2022.
08.
31
コバノセンダングサを撮っていて変わった花に気が付きました、5つくらいの頭花が横に合わさって並んでいます、左下のは正常のようにみえるけどやはり2つ並んでいるようだ。

こちらも4,5個の頭花が連なっています。

茎を見ると平べったくやはり帯化しているようです、退化した野草は何度か見ていますが花自体が連なっているのは初めて見ました。

横から見ると平べったくまさしく帯

下の方はさすがに帯にはなっていませんが異常に太い、普通のと比べて4,5倍はありそうです。

ここにまとまって生えていましたがどれも大なり小なり帯化していました、遺伝するのか来年観察して見なくては。

キク科センダングサ属
(8月25日撮影)

こちらも4,5個の頭花が連なっています。

茎を見ると平べったくやはり帯化しているようです、退化した野草は何度か見ていますが花自体が連なっているのは初めて見ました。

横から見ると平べったくまさしく帯

下の方はさすがに帯にはなっていませんが異常に太い、普通のと比べて4,5倍はありそうです。

ここにまとまって生えていましたがどれも大なり小なり帯化していました、遺伝するのか来年観察して見なくては。

キク科センダングサ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
31
海岸波止場の廃棄漁具置き場に生えていたコバノセンダングサ、下は当然舗装だし土はない、舗装の隙間に生えているんでしょうか。この近くで咲いていたマルバツユクサを見に来たんですがあの一度きりでその後は出てこなくなった。

舌状花は2,3枚のが多い。

これは4枚、でも大きさが不揃い。

舌状花がないものありました、まだ咲きはじめ、筒状花から柱頭が出ている様子がわかります。

2裂した柱頭は長く突き出ることはないですが鈎型に随分曲がってきます。

葉は2-3回羽状に中深裂、”コバノセンダングサ”で検索すると3300件程度しか出てこない、こちらでは普通に見られますが全国的には少ないのかもです。

キク科センダングサ属
(8月25日撮影)

舌状花は2,3枚のが多い。

これは4枚、でも大きさが不揃い。

舌状花がないものありました、まだ咲きはじめ、筒状花から柱頭が出ている様子がわかります。

2裂した柱頭は長く突き出ることはないですが鈎型に随分曲がってきます。

葉は2-3回羽状に中深裂、”コバノセンダングサ”で検索すると3300件程度しか出てこない、こちらでは普通に見られますが全国的には少ないのかもです。

キク科センダングサ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
31
草茫々の空き地に咲いているコショウハッカ、ここは隣の会社の所有地、年に2,3回草刈りされますが絶えることなくしぶとく生えてきています。
(追記)この5日後空き地全体がきれいサッパリ刈り取られていた

ハッカの仲間は輪生花序を段々状につけますがコショウハッカはその間が大きい特徴があります、別名セイヨウハッカ、ペパーミント、花だけでなく名前もややこしい。

長い花柱が伸びています、花序の間隔があるので撮りやすい。

2裂した柱頭、透明感があるような。

花が密集しているので正面からは撮りにくい、花筒内部に毛が生えているかな。

葉には艶がありマルバハッカとはまるで違います、形は多数の品種があり様々のようです、持っただけで強いハッカ臭がありました。

シソ科ハッカ属
(8月25日撮影)
(追記)この5日後空き地全体がきれいサッパリ刈り取られていた

ハッカの仲間は輪生花序を段々状につけますがコショウハッカはその間が大きい特徴があります、別名セイヨウハッカ、ペパーミント、花だけでなく名前もややこしい。

長い花柱が伸びています、花序の間隔があるので撮りやすい。

2裂した柱頭、透明感があるような。

花が密集しているので正面からは撮りにくい、花筒内部に毛が生えているかな。

葉には艶がありマルバハッカとはまるで違います、形は多数の品種があり様々のようです、持っただけで強いハッカ臭がありました。

シソ科ハッカ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
30
ウリクサと同じ空き地にカヤツリグサが生えていました、科の代表だけどまだ撮ってなかった。

茎頂部から5-10本の花序枝を出す、周りに見えている葉は苞葉。

黄色~黄褐色の小穂、よく似たのにコゴメガヤツリがある、と書いておかないと間違えそう(汗)

雄しべが僅かに出ているかな、花柱は極短いそうです。

茎は三角形、苞葉や花序枝がまとまって出ている。

下の方が本来の葉、イネ科のようにも見えます。

おまけの1枚、解体されてから2年くらい立っているのに空き地中央部は何も生えていません、同じ解体地でも様々、地味が肥えているかどうかより乾燥度の具合が影響大のように思えます。

カヤツリグサ科カヤツリグサ属
(8月25日撮影)

茎頂部から5-10本の花序枝を出す、周りに見えている葉は苞葉。

黄色~黄褐色の小穂、よく似たのにコゴメガヤツリがある、と書いておかないと間違えそう(汗)

雄しべが僅かに出ているかな、花柱は極短いそうです。

茎は三角形、苞葉や花序枝がまとまって出ている。

下の方が本来の葉、イネ科のようにも見えます。

おまけの1枚、解体されてから2年くらい立っているのに空き地中央部は何も生えていません、同じ解体地でも様々、地味が肥えているかどうかより乾燥度の具合が影響大のように思えます。

カヤツリグサ科カヤツリグサ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
30
家屋の解体跡地に群生していたウリクサ、もっと遠い場所で見つけていたのでそちらに行くつもりでしたがその手前でここに立ち寄ったら咲いていました、あっちに行かなくてすんだ。

アゼナの仲間は湿っぽい場所に生えることが多いですがこれは比較的乾燥した場所でも生えてきます。

基部で枝分かれして広がっていきます。

青紫の花、下唇3裂、中央裂片中央が白く抜け吉部がより濃い青色、更に奥に黄色い斑紋と複雑な色合い。

上唇先端は浅く2裂、下半分が青くなる。

上唇に沿って長短2組の雄しべ、下唇側裂片基部に申し訳程度の毛が生えている。

下側の雄しべ花糸に棒状突起がある。

奥の方に丸く見えているのが柱頭でしょうか、花柱も割と太そう。

葉は対生で卵形~広卵形、粗い鋸歯がある。

アゼナ科アゼナ属
(8月25日撮影)

アゼナの仲間は湿っぽい場所に生えることが多いですがこれは比較的乾燥した場所でも生えてきます。

基部で枝分かれして広がっていきます。

青紫の花、下唇3裂、中央裂片中央が白く抜け吉部がより濃い青色、更に奥に黄色い斑紋と複雑な色合い。

上唇先端は浅く2裂、下半分が青くなる。

上唇に沿って長短2組の雄しべ、下唇側裂片基部に申し訳程度の毛が生えている。

下側の雄しべ花糸に棒状突起がある。

奥の方に丸く見えているのが柱頭でしょうか、花柱も割と太そう。

葉は対生で卵形~広卵形、粗い鋸歯がある。

アゼナ科アゼナ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
30
暫くご近所の花シリーズ、散歩を兼ねて近所で見かける野草を撮ってきました、4,5種見つかれば十分と思っていたけど15種もゲットできました。
これが今回のきっかけとなったフウセントウワタ、道路とフェンスの境目に生えています、去年までは無かったから今年になって生えてきました、この近くでは見かけないんですけどね。

暫くぶりに見たので名前が思い出せず、トウワタじゃないしフウセンカズラでもないし、暫く考えてやっと思い出しました、両者を足して2で割ったような名前でした。

葉腋から花柄を伸ばしぶら下げるように散形花序をつける。

ほぼ真っ白な花、蟻がよく来ているのでいない花序を選んで撮影。

5枚の花弁、縁にはフリルのような毛が生えている、中央部にあるのは副花冠、これが色を帯びることもあります。

副花冠には蜜が貯まるがこれは見えていない、中央の五角形のが蕊柱、雌しべと雄しべが一体化しています。

副花冠を取り除いてみました、棒状に見えているのが葯、先端の黒い部分に花粉があるのでしょうか、間の膜状のも葯の一部のようです。

葉は対生で狭披針形~狭楕円形、90°ずつずれています。

舗装の隙間から生えています、丈夫なもんです、ここには他にハゼノキやアカメガシワ等の木本も生えていました。

キョウチクトウ科フウセントウワタ属
(8月25日撮影)
これが今回のきっかけとなったフウセントウワタ、道路とフェンスの境目に生えています、去年までは無かったから今年になって生えてきました、この近くでは見かけないんですけどね。

暫くぶりに見たので名前が思い出せず、トウワタじゃないしフウセンカズラでもないし、暫く考えてやっと思い出しました、両者を足して2で割ったような名前でした。

葉腋から花柄を伸ばしぶら下げるように散形花序をつける。

ほぼ真っ白な花、蟻がよく来ているのでいない花序を選んで撮影。

5枚の花弁、縁にはフリルのような毛が生えている、中央部にあるのは副花冠、これが色を帯びることもあります。

副花冠には蜜が貯まるがこれは見えていない、中央の五角形のが蕊柱、雌しべと雄しべが一体化しています。

副花冠を取り除いてみました、棒状に見えているのが葯、先端の黒い部分に花粉があるのでしょうか、間の膜状のも葯の一部のようです。

葉は対生で狭披針形~狭楕円形、90°ずつずれています。

舗装の隙間から生えています、丈夫なもんです、ここには他にハゼノキやアカメガシワ等の木本も生えていました。

キョウチクトウ科フウセントウワタ属
(8月25日撮影)
2022.
08.
29
湿地に生えていたカヤツリグサ科、かなり目立ったし調べてみれば分かるだろと軽い気持ちで撮ってみましたがこれが意外と難物でした、どうやらコマツカサススキのようです、名前は初めて、クロアブラガヤ属というのも初めて聞いたような気がします。

一番高いので1.5mくらい、背後はチゴザサが群生していた場所です。

茎頂部や途中に球形花序をつける、これをマツカサに例えての命名のようです、ススキは葉が似ているのかな、マツカサススキは花序枝がもっと分岐するようです。

小穂先端から出ているのは柱頭、側面から出ている茶色いのは形からして雄しべの葯でしょうか。

カヤツリグサ科で蕊の様子がここまでハッキリ見られるのも少ないかも。

柱頭とはまた違ったものが出てきています、刺針状花被片が6枚あるそうでそれかもしれません、果実が熟すと傘の骨のように広がるそうでその様子も見て見なくては。

カヤツリグサ科クロアブラガヤ属
(8月13日撮影)

一番高いので1.5mくらい、背後はチゴザサが群生していた場所です。

茎頂部や途中に球形花序をつける、これをマツカサに例えての命名のようです、ススキは葉が似ているのかな、マツカサススキは花序枝がもっと分岐するようです。

小穂先端から出ているのは柱頭、側面から出ている茶色いのは形からして雄しべの葯でしょうか。

カヤツリグサ科で蕊の様子がここまでハッキリ見られるのも少ないかも。

柱頭とはまた違ったものが出てきています、刺針状花被片が6枚あるそうでそれかもしれません、果実が熟すと傘の骨のように広がるそうでその様子も見て見なくては。

カヤツリグサ科クロアブラガヤ属
(8月13日撮影)
2022.
08.
29
この日一番に撮ったダイコンソウ、暫く前から咲いていますが夏場は花が少ないので念の為撮っておきました、結果的には杞憂になりましたが。

黄色い5弁花、花弁が落ちやすく5枚揃っているのは意外と少ない。

花柱の途中に関節がありますがこれはまだ見えてないようで咲き始めのようです、それでも雄しべの葯は落ちているのがある。

花の大きさには随分差があります、これも野草の特徴、距離による佐賀出ないよう同じ距離で並べてみました。

萼片は5枚だがその間に小さな副萼片があります。

花弁がすっかり落ち、花柱が伸びています、途中に鈎状に曲がった関節があります、ダイコンソウはやはりこれを撮らなくちゃ。

果実には随分毛が生えている、これは花柱が寝ているが前の写真とどちらが後なんでしょうか。

バラ科ダイコンソウ属
(8月13日撮影)

黄色い5弁花、花弁が落ちやすく5枚揃っているのは意外と少ない。

花柱の途中に関節がありますがこれはまだ見えてないようで咲き始めのようです、それでも雄しべの葯は落ちているのがある。

花の大きさには随分差があります、これも野草の特徴、距離による佐賀出ないよう同じ距離で並べてみました。

萼片は5枚だがその間に小さな副萼片があります。

花弁がすっかり落ち、花柱が伸びています、途中に鈎状に曲がった関節があります、ダイコンソウはやはりこれを撮らなくちゃ。

果実には随分毛が生えている、これは花柱が寝ているが前の写真とどちらが後なんでしょうか。

バラ科ダイコンソウ属
(8月13日撮影)
2022.
08.
29
野菊の季節にはまだちょっと早いですがポチポチ咲き始めています、これはシラヤマギク、葉がおかしいですがこれはヨモギの葉、左側にシラヤマギクの茎が見えています。

離してみました、やはり葉が全く違います。

舌状花が疎らなのでわかりやすい、なので撮ってみたというとこはありますが(笑)

筒状花からまだ柱頭が伸びてない、咲き初めのようです。

キク科シオン属
(8月13日撮影)

離してみました、やはり葉が全く違います。

舌状花が疎らなのでわかりやすい、なので撮ってみたというとこはありますが(笑)

筒状花からまだ柱頭が伸びてない、咲き初めのようです。

キク科シオン属
(8月13日撮影)
2022.
08.
28
これも植栽のサワギキョウ、聞いた話によると平尾台でも咲いているとか、さっき行ったばかりの場所じゃないか、探さなくては。福岡県絶滅危惧Ⅱ類に指定。

上唇は2深裂、下唇は3中裂する、ミゾカクシに似ていますが間違えることはないでしょう。

これは上唇が随分立ち上がっています、この方が上唇らしい、各裂片縁には目立つ毛が生えている。

長いのは花冠の一部なんでしょうか、その先端から出ている黒っぽいのが合着した葯、先端の毛は雌しべではありません。

雄性先熟、後から雌しべが出てきます。

柱頭に微突起があり2裂しているのが分かる、基部にはばらばらになった葯が残る。

葉は螺旋状に互生する、披針形で細かな鋸歯がある。

(8月13日撮影)
後日野生のを見つけました、近寄れないので望遠で撮影。

下の方はもう萎れています、前回来た時既に咲いていたかも。前回の時は平尾台にサワギキョウがあるのを知らなかった、やはり存在を知っているのと知らないのとでは同じ探すでも目への入り方が違います。

(8月26日撮影)
キキョウ科ミゾカクシ属
(8月13日撮影)

上唇は2深裂、下唇は3中裂する、ミゾカクシに似ていますが間違えることはないでしょう。

これは上唇が随分立ち上がっています、この方が上唇らしい、各裂片縁には目立つ毛が生えている。

長いのは花冠の一部なんでしょうか、その先端から出ている黒っぽいのが合着した葯、先端の毛は雌しべではありません。

雄性先熟、後から雌しべが出てきます。

柱頭に微突起があり2裂しているのが分かる、基部にはばらばらになった葯が残る。

葉は螺旋状に互生する、披針形で細かな鋸歯がある。

(8月13日撮影)
後日野生のを見つけました、近寄れないので望遠で撮影。

下の方はもう萎れています、前回来た時既に咲いていたかも。前回の時は平尾台にサワギキョウがあるのを知らなかった、やはり存在を知っているのと知らないのとでは同じ探すでも目への入り方が違います。

(8月26日撮影)
キキョウ科ミゾカクシ属
(8月13日撮影)