帯びている、多数の腺点、縁や脈上に毛が生えている。

シソ科トウバナ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
30
岩の割れ目に咲いていたコナスビ、気紛れで撮ってみました。

花自体は好きなんですが数は多いし本来の花期以外で咲いていることもよくあります、ここではあまり見かけませんでしたが。

これでオカトラノオ属か、あの花序があってのあの名前なんですけどね。

背景の石の方が気になりました、火山灰の中を雨が降ると灰が丸く固まって小さな石になるのを火山豆石と呼ぶそうですがそれでしょうか。

既に未熟な果実ができています、花柱が残り毛が生えています。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)

花自体は好きなんですが数は多いし本来の花期以外で咲いていることもよくあります、ここではあまり見かけませんでしたが。

これでオカトラノオ属か、あの花序があってのあの名前なんですけどね。

背景の石の方が気になりました、火山灰の中を雨が降ると灰が丸く固まって小さな石になるのを火山豆石と呼ぶそうですがそれでしょうか。

既に未熟な果実ができています、花柱が残り毛が生えています。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
30
岩の上に群生していたユキノシタ、往路でも見ていたけどその時はパス、でもメインルートで全く見かけなかったので復路で撮影。

木漏れ日が当たっていてちょうどいい雰囲気でした。

それにしても他では全く見かけなかったのになんでここだけこんなに群生?

3mくらいまでしか接近できなかったので手を伸ばして撮影、やはりブレている。

ユキノシタ科ユキノシタ属
これだけでは寂しいのでおまけ、脇道で見かけたコショウノキの果実、これもメインルートでは見かけなかった。

こちらも脇道で生えていたマツカゼソウ、これは花が咲いて無くてもわかります、花期は8月か、また来なくちゃ。

(6月17日撮影)

木漏れ日が当たっていてちょうどいい雰囲気でした。

それにしても他では全く見かけなかったのになんでここだけこんなに群生?

3mくらいまでしか接近できなかったので手を伸ばして撮影、やはりブレている。

ユキノシタ科ユキノシタ属
これだけでは寂しいのでおまけ、脇道で見かけたコショウノキの果実、これもメインルートでは見かけなかった。

こちらも脇道で生えていたマツカゼソウ、これは花が咲いて無くてもわかります、花期は8月か、また来なくちゃ。

(6月17日撮影)
2022.
06.
29
脇道に逸れて見つけたツルアリドオシ、かなり長い脇道でしたが花らしい花はこれだけでした。

2個セットで咲く花、去年の赤い果実が残っています、木漏れ日が当たっていてちょうどいいと思ったけど完全に白飛び。

雄しべが突き出た短花柱花、花冠内側には白毛が密生する。

別の場所でたくさん咲いているのを見つけました。

こちらは長花柱花、雌しべが突き出ているが雄しべは見えていない、やはり2個セットで咲く。

左の花は蕊が見えていません、長短がセットで咲くわけはないから蕊がとれたんでしょうか、ここも木漏れ日が当たって白飛び気味。

これは光の当たり具合がちょうどよかった、柱頭が4裂、ただ白毛が全くありません。

これも木漏れ日があたっているけどいい具合に撮れました、ここのはどれも白毛がなかった。

花の奥に短い雄しべの葯が見えています。

アカネ科ツルアリドオシ属
(6月17日撮影)

2個セットで咲く花、去年の赤い果実が残っています、木漏れ日が当たっていてちょうどいいと思ったけど完全に白飛び。

雄しべが突き出た短花柱花、花冠内側には白毛が密生する。

別の場所でたくさん咲いているのを見つけました。

こちらは長花柱花、雌しべが突き出ているが雄しべは見えていない、やはり2個セットで咲く。

左の花は蕊が見えていません、長短がセットで咲くわけはないから蕊がとれたんでしょうか、ここも木漏れ日が当たって白飛び気味。

これは光の当たり具合がちょうどよかった、柱頭が4裂、ただ白毛が全くありません。

これも木漏れ日があたっているけどいい具合に撮れました、ここのはどれも白毛がなかった。

花の奥に短い雄しべの葯が見えています。

アカネ科ツルアリドオシ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
29
たくさん咲いていたオオハンゲ

長い花柄に仏炎苞、それより更に長い付属体、全体像を撮るのは難しい。

羽を広げた首の長い鶴、と思うのはさすがに無理か。

仏炎苞開口部、マムシグサのような蓋のようなのはありません。

仏炎苞の先端が付属体を支えているように見えます、同じような長い付属体を持つナンゴクウラシマソウは接触していない。

仏炎苞を上から、縁が反っています。

仏炎苞付け根には通路のような穴が開いています、ここから昆虫が出てくる、マムシグサは雌株では閉じていますがこちらは異株ではないのでそのようなことはないようです。

3小葉のように見えますがこれは単葉で3深裂、よく似たカラスビシャクは完全に分離した3小葉です。

花柄が折れて駄目になった花がありました。

カットしてみました、下に雌性部、上に雄性部があります。

雄性部だがとても雄しべとは思えない。

拡大、葯室は長く隙間から開く、だそうです。

雄性部と雌性部の間にくびれがあり上から入った昆虫を一方通行にしています。しかしこの構造だと自分自身の花粉を雌しべにつけそう。

虫の卵のような雌性部、マムシグサと違い仏炎苞片側についています。

子房から短い花柱、柱頭が僅かに膨らんでいる。

サトイモ科ハンゲ属
(6月17日撮影)

長い花柄に仏炎苞、それより更に長い付属体、全体像を撮るのは難しい。

羽を広げた首の長い鶴、と思うのはさすがに無理か。

仏炎苞開口部、マムシグサのような蓋のようなのはありません。

仏炎苞の先端が付属体を支えているように見えます、同じような長い付属体を持つナンゴクウラシマソウは接触していない。

仏炎苞を上から、縁が反っています。

仏炎苞付け根には通路のような穴が開いています、ここから昆虫が出てくる、マムシグサは雌株では閉じていますがこちらは異株ではないのでそのようなことはないようです。

3小葉のように見えますがこれは単葉で3深裂、よく似たカラスビシャクは完全に分離した3小葉です。

花柄が折れて駄目になった花がありました。

カットしてみました、下に雌性部、上に雄性部があります。

雄性部だがとても雄しべとは思えない。

拡大、葯室は長く隙間から開く、だそうです。

雄性部と雌性部の間にくびれがあり上から入った昆虫を一方通行にしています。しかしこの構造だと自分自身の花粉を雌しべにつけそう。

虫の卵のような雌性部、マムシグサと違い仏炎苞片側についています。

子房から短い花柱、柱頭が僅かに膨らんでいる。

サトイモ科ハンゲ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
29
ウワバミソウかなと思って撮ってみました、ヤマトキホコリとそっくりですがウワバミソウの花期が4-9月なのに対してヤマトキホコリは8-10月、でも少し重なっている。

花は咲いています、葉先はこちらが尖るのに対してヤマトキホコリはそれ程ではない、でも違いは微妙な気がする。

雌雄異花でこれは雌花、春に雄花が咲きその頃は有柄だが雌花だと柄が殆ど無い。

白く糸状に見えているのが柱頭でしょうか。

雌花序も短い柄があるそうだがどうでしょう、線形の小苞が見えています、ヤマトキホコリは書かれてないけどないのでしょうか。

葉の裏は白っぽい、左右非対称、これもヤマトキホコリと同じ。

イラクサ科ウワバミソウ属
(6月17日撮影)

花は咲いています、葉先はこちらが尖るのに対してヤマトキホコリはそれ程ではない、でも違いは微妙な気がする。

雌雄異花でこれは雌花、春に雄花が咲きその頃は有柄だが雌花だと柄が殆ど無い。

白く糸状に見えているのが柱頭でしょうか。

雌花序も短い柄があるそうだがどうでしょう、線形の小苞が見えています、ヤマトキホコリは書かれてないけどないのでしょうか。

葉の裏は白っぽい、左右非対称、これもヤマトキホコリと同じ。

イラクサ科ウワバミソウ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
28
目の前に咲いていた花ムラサキマユミ、枝が垂れ下がっていて気が付きました、果実は県外で見ていましたが花を見るのは初めてでした。

見上げると本体が、大きな葉の割に茎が細い。

手を伸ばして撮影、岩の上に生えていたので高くなっていますが実際は30-70cm程度の小低木です。

本年枝の先端の葉の葉腋から花序を伸ばす、まだ蕾が多く一斉に咲くことはないんでしょうか。

暗赤紫色の花、5数性でマユミやコマユミよりツリバナに似ています。

花盤の周囲に蜜が出ているようです。

花盤から雌しべや雄しべが僅かに突き出ている。

花弁は反り返る、内側に更に小さい萼片がある。

葉は対生し艶がある、披針形ないし長楕円形。

ニシキギ科ニシキギ属
(6月17日撮影)

見上げると本体が、大きな葉の割に茎が細い。

手を伸ばして撮影、岩の上に生えていたので高くなっていますが実際は30-70cm程度の小低木です。

本年枝の先端の葉の葉腋から花序を伸ばす、まだ蕾が多く一斉に咲くことはないんでしょうか。

暗赤紫色の花、5数性でマユミやコマユミよりツリバナに似ています。

花盤の周囲に蜜が出ているようです。

花盤から雌しべや雄しべが僅かに突き出ている。

花弁は反り返る、内側に更に小さい萼片がある。

葉は対生し艶がある、披針形ないし長楕円形。

ニシキギ科ニシキギ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
28
岩の割れ目に咲いていたタカネマンネングサ、それまでも葉は幾つも見ていましたがやっと花が咲いているのがありました。

ほぼ垂直の岩壁、茎が上向きに伸びています。

これは茎が随分赤い。

中央のが茎頂部で最初に咲いた花、そこから枝分かれしその先で更に枝分かれしながら花をつけます。

咲き始め、雄しべの葯は橙赤色を帯びる。

タカネマンネングサは心皮が3なのが特徴ですがこれはどれも5でした,でも広島大学デジタルミュージアムでは広島県のは5だとか、秋吉台でも3と5が混成していたしここも5でも問題ないか。

赤い葯が黄色い花弁に映えています、花弁の間に小さく見えているのが萼片か、今まで見てきたけど気がついてなかった。

花粉が出始めています、両側から出ている。

花をつけない無花枝、これもバラの花のように見えます。

ベンケイソウ科マンネングサ属
(6月17日撮影)

ほぼ垂直の岩壁、茎が上向きに伸びています。

これは茎が随分赤い。

中央のが茎頂部で最初に咲いた花、そこから枝分かれしその先で更に枝分かれしながら花をつけます。

咲き始め、雄しべの葯は橙赤色を帯びる。

タカネマンネングサは心皮が3なのが特徴ですがこれはどれも5でした,でも広島大学デジタルミュージアムでは広島県のは5だとか、秋吉台でも3と5が混成していたしここも5でも問題ないか。

赤い葯が黄色い花弁に映えています、花弁の間に小さく見えているのが萼片か、今まで見てきたけど気がついてなかった。

花粉が出始めています、両側から出ている。

花をつけない無花枝、これもバラの花のように見えます。

ベンケイソウ科マンネングサ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
28
前回4月下旬に来た時多く見かけたこの葉、てっきりコバギボウシかと思っていましたがオオバギボウシのようでした。

葉は多く見かけるが花は全く見かけずもう終わっているのかと思っていたらやっと咲いているのを見つけました。

先端に見えるのは苞の集まり、初め見かけていたのはこのようなのばかりですっかり花後だと思っていた(汗)

花自体はコバギボウシとそれ程変わらないような、秋吉台のオオバギボウシは結構大きく見えたんですが。

小さな柱頭、微特記があります、完全に白飛び、右側のは昆虫の触覚かもしれない。

これが一番最初に見つけた花、やっと咲き残りがあったと思って夢中になって撮ったけど咲き始めだったようです。

花被片は内と外に分かれる、コバギボウシは青紫色を帯びる。

雄しべも雌しべも内側を向く、蝶などの大きな昆虫を相手。

半透明の花被片、縁の方は膜状、大きい方が外花被片で小さい方が内花被片。

キジカクシ科ギボウシ属
(6月17日撮影)

葉は多く見かけるが花は全く見かけずもう終わっているのかと思っていたらやっと咲いているのを見つけました。

先端に見えるのは苞の集まり、初め見かけていたのはこのようなのばかりですっかり花後だと思っていた(汗)

花自体はコバギボウシとそれ程変わらないような、秋吉台のオオバギボウシは結構大きく見えたんですが。

小さな柱頭、微特記があります、完全に白飛び、右側のは昆虫の触覚かもしれない。

これが一番最初に見つけた花、やっと咲き残りがあったと思って夢中になって撮ったけど咲き始めだったようです。

花被片は内と外に分かれる、コバギボウシは青紫色を帯びる。

雄しべも雌しべも内側を向く、蝶などの大きな昆虫を相手。

半透明の花被片、縁の方は膜状、大きい方が外花被片で小さい方が内花被片。

キジカクシ科ギボウシ属
(6月17日撮影)
2022.
06.
27
たくさん咲いていたヤマアジサイ、と言ってもこの辺りに集中的に咲いていました。

クサアジサイを期待したけど違ってた、クサアジサイの花期は少し遅く7-9月。

装飾花、大きいのは萼片

4枚のもあります。

装飾花でも生殖花があります、青く小さいのが花弁、雄しべや3裂した柱頭も見えていますが結実するんでしょうか。

生殖花、花弁は殆ど落ちていますが花糸も子房も花柄もみな濃青色。

中央に雄しべが落ちて3本の花柱が残った花があります。

赤っぽい花もありました。

装飾花がないのもありました、花弁が赤くなっているようです。

葉は対生し広楕円形~超楕円形、細鋸歯がある、水滴がかかっていますが艶はない、ガクアジサイは厚くて光沢がある。

葉の裏、支脈付け根に白いものが見えていますが毛叢という毛の塊のようです。

アジサイ科アジサイ属
(6月17日撮影)

クサアジサイを期待したけど違ってた、クサアジサイの花期は少し遅く7-9月。

装飾花、大きいのは萼片

4枚のもあります。

装飾花でも生殖花があります、青く小さいのが花弁、雄しべや3裂した柱頭も見えていますが結実するんでしょうか。

生殖花、花弁は殆ど落ちていますが花糸も子房も花柄もみな濃青色。

中央に雄しべが落ちて3本の花柱が残った花があります。

赤っぽい花もありました。

装飾花がないのもありました、花弁が赤くなっているようです。

葉は対生し広楕円形~超楕円形、細鋸歯がある、水滴がかかっていますが艶はない、ガクアジサイは厚くて光沢がある。

葉の裏、支脈付け根に白いものが見えていますが毛叢という毛の塊のようです。

アジサイ科アジサイ属
(6月17日撮影)