2023.
04.
30
日当たりのよい湿っぽい場所に咲いていたマンネングサ、ヒメレンゲでしょうか。

裂開直前の葯が橙赤色になってこの頃が一番綺麗かな、花粉が出ている葯もありますが黒っぽくなっています。

花の中央に蜜、かと思ったんですが花弁にも丸い水滴があり雨粒かな、前の晩雨だったかな。

花被片は5枚で萼片より長い、左のは4弁かと思いましたがよく見ると2枚がくっついている。

何故か下部の茎や葉が赤っぽく更に赤い点々もありました、葉の裏にも赤い点々があるような。

ベンケイソウ科マンネングサ属
(4月17日撮影)

裂開直前の葯が橙赤色になってこの頃が一番綺麗かな、花粉が出ている葯もありますが黒っぽくなっています。

花の中央に蜜、かと思ったんですが花弁にも丸い水滴があり雨粒かな、前の晩雨だったかな。

花被片は5枚で萼片より長い、左のは4弁かと思いましたがよく見ると2枚がくっついている。

何故か下部の茎や葉が赤っぽく更に赤い点々もありました、葉の裏にも赤い点々があるような。

ベンケイソウ科マンネングサ属
(4月17日撮影)
2023.
04.
30
シキミは墓地の側に植えられることも多く人家の近くで見ても植栽かなと疑いますがこれは間違いなく野生。

花被片は10-20枚、これは13枚ありました。

雄しべも雌しべもすごく整っている、雌しべは8本、何故か柱頭が中央で合わさっている。

花被片と雄しべが落ちて雌しべと子房が残っている、まるで爪を伸ばした悪魔の指。

柱頭をよく見ると3裂しているかな。

これは開花したばかりの花、mせいべは外側に開いている。

これも雌しべが外側にひらいている、ただこれは花被片が同じように齧られているところを見ると蕾の頃齧られたのでしょうか、その際雌しべも齧られたか、先端に齧られたような跡がある、これでは果実は出来ないだろ。

マツブサ科シキミ属
(4月17日撮影)

花被片は10-20枚、これは13枚ありました。

雄しべも雌しべもすごく整っている、雌しべは8本、何故か柱頭が中央で合わさっている。

花被片と雄しべが落ちて雌しべと子房が残っている、まるで爪を伸ばした悪魔の指。

柱頭をよく見ると3裂しているかな。

これは開花したばかりの花、mせいべは外側に開いている。

これも雌しべが外側にひらいている、ただこれは花被片が同じように齧られているところを見ると蕾の頃齧られたのでしょうか、その際雌しべも齧られたか、先端に齧られたような跡がある、これでは果実は出来ないだろ。

マツブサ科シキミ属
(4月17日撮影)
2023.
04.
30
県内ミニ遠征してきましたが花が少なく2日分程のネタしかゲットできず。
この場所で一番多かったイズセンリョウ、多かったというより殆どこれしか咲いてなかった。

まだ蕾が多かった。

先端が5裂、内側の筋模様がある、中に5個の葯、中央に緑色の柱頭が見えている。

花冠は丸ごと落花、まだ雌しべが残っている、上のは柱頭が真正面から撮れている、右側の蕾は開花寸前、先端に割れ目ができ始めています。

サクラソウ科イズセンリョウ属
(4月17日撮影)
この場所で一番多かったイズセンリョウ、多かったというより殆どこれしか咲いてなかった。

まだ蕾が多かった。

先端が5裂、内側の筋模様がある、中に5個の葯、中央に緑色の柱頭が見えている。

花冠は丸ごと落花、まだ雌しべが残っている、上のは柱頭が真正面から撮れている、右側の蕾は開花寸前、先端に割れ目ができ始めています。

サクラソウ科イズセンリョウ属
(4月17日撮影)
2023.
04.
29
林縁に小高木があり沢山の花を咲かせていました。

葉腋に花をつけています、初めは全く見当がつきませんでしたがどうやらツゲのようでした、ツゲと言うとイヌツゲを思い浮かべますがあちらはモチノキ科、こちらはツゲ科の本家です。

対生する葉の葉腋に花をつけるので2個セット、中央に雌花があり周りを雄花が取り囲む、もう花弁が落ちているのかと思いましたが元々花弁はないそうです。

3本の花柱、柱頭がハート形で2裂、周りの雄しべにも雌しべの痕跡があるようです、雄しべが萎れていて花としては終わりの頃のようです。

花柱の付け根にあるのが子房でしょうか。

雌しべが4本のもありました。

雌花がないのもありました、元の画像を見ると枝の下の方の花に雌花が無い傾向があるような。

右側が本年枝、そちらは花をつけず前年枝に花をつけるようです。

葉は対生で全縁、艶がある、主脈だけがハッキリしている。

ツゲ科ツゲ属
(4月11日撮影)

葉腋に花をつけています、初めは全く見当がつきませんでしたがどうやらツゲのようでした、ツゲと言うとイヌツゲを思い浮かべますがあちらはモチノキ科、こちらはツゲ科の本家です。

対生する葉の葉腋に花をつけるので2個セット、中央に雌花があり周りを雄花が取り囲む、もう花弁が落ちているのかと思いましたが元々花弁はないそうです。

3本の花柱、柱頭がハート形で2裂、周りの雄しべにも雌しべの痕跡があるようです、雄しべが萎れていて花としては終わりの頃のようです。

花柱の付け根にあるのが子房でしょうか。

雌しべが4本のもありました。

雌花がないのもありました、元の画像を見ると枝の下の方の花に雌花が無い傾向があるような。

右側が本年枝、そちらは花をつけず前年枝に花をつけるようです。

葉は対生で全縁、艶がある、主脈だけがハッキリしている。

ツゲ科ツゲ属
(4月11日撮影)
2023.
04.
29
どんぐり系は苦手(樹木全般苦手だけど)これはあまりに見事な花の咲かせっぷりに思わず撮影、クヌギかコナラか迷ったけどクヌギでしょうか。

雌雄異花でこれは雄花序、こんなにたくさんの雄花序をぶら下げているのは見たことないかな。

小さな雄花とたくさんつける、雄花序の付け根に雌花がある。

雄しべは3-6本、花序軸に毛が生える。

これが雌花、3本の花柱、殆ど存在がわからないほど地味、コナラの雌花は全然違うようです。

棘状の鋸歯がある、若葉の頃からその特徴が出ています、葉の下部の方が幅広くなる、コナラは先端が幅広くなる。

縦方向に深く裂けた樹皮。

ブナ科コナラ属
(4月11日撮影)

雌雄異花でこれは雄花序、こんなにたくさんの雄花序をぶら下げているのは見たことないかな。

小さな雄花とたくさんつける、雄花序の付け根に雌花がある。

雄しべは3-6本、花序軸に毛が生える。

これが雌花、3本の花柱、殆ど存在がわからないほど地味、コナラの雌花は全然違うようです。

棘状の鋸歯がある、若葉の頃からその特徴が出ています、葉の下部の方が幅広くなる、コナラは先端が幅広くなる。

縦方向に深く裂けた樹皮。

ブナ科コナラ属
(4月11日撮影)
2023.
04.
29
細い幹の割には盛大に枝を広げている樹木

新葉の展開と同時に下に花序を付けている、どうやらクロモジのようです。

まだ蕾かなと思ったのですがよく見ると雌しべが出ている、雌雄異株でこれは雌株。

子房から花柱が伸びて先端に柱頭、花柄や芽鱗など柔らかな毛に包まれている。

子房と花弁の間に黄色く見えているのが腺体。

(4月11日撮影)
こちらは2週間後別の場所、これは雄株。

もう大分葉が展開しています。

雄しべは9本、内側の3本に黄色い腺体がつく。

こちらは腺体がはっきり、でも4つくらいあるような。

(4月24日撮影)
クスノキ科クロモジ属

新葉の展開と同時に下に花序を付けている、どうやらクロモジのようです。

まだ蕾かなと思ったのですがよく見ると雌しべが出ている、雌雄異株でこれは雌株。

子房から花柱が伸びて先端に柱頭、花柄や芽鱗など柔らかな毛に包まれている。

子房と花弁の間に黄色く見えているのが腺体。

(4月11日撮影)
こちらは2週間後別の場所、これは雄株。

もう大分葉が展開しています。

雄しべは9本、内側の3本に黄色い腺体がつく。

こちらは腺体がはっきり、でも4つくらいあるような。

(4月24日撮影)
クスノキ科クロモジ属
2023.
04.
29
林道で見かけたニワトコ、結構高木になっています、平尾台では初めてなので撮影。

まだ花が咲いていました。

未熟な実になっているのもあります。

花外蜜腺があると言うので探してみました、葉柄基部にある突起のようなのがそれのようです。

先端が僅かに膨らんでいます、3種類の蜜腺の内どれに当たるのか、茎蜜腺なのかな、小葉蜜腺、葉軸蜜腺は分からず。

ガマズミ科ニワトコ属
(4月11日撮影)

まだ花が咲いていました。

未熟な実になっているのもあります。

花外蜜腺があると言うので探してみました、葉柄基部にある突起のようなのがそれのようです。

先端が僅かに膨らんでいます、3種類の蜜腺の内どれに当たるのか、茎蜜腺なのかな、小葉蜜腺、葉軸蜜腺は分からず。

ガマズミ科ニワトコ属
(4月11日撮影)
2023.
04.
29
頭上に若葉を広げていた高木、花を咲かせているので撮ってみました。

ステッキで枝を引っ掛けて撮ってみる、エノキかと思いましたがなにか違う、ムキノキのようでした、だとすると初めて撮った、ムクノキは葉先が尖るがエノキのそれ程でもないようです、雌雄異花、新枝の先端辺りに雌花、下部に雄花をつけるそうだが雄花は見当たらなかった。

葉腋から花柄を伸ばして雌花を咲かせる、2裂した柱頭が大きい。

雄しべがあるようにも見えます、葉柄に毛が多い。

アサ科ムクノキ属
こちらはヤドリギが寄生していた樹木、花が咲いていたので撮ってみました。

雄しべが4本だからエノキのようです、ムクノキは5本。

アサ科エノキ属
(4月11日撮影)

ステッキで枝を引っ掛けて撮ってみる、エノキかと思いましたがなにか違う、ムキノキのようでした、だとすると初めて撮った、ムクノキは葉先が尖るがエノキのそれ程でもないようです、雌雄異花、新枝の先端辺りに雌花、下部に雄花をつけるそうだが雄花は見当たらなかった。

葉腋から花柄を伸ばして雌花を咲かせる、2裂した柱頭が大きい。

雄しべがあるようにも見えます、葉柄に毛が多い。

アサ科ムクノキ属
こちらはヤドリギが寄生していた樹木、花が咲いていたので撮ってみました。

雄しべが4本だからエノキのようです、ムクノキは5本。

アサ科エノキ属
(4月11日撮影)
2023.
04.
28
この日の目標の一つウグイスカグラ、林道を歩き始めてそうそう見つけました、でも結局これだけでした。

下から見上げて、斜面に生えていたので高く見えるけどせいぜい2m程度です。

長い花柄を伸ばして下向きに赤いロート状の花を咲かせる。

花冠や葉柄に毛が生えているのでヤマウグイスカグラでした、ウグイスカグラは無毛、腺毛があるとミヤマウグイスカグラとなります、ただ違いは曖昧なこともあるようです。

花冠は普通5裂だけどこれは6裂している、別に選んだわけじゃないけど、雄しべもそれに合わせて6本

横から見ると雌しべが長く花冠から少し突き出ています、柱頭が凸凹している。

かなり長く突き出ているのもありました、花冠にも毛が生えているかな、これが正常な5裂

雌しべが長く突き出た様子、雄しべは花冠から殆ど出て来ない、右側に花冠が落ちて子房が露出、基部にあるのは苞。

花筒基部に膨らみ、まず距でしょうが検索しても出てこない、”ヤマウグイスカグラ 距”で検索しても距を抜いて検索してしまう。

葉は広披針形〜卵形、短い葉柄がある。

スイカズラ科スイカズラ属
(4月11日撮影)

下から見上げて、斜面に生えていたので高く見えるけどせいぜい2m程度です。

長い花柄を伸ばして下向きに赤いロート状の花を咲かせる。

花冠や葉柄に毛が生えているのでヤマウグイスカグラでした、ウグイスカグラは無毛、腺毛があるとミヤマウグイスカグラとなります、ただ違いは曖昧なこともあるようです。

花冠は普通5裂だけどこれは6裂している、別に選んだわけじゃないけど、雄しべもそれに合わせて6本

横から見ると雌しべが長く花冠から少し突き出ています、柱頭が凸凹している。

かなり長く突き出ているのもありました、花冠にも毛が生えているかな、これが正常な5裂

雌しべが長く突き出た様子、雄しべは花冠から殆ど出て来ない、右側に花冠が落ちて子房が露出、基部にあるのは苞。

花筒基部に膨らみ、まず距でしょうが検索しても出てこない、”ヤマウグイスカグラ 距”で検索しても距を抜いて検索してしまう。

葉は広披針形〜卵形、短い葉柄がある。

スイカズラ科スイカズラ属
(4月11日撮影)
2023.
04.
28
林道を歩いていて見上げるとカエデ属の新葉が広がっていた。

花序や葉が浅く3裂する様子からどうやらウリハダカエデのようです。

右側が幹、これは緑色になってないが細い枝先は多少緑色になっています。

葉と花が同じ場所から出ている、赤くなった鱗芽がとてもきれいでした。

雌雄異株でこれは雄花、花弁と萼片はどちらも透明感のある緑色。

葉は浅く3-5裂し重鋸歯がある、よく似たウリカエデは殆ど裂けない。

若葉を透かしてみてみました、これもこの時期の楽しみ。

こちらは台地上の林縁、なにか花が咲いているようなので近寄ってみましたが

どうもこれもウリハダカエデのようです、こちらは鱗芽があまり赤くない、左上に展開した葉が浅く3裂しています。

まるで怪物が何かを吐き出したよう、葉は殆ど展開していませんが花は既に開いています。

これも雄花でした、雄しべは8本、奥に見えているのは花盤でしょうか、花弁と萼片はほぼ同型同大、花弁の方が内側にあるのがわかります。

雌しべの痕跡があるようです、これも蜜が僅かに出ているかな。

(4月11日撮影)
2週間後同じ場所を通ると前回見ていた雄株の側に雌株がありました、雄株は花序が垂れ下がっているのがわかります。

雄花序に比べて雌花序はあまり垂れ下がらないようです、それで見逃したか、そういうことにしよう(汗)

もう花期から果期に以降中、羽が伸び始めています、2週間前だったら花の時期だったろうにますます残念。

まだ2裂した柱頭が残っているのもありました、柱頭に毛が生えているようです。

羽にも毛が生えている、子房に毛がある植物はままありますがこれもその名残でしょうか、飛ぶには必要ないからすぐになくなるんでしょうね。

(4月24日撮影)
ムクロジ科カエデ属

花序や葉が浅く3裂する様子からどうやらウリハダカエデのようです。

右側が幹、これは緑色になってないが細い枝先は多少緑色になっています。

葉と花が同じ場所から出ている、赤くなった鱗芽がとてもきれいでした。

雌雄異株でこれは雄花、花弁と萼片はどちらも透明感のある緑色。

葉は浅く3-5裂し重鋸歯がある、よく似たウリカエデは殆ど裂けない。

若葉を透かしてみてみました、これもこの時期の楽しみ。

こちらは台地上の林縁、なにか花が咲いているようなので近寄ってみましたが

どうもこれもウリハダカエデのようです、こちらは鱗芽があまり赤くない、左上に展開した葉が浅く3裂しています。

まるで怪物が何かを吐き出したよう、葉は殆ど展開していませんが花は既に開いています。

これも雄花でした、雄しべは8本、奥に見えているのは花盤でしょうか、花弁と萼片はほぼ同型同大、花弁の方が内側にあるのがわかります。

雌しべの痕跡があるようです、これも蜜が僅かに出ているかな。

(4月11日撮影)
2週間後同じ場所を通ると前回見ていた雄株の側に雌株がありました、雄株は花序が垂れ下がっているのがわかります。

雄花序に比べて雌花序はあまり垂れ下がらないようです、それで見逃したか、そういうことにしよう(汗)

もう花期から果期に以降中、羽が伸び始めています、2週間前だったら花の時期だったろうにますます残念。

まだ2裂した柱頭が残っているのもありました、柱頭に毛が生えているようです。

羽にも毛が生えている、子房に毛がある植物はままありますがこれもその名残でしょうか、飛ぶには必要ないからすぐになくなるんでしょうね。

(4月24日撮影)
ムクロジ科カエデ属