2023. 03. 28  
舗装の隙間に生えたミチタネツケバナ、根生葉の広がりが好きなので時々撮ってます、これはちょっと邪魔な根生葉がある、やはり隙間でも競争は激しい。
ミチタネツケバナ

根生葉からまっすぐ茎を伸ばして花を咲かせる、既に果実もなっています、上部ではピントを合わせにくいのでちょっと下向きにして撮ったら上が少し欠けてしまった。
ミチタネツケバナ

花が咲いてすぐ果実になります、あまり開出しないのがミチタネツケバナ、タネツケバナは開く。
ミチタネツケバナ

アブラナ科らしい十字花、雄しべは4本、柱頭は2裂、右奥の花は子房が赤くなってきて果実になりかけている、左の花も少し赤い。
ミチタネツケバナ

これもスマホで撮ってみました、露出補正して無いせいか明るく写っている(デジカメは普段-2/3補正)、左上の溝にはキュウリグサの根生葉、さすがに水が流れっぱなしだったら生えることは出来ないだろうな。
ミチタネツケバナ

更に近づけて、この程度なら問題なし。
ミチタネツケバナ

望遠で撮影、やはり甘くなる。
ミチタネツケバナ

マクロレンズで撮影、何時もこんなに撮れたらいいんだが。
ミチタネツケバナ

更に接近、望遠で撮ったのとそんなに違いはないけどこちらの方はより細かく撮れているかな、柱頭が2裂というか窪んでいるのがわかります。
ミチタネツケバナ

アブラナ科タネツケバナ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 27  
舗装の隙間に生えていたオランダミミナグサ、この日はあちこちで割りと咲いていました。
オランダミミナグサ

ミミナグサは同時に一つ二つくらいしか咲きませんがこちらは多くの花を咲かせます、そもそも町中でミミナグサを見かけることはまずありませんが。
オランダミミナグサ

5枚の花弁、先端は中裂というか浅裂、雄しべは10本、どれも長さが揃っている、柱頭は5本、微突起がある、
オランダミミナグサ

萼片には毛が密生、腺毛が混じっている。
オランダミミナグサ

茎は赤紫色を帯びているが直ぐ側の株では緑色のもありました、この色だけではミミナグサとの区別は難しそう。
オランダミミナグサ

これもスマホで撮ってみました。
オランダミミナグサ

若干鮮鋭さに架けるような気もしますがこれだけ撮れればOK。
オランダミミナグサ

オランダミミナグサは花が閉じる時先端が萼片から出るがミミナグサは出ない、でもこの左右のは閉じた花なのか今から開く花なのか分かりにくい。左側のは果実が見えています、まだ先端に花柱や柱頭が残っている。
オランダミミナグサ

おまけ、この辺りで大群生していたスズメノエンドウ、花はまだだった、同じ場所にカラスノエンドウも、葉の大きさの違いがわかります。
スズメノエンドウ

ナデシコ科ミミナグサ属

(3月8日撮影)
2023. 03. 26  
ヒメウズはもうだいぶ咲いていました、早くから咲いていますが花期も結構長く5月頃まで咲いています。
ヒメウズ

茎を伸ばして下向きに花を咲かせる、これはまだあまり伸びてない方。
ヒメウズ

舗装の隙間にも生えている、こういう場所は意外と優良物件、早い者勝ち。
ヒメウズ

周りの白いのは萼片で中央の円筒状のが花弁、同じような構造でもスイセンだと周囲のが花弁で中のは副花冠、何が違うんでしょうか。
ヒメウズ

更に拡大、光に透かしてみました、少し色づいている。花弁の中に雄しべが見えている、柱頭も見えているがこれでは分かりにくい。
ヒメウズ

これは雌しべが伸びているのがわかります、緑色の花柱と白い柱頭。
ヒメウズ

柱頭が曲がっているのもわかります、微突起があるのか花粉がついているのか。
ヒメウズ

既に果実が出来ていました、先端に雌しべが残っている、中東先端が膨らんでいるのも分かる。
ヒメウズ

これもスマホで撮ってみましたがなんとか撮れたのはこの1枚だけ、もうまるでピントが合わない。
ヒメウズ

キンポウゲ科ヒメウズ属

(3月8日撮影)
2023. 03. 25  
公園の一角に咲いていたヒメオドリコソウ、私の身近ではあまりヒメオドリコソウは見かけませんがこの公園でも時折僅かに見かけるだけです。
ヒメオドリコソウ

普通上部の葉は赤紫色ですがここのはほぼ緑色
ヒメオドリコソウ

花筒外側は毛が密生、オドリコソウと言うよりはホトケノザに似ている、かと言ってヒメと言う程小さいわけでもないし。
ヒメオドリコソウ

下から見上げて、花だけでなく葉も毛が多い。
ヒメオドリコソウ

上唇に沿って長短2組の雄しべ、柱頭は写ってないかな。
ヒメオドリコソウ

垂れ下がっているように見えるのが柱頭のようです、自分自身の花粉がついているようです、こんなの初めてみたけど撮影時は気が付かなかった、気がつけばもっと接近しただろうにな。
ヒメオドリコソウ

花筒内部、ピントがあってないけど花糸はなんとか分かる、花柱もあるはずだが。
ヒメオドリコソウ

化身中央裂片は2裂、側裂片はあまり発達してないが突起のようになっている、まるでティラノサウルスの短い前足のよう。
ヒメオドリコソウ

これもスマホで撮ってみました、ちょっと鮮やかすぎてギスギスした感じがして好きになれない、画像処理の問題か。
ヒメオドリコソウ

この程度の距離なら問題なし。
ヒメオドリコソウ

接近しすぎると駄目ですね、ピントがあってないというより細部が潰れているのかな。
ヒメオドリコソウ

シソ科オドリコソウ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 24  
日当たりの悪い湿っぽい場所に咲いていたムラサキケマン、2株しかありませんでしたが花はしっかり咲いていました。
シロヤブケマン

花筒部分が白いシロヤブケマン、この公園のはみなこのタイプです、全体が白くなるとユキヤブケマンと呼ばれます、見てみたいな。
シロヤブケマン

真上から見ると花の向きはタツナミソウほど偏ってないが全方向に向いているわけでもない。
シロヤブケマン

蕊を見せてくれない悪い奴、私的にはですが(笑)
シロヤブケマン

密生している部分だと横顔が撮りにくいので離れているのを撮ります。
シロヤブケマン

距に蜜が貯まっているのがなんとかわかります、花筒下部に糸のように見えているのが退化した萼片。
シロヤブケマン

苞葉は細かく裂ける、この属の重要な識別点ですが身近で見られるのはまずムラサキケマンだけ。
シロヤブケマン

これもスマホで撮ってみました、露出補正してないせいかデジカメのより明るく写っています。このアプリでも露出補正できますが1枚撮るごとにリセット、有料版だと補正が保存できるようです。
シロヤブケマン

デジカメよりきれいに撮れているような。
シロヤブケマン

欲張って近づけるとやはりボケている。
シロヤブケマン

マクロで撮ってみました、画像が粗いけど狙ったわけではないけど糸状の萼片も撮れています、特に右下の萼片はまだ元の姿を残している、まるで手だ。
シロヤブケマン

ケシ科キケマン属

(3月10日撮影)
2023. 03. 23  
カキドオシが咲いていた、さすがにこれは早いけどこの場所では時々早く咲いてくれます。鋸歯のある丸い葉がカキドオシので他はクサイチゴやヨモギなどばかり目立ちます。
カキドオシ

大きな下唇中央裂片に目立つ斑紋、花筒奥に粗い長毛といかにもシソ科の花。
カキドオシ

上唇は外側に丸く反り返っている、ピントがあってませんが長短2組の雄しべがあります。
カキドオシ

2裂した柱頭、これが撮れれば成功(笑)、葯は丸い団子のよう。
カキドオシ

花筒外側にも毛が生える。
カキドオシ

これもスマホで撮ってみました。
カキドオシ

近寄っても大きいから全体にピントがあっていません。
カキドオシ

更に近寄るとピントが会わないから少し離れて望遠で撮影、まずまずかな。
カキドオシ

マクロレンズで撮ってみました。
カキドオシ

毛の様子も撮ってみました、2枚前のよりよく撮れています、やはり望遠だとブレる可能性が高い。
カキドオシ

シソ科カキドオシ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 22  
やっと茎を伸ばしていたタチイヌノフグリ、これも随分遅い、この日見かけたのも僅かでした。
タチイヌノフグリ

それでなくても小さな花なのに葉に埋もれるように咲くから非常に取りにくい、実物以上に小さく感じます。
タチイヌノフグリ

花の大きさは3mm程度でしょうか、この仲間の中では花弁の青さが濃くて好みです、扁平な柱頭に花粉がついている方、2本の雄しべの葯が内向きなのもわかります。
タチイヌノフグリ

これもスマホで撮ってみました、10cm位の距離なら問題なし
タチイヌノフグリ

5cmくらいでも問題なし、葉は茎の毛の様子も撮れています、でもこれが限界か。
タチイヌノフグリ

更に近づけると細部が潰れています、ファイルサイズをもっと大きくすればいいかな、今度挑戦してみよう。
タチイヌノフグリ

オオバコ科クワガタソウ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 21  
やっとキュウリグサが咲いていた、この日もロゼットは多く見かけましたが花が咲いていたのはここだけでした、他にアメリカフウロ、カラスノエンドウ、カラクサナズナ(orマメカミツレ)の葉が見えています。
キュウリグサ

時には正月頃から咲くこともありますがその頃は花茎を殆ど伸ばさないけど、これはだいぶ伸びてきていました。
キュウリグサ

花期は結構長いけどこれも春の訪れを思わせる花ですね。
キュウリグサ

青い花弁に黄色い副花冠の色合いもいい、よく似た花のハナイバナは色合いに乏しいから滅多に撮らない(^^;)
キュウリグサ

左の花で副花冠の中に柱頭が見えています、カットしてみたいけど小さいから難しい。
キュウリグサ

これもスマホで撮ってみました。
キュウリグサ

中央にピントを合わせたつもりが奥の方に合っている、よくあることですが。
キュウリグサ

マクロレンズ無しでの撮影、これだけ撮れればまずまず、小さくても花が上向きだとまだ撮りやすい。
キュウリグサ

更に望遠で撮影するとさすがに甘くなる、ピントがあってないのか手のブレか、ファイルのプロパティを見ると詳細なデータが見られますがマクロレンズを付けたかどうかまではさすがに書かれてない。
キュウリグサ

ムラサキ科キュウリグサ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 20  
この日はシロバナタンポポは多く咲いていました、その中に混じって気になった黄色いタンポポ(画面中央上)
トウカイタンポポ

キバナシロタンポポを期待したけどさすがにそれではなかった。
トウカイタンポポ

セイヨウタンポポとは明らかに雰囲気が違います、どうやらトウカイタンポポのようです、郊外の自然公園では見かけていましたがこの公園では初めてでした。
トウカイタンポポ

この時期セイヨウタンポポは殆ど花茎を伸ばしませんが(この公園でもそうでした)これは伸ばしています。
トウカイタンポポ

総苞はやや太め、カンサイタンポポは細め、総苞外片は内片の2/3程、先端に角状突起がある。
トウカイタンポポ

花茎には伏毛が密生。
トウカイタンポポ

花後の方が総苞が分かりやすい、これは外片は内片の半分程度。
トウカイタンポポ

参考の為にセイヨウタンポポ、個体差はありますが頭花の様子が3枚目とはまるで違います。
セイヨウタンポポ

キク科タンポポ属

(3月10日撮影)
2023. 03. 19  
やっと咲いていたクサイチゴ、この日はあちこちで見かけたので2月下旬には咲いていたようですがそれでも記録的に遅い、早い時は正月頃咲くこともありますからね。
クサイチゴ

バラ科は蕊が多いのが特徴ですがその中でもクサイチゴは特に多い。
クサイチゴ

これは咲き初め、まだ蕊が十分広がっていない、花弁は幅広いのややや狭く隙間が見えるのなど色々。
クサイチゴ

こちらは別の場所、やはり日が当たっているとクッキリ鮮やか、笹の葉が邪魔をしていたので取り除こうとしたら花弁が1枚とれてしまった(^^;)

クサイチゴ

蕊ドアップ、柱頭が膨らみ微突起があるのがわかります、葯は褐色花粉は白い。
クサイチゴ

しゃがんで撮ってたら服に引っかかる、そうだ棘も撮らなくちゃ、それにしてもものすごい棘、茎には毛がびっしり、その中に小さな突起のような棘も見えています。
クサイチゴ

葉の裏まで棘を隠している悪い奴、先端部は透明感がある。
クサイチゴ

これもスマホで撮ってみました、これくらいの大きさなら問題なし。
クサイチゴ

蕊拡大、この程度までなら問題なし
クサイチゴ

雄しべと雌しべの間に蟻がいるから蜜が出ているんでしょうが写ってはないかな。
クサイチゴ

これが限度、柱頭の膨らみは分かるが微突起までは分からず、マクロじゃなく拡大でもこの程度撮れますが手の揺れがもろに伝わってしまう。
クサイチゴ

小さな昆虫が来ていました、これもスマホ
クサイチゴ

体長5mmくらい、これもコガネムシの仲間か、こちらは花粉狙いかな。
クサイチゴ

バラ科キイチゴ属

(3月8日撮影)
プロフィール

平家蟹

  • Author:平家蟹
  • 花盗人の花日記
    へようこそ!!

    ホームページ秋吉台の花々を開設しました。
    個々の植物の記事を花・果実・芽生え等1元的にまとめています(秋吉台以外の花もあり)
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