2023. 05. 25  
秋吉台では探す必要がない程多いが平尾台では少ないハシナガヤマサギソウ
ハシナガヤマサギソウ

ラン科の花にしては地味な色合い、下に垂れ下がっているのが唇弁で本来派手なんですがこれも地味、ラン科の花はピンからキリまでですけどね、草原のクリオネと呼ばれています。
ハシナガヤマサギソウ

左右下側のが側萼片、上側のが側花弁、三角に突き出ているのが背萼片、左右に混紡のように見えているのが葯室or花粉塊でしょうか、距の入り口が丸く空きますます顔のように見えます。
ハシナガヤマサギソウ

名前の通り距が長いのが特徴、水平から先端は下向きに曲がります、これは随分くねくねしている。
ハシナガヤマサギソウ

別の場所、長く歩いてもポツンポツンとあるくらい。
ハシナガヤマサギソウ

これはまだあまり開いてないので萼片と花弁の違いがよくわかります。
ハシナガヤマサギソウ

距の先端に蜜、ピントを合わせるのが難しく後ピンになってしまった、この構造から蜜を吸えるのは口吻を持っている蝶か蛾でしょうか、蝶が来ているのを見たこと無いから蛾なのかな。
ハシナガヤマサギソウ
(5月9日撮影)

後日別の場所、この辺りに多少まとまって生えていました、平尾台では多いといった程度ですが。
ハシナガヤマサギソウ

空飛ぶクリオネ、ちょっと傷んできているのが残念。
ハシナガヤマサギソウ

まだ蜜はたっぷりあるよ。
ハシナガヤマサギソウ

お山を背景に。
ハシナガヤマサギソウ

この日はもう初夏の陽気、半袖で歩き回ったので日焼けしました、でも今のうちに少しづつ日焼けしておかないと7,8月にいきなり日焼けすると肌がヒリヒリして大変、これも長年の知恵(笑)
ハシナガヤマサギソウ
(5月21日撮影)

ラン科ツレサギソウ属
2023. 05. 25  
ハナニガナは数が多いので舌状花が多いのを狙います、目標10枚以上、序でにニガナの4枚も探しますがこれは過去も含めて見たことはない。
ハナニガナ

いちいちしゃがんで数えたら大変なのでパッと見て舌状花が多そうなのを狙います。
ハナニガナ

細い舌状花がありますがこれは蕊が花弁化したもの、本来の舌状花は先端にギザギザがある、数は必ず5つです。
ハナニガ<br>ナ

舌状花10枚
ハナニガナ

これも10枚、10枚のはそこそこ見つかりました。
ハナニガナ

これは右と下のが11枚、左上のも10枚あります。
ハナニガナ

これも11枚同士の組み合わせ、結局この日は11枚が最高でした。
ハナニガナ

鼻の奥に構造のようなのが見えたので拡大したら黒い萼筒の下に花糸が見えていました、1つあたり5本あるはず。
ハナニガナ

探すのも飽きてきたので青空バック
ハナニガナ

もう1枚、舌状花の凹凸が強調されて立体感をだしています。
ハナニガナ

葉には棘状の鋸歯があり茎を抱く。
ハナニガナ

花期に根生葉はない、ニガナとハナニガナ、明確な区別点はあるのかな。
ハナニガナ

キク科ニガナ属

(5月9日撮影)
2023. 05. 25  
出発早々見かけたヤマハタザオ、朝日が横から当たっています、平尾台にはハクサンハタザオがあるそうで見つけなくては。
ヤマハタザオ

茎は細く高く揺れるので指で抑えて撮るのが定番。
ヤマハタザオ

アブラナ科は雄しべが6本ですが4本が大きく4強雄しべになることが多いがこれは特に変わりなさそうです。
ヤマハタザオ

花弁が落ちて子房が赤くなっている、左の花も中の子房が赤くなってきているので果実期になりつつあるようです。
ヤマハタザオ

葉の基部は茎を抱く、全体に毛が多く茎には星状毛がある。
ヤマハタザオ
(5月9日撮影)

2週間後すっかり果実になっています、まさしく旗竿、果実は茎に沿って並びあまり開きません。
ヤマハタザオ
(5月21日撮影)

アブラナ科ヤマハタザオ属
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平家蟹

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