2022.
07.
31
藪の中に咲いていたキンミズヒキ、やはり緑の中に黄色い花は目立ちます。

スクっと真っすぐ立っていました、これで1m近くあったでしょうか。

花の密集度からこれはもうヒメではなくキンミズヒキ。

雄しべは10本くらいありますが多少増減があります、子房から2本の花柱が伸びている。

横から見ても花柱はそれ程伸びていない、柱頭が僅かに膨らんでいる。

花が終わる頃雄しべが雌しべに巻き付くように丸まってくる、花弁も閉じてくる。

蕾の頃の方が将来のくっつき虫の様子がわかります。

葉は5-9枚の小葉からなる、大きな小葉の間に小さな小葉、ヒメキンミズヒキは葉が丸みを帯びる。

葉の基部に大きな托葉

茎には開出毛が多い、短毛も密生しているようです。

バラ科キンミズヒキ属
(7月17日撮影)

スクっと真っすぐ立っていました、これで1m近くあったでしょうか。

花の密集度からこれはもうヒメではなくキンミズヒキ。

雄しべは10本くらいありますが多少増減があります、子房から2本の花柱が伸びている。

横から見ても花柱はそれ程伸びていない、柱頭が僅かに膨らんでいる。

花が終わる頃雄しべが雌しべに巻き付くように丸まってくる、花弁も閉じてくる。

蕾の頃の方が将来のくっつき虫の様子がわかります。

葉は5-9枚の小葉からなる、大きな小葉の間に小さな小葉、ヒメキンミズヒキは葉が丸みを帯びる。

葉の基部に大きな托葉

茎には開出毛が多い、短毛も密生しているようです。

バラ科キンミズヒキ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
31
咲き始めていたサイヨウシャジン、秋吉台だとほぼパスですが平尾台の最初くらいは撮らなくちゃ。

花冠から雌しべが長月出ている、下のは柱頭が開いていない雄性期、上のは柱頭が開いた雌性期の花。

花柱は花冠より更に濃い青紫、毛が生えている、先端に向かって広がってきている。

柱頭は3裂、ピントを合わせるのが難しい。

葉は3,4輪制ですがこれは上の方で互生しています。サイヨウは細葉ですがあまり細くない。

キキョウ科ツリガネニンジン属
(7月17日撮影)

花冠から雌しべが長月出ている、下のは柱頭が開いていない雄性期、上のは柱頭が開いた雌性期の花。

花柱は花冠より更に濃い青紫、毛が生えている、先端に向かって広がってきている。

柱頭は3裂、ピントを合わせるのが難しい。

葉は3,4輪制ですがこれは上の方で互生しています。サイヨウは細葉ですがあまり細くない。

キキョウ科ツリガネニンジン属
(7月17日撮影)
2022.
07.
31
もうヤマハッカが咲いていた、秋の花ですが7月頃から咲き始めます、この日見かけたのはこの一株だけのこの一つの花だけ。

なんだか変な色だと思ったら昆虫が訪問、もう上下は関係なし。

一つだけだったからとりあえず撮ってみたけどこういう時に限って鮮明に撮れている、上唇が4裂、紫色の筋が美しい。

横から見ると花筒外側に毛が生えている、茎は四角でこちらも毛が多い。

シソ科ヤマハッカ属
(7月17日撮影)

なんだか変な色だと思ったら昆虫が訪問、もう上下は関係なし。

一つだけだったからとりあえず撮ってみたけどこういう時に限って鮮明に撮れている、上唇が4裂、紫色の筋が美しい。

横から見ると花筒外側に毛が生えている、茎は四角でこちらも毛が多い。

シソ科ヤマハッカ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
30
葉が特徴的なハスノハカズラ、これもすぐわかりました。

雌雄異株でこれは雌株、秋吉台では雄株しか見てなかったから丁度良かった。

まるで小さなイソギンチャク、棘のように出ているのが花柱で5本程度あるようです。

丸い子房の廻りに膜のように見えているのが花弁と萼片でそれぞれ3,4枚ずつあります。

既に果実が出来ているのもありました、秋になると赤く色づきます。

葉柄が葉の内側についていて蓮の葉に似ているから蓮の葉葛

裏から見るとよりハッキリ、葉柄は葉の端に着くのが殆どでこういうのはごく少数派、発生学的には葉と葉柄が一直線の方がこのように3次元的構造を持つのより簡単そうに思えますが、ひょっとして心形に深く切れ込んだ部分がくっついて合着したか、と素人考えを膨らますのも楽しい(笑)

ヌルデはオニドコロも見えています、どれも雌雄異株、まー偶然ですが。

ツヅラフジ科ハスノハカズラ属
(7月17日撮影)

雌雄異株でこれは雌株、秋吉台では雄株しか見てなかったから丁度良かった。

まるで小さなイソギンチャク、棘のように出ているのが花柱で5本程度あるようです。

丸い子房の廻りに膜のように見えているのが花弁と萼片でそれぞれ3,4枚ずつあります。

既に果実が出来ているのもありました、秋になると赤く色づきます。

葉柄が葉の内側についていて蓮の葉に似ているから蓮の葉葛

裏から見るとよりハッキリ、葉柄は葉の端に着くのが殆どでこういうのはごく少数派、発生学的には葉と葉柄が一直線の方がこのように3次元的構造を持つのより簡単そうに思えますが、ひょっとして心形に深く切れ込んだ部分がくっついて合着したか、と素人考えを膨らますのも楽しい(笑)

ヌルデはオニドコロも見えています、どれも雌雄異株、まー偶然ですが。

ツヅラフジ科ハスノハカズラ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
30
初めこれを見た時腐ったオオシシウドかと思いましたがいや待てノダケがあるじゃないかと思いました。今まで県外で一度見たきりなのでこれはよかった、この日オオシシウドはあちこちで見かけましたがノダケはこれ一つだけでした。

茎先端の花序は果実期になりつつありますが枝分かれした花序は花盛りでした。

暗紫色の花、初めはもう花が終わっているかと思いましたがむしろこれは開いていない花だった。

光の当て方次第では鮮やかな赤色

初めは丸まっておさまっていた雄しべがポンと跳ねるように伸びてきます、約から花粉が出ている。

花弁は5枚、雄しべは5本、花糸も暗紫色、右下の鼻で花盤から花柱が2個見えています。

花弁と雄しべが押して緑色の子房が残っている、2裂した花盤と花柱が見えているがまだ伸びていない。

雌性期の花、花柱が伸びてきている、子房が膨らみ始めているのもあります。

これは葉柄で袋状に膨らむ、先端に葉の痕跡が残っている。

葉は3出羽状複葉、藪の中でちと撮りにくかった。

セリ科シシウド属
(7月17日撮影)

茎先端の花序は果実期になりつつありますが枝分かれした花序は花盛りでした。

暗紫色の花、初めはもう花が終わっているかと思いましたがむしろこれは開いていない花だった。

光の当て方次第では鮮やかな赤色

初めは丸まっておさまっていた雄しべがポンと跳ねるように伸びてきます、約から花粉が出ている。

花弁は5枚、雄しべは5本、花糸も暗紫色、右下の鼻で花盤から花柱が2個見えています。

花弁と雄しべが押して緑色の子房が残っている、2裂した花盤と花柱が見えているがまだ伸びていない。

雌性期の花、花柱が伸びてきている、子房が膨らみ始めているのもあります。

これは葉柄で袋状に膨らむ、先端に葉の痕跡が残っている。

葉は3出羽状複葉、藪の中でちと撮りにくかった。

セリ科シシウド属
(7月17日撮影)
2022.
07.
30
道端に群生していたワルナスビ、右側は車が通る道ですが左は藪、その境目辺りにこれに限らずいろんな野草が生えてきます、右は舗装されているから論外だけど左の藪も背の低い野草にとっては光が当たらないなど色々都合が悪い、探す方にとっても藪の中は都合が悪い。

嫌われ者ですが個人的には好きな花です。

普通淡紫色の花ですがここのはほぼ白花ばかりでした、シロバナワルナスビと言うそうですがわざわざ区別する程のものかな、背後に蕾も見えていますが淡紫色になっています。

これは背後が淡紫色、でも表側から見ると白花でした。

バナナのような葯、短い花糸が見えています、雄しべの間から長い雌しべ、先端の柱頭が濃い緑色になっている。

萼片や花柄に長毛が生える。

ワルナスビといえばやはり何と言ってもこの棘ですね、トゲナスビと言っても良さそう、長毛も生えています。

葉柄や葉の裏の脈上にも棘がある、隠すあたりはやはり悪だ(笑)、でも葉脈に棘がある植物はたいてい裏側ですね、上側にあるのがあったかな。

ナス科ナス属
(7月17日撮影)

嫌われ者ですが個人的には好きな花です。

普通淡紫色の花ですがここのはほぼ白花ばかりでした、シロバナワルナスビと言うそうですがわざわざ区別する程のものかな、背後に蕾も見えていますが淡紫色になっています。

これは背後が淡紫色、でも表側から見ると白花でした。

バナナのような葯、短い花糸が見えています、雄しべの間から長い雌しべ、先端の柱頭が濃い緑色になっている。

萼片や花柄に長毛が生える。

ワルナスビといえばやはり何と言ってもこの棘ですね、トゲナスビと言っても良さそう、長毛も生えています。

葉柄や葉の裏の脈上にも棘がある、隠すあたりはやはり悪だ(笑)、でも葉脈に棘がある植物はたいてい裏側ですね、上側にあるのがあったかな。

ナス科ナス属
(7月17日撮影)
2022.
07.
29
あまり茂ってない笹薮の中に咲いていたマメ科の花、ヒメノハギだと直感しました、全国的に数が少ないようで福岡県でも絶滅危惧ⅠAに指定されています、検索してもマイブログが上位に出てくるくらいだから相当少なそう。

朝8時前の撮影、これは前日咲いた花でしょうか、青かった。

光に透かしてみたら幻想的な色合い。

マメ科らしい3小葉なんですが小さく密集しているから撮りづらい。

この辺りにまとまって何株か生えていました。

これが本来の色合いの赤い花、日の出とともに咲くんでしょうか。

旗弁は赤地に白い筋が僅かに入り基部が更に赤くなっています。

反り返った旗弁、翼弁と竜骨弁はほぼ同長で先端がちょっと顔を出している、花柄に腺毛が目立ちます。

前日の花は背面が白くなるようです。

マメ科ヌスビトハギ属
(7月17日撮影)

朝8時前の撮影、これは前日咲いた花でしょうか、青かった。

光に透かしてみたら幻想的な色合い。

マメ科らしい3小葉なんですが小さく密集しているから撮りづらい。

この辺りにまとまって何株か生えていました。

これが本来の色合いの赤い花、日の出とともに咲くんでしょうか。

旗弁は赤地に白い筋が僅かに入り基部が更に赤くなっています。

反り返った旗弁、翼弁と竜骨弁はほぼ同長で先端がちょっと顔を出している、花柄に腺毛が目立ちます。

前日の花は背面が白くなるようです。

マメ科ヌスビトハギ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
29
別の花を探していて見つけたマキエハギ、福岡県の絶滅危惧ⅠB類に指定されているそうで別の鼻は見つからなかったけどこちらもよかった。

葉腋から長い花柄を伸ばして花をつけます、漢字で書くと蒔絵萩、こちらの方が格好いいかも。

細い花柄の先端に数個の花をつける、骨で支える動物ならこのような構造は重量的に無理ですが植物ならではの構造。

ほぼ白い花、旗弁基部に赤い筋状の斑紋があります。

旗弁に斜めから光が当たって質感が出ました、だからなんだと言われてもなんですが(汗)

翼弁と竜骨弁は意外と大きく膨らんでいます。

長い葉柄を持つ特徴的な3小葉、小葉先端に棘状突起がある、この特徴から花が咲いてなくてもわかります、ここの前にも別の場所で見つけていたけど蕾が全く無かった、しっかり場所を覚えておいたけどまーいいか。

マメ科ハギ属
(7月17日撮影)

葉腋から長い花柄を伸ばして花をつけます、漢字で書くと蒔絵萩、こちらの方が格好いいかも。

細い花柄の先端に数個の花をつける、骨で支える動物ならこのような構造は重量的に無理ですが植物ならではの構造。

ほぼ白い花、旗弁基部に赤い筋状の斑紋があります。

旗弁に斜めから光が当たって質感が出ました、だからなんだと言われてもなんですが(汗)

翼弁と竜骨弁は意外と大きく膨らんでいます。

長い葉柄を持つ特徴的な3小葉、小葉先端に棘状突起がある、この特徴から花が咲いてなくてもわかります、ここの前にも別の場所で見つけていたけど蕾が全く無かった、しっかり場所を覚えておいたけどまーいいか。

マメ科ハギ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
28
草むらの中に咲いていたムカゴソウ、2株見えています(多少掃除)、左のはソクシンランの果実。

久しぶりに元気なのを見ました、秋吉台のは行くのも探すのも大変な場所でした、右奥にもう一株見えていますが掃除前なのでこの時は気が付かなかった。福岡県の絶滅危惧Ⅱ類に指定。

細長い葉が2枚、花が咲かないとまず分かりません。

1m程離れた場所にもう一株、結局この3株だけでした。

これでもラン科

下から咲いてきます、上の方はまるでこけし、披針形に見えているのは苞。

下にぶら下がっているのは側花弁か側萼片かと思ったら唇弁だそうです、3裂し即裂片が長く伸びる、中央裂片は間に三角形のように小さく見えています。

拡大すると背萼片と側萼片、ほぼ同大、背萼片の下に側花弁が小さく見えています。

流石に蕊柱は厳しい、右上の花、黄色い点のように見えているのが多分花粉塊

ラン科ムカゴソウ属
(7月17日撮影)

久しぶりに元気なのを見ました、秋吉台のは行くのも探すのも大変な場所でした、右奥にもう一株見えていますが掃除前なのでこの時は気が付かなかった。福岡県の絶滅危惧Ⅱ類に指定。

細長い葉が2枚、花が咲かないとまず分かりません。

1m程離れた場所にもう一株、結局この3株だけでした。

これでもラン科

下から咲いてきます、上の方はまるでこけし、披針形に見えているのは苞。

下にぶら下がっているのは側花弁か側萼片かと思ったら唇弁だそうです、3裂し即裂片が長く伸びる、中央裂片は間に三角形のように小さく見えています。

拡大すると背萼片と側萼片、ほぼ同大、背萼片の下に側花弁が小さく見えています。

流石に蕊柱は厳しい、右上の花、黄色い点のように見えているのが多分花粉塊

ラン科ムカゴソウ属
(7月17日撮影)
2022.
07.
28
山道を外れた場所に変な感じのキキョウが見えたので接近してみました、風が強かったので指で抑えて撮影、指は消し消し

雄しべが花弁化した二重咲きのキキョウです、雌しべはちゃんと残っています、二重咲きのキキョウを検索してみると普通に二重で雄しべも残っているのもあるのでこれはそれとはちょっと違うようです。

一様な大きさになっておらず手前側のが一番大きかった、これは外側のとほぼ同じ大きさ。

花柱に僅かながら花粉がついています、葯の機能も僅かに残っていたようです。

キキョウ科キキョウ属
(7月17日撮影)

雄しべが花弁化した二重咲きのキキョウです、雌しべはちゃんと残っています、二重咲きのキキョウを検索してみると普通に二重で雄しべも残っているのもあるのでこれはそれとはちょっと違うようです。

一様な大きさになっておらず手前側のが一番大きかった、これは外側のとほぼ同じ大きさ。

花柱に僅かながら花粉がついています、葯の機能も僅かに残っていたようです。

キキョウ科キキョウ属
(7月17日撮影)