2023. 05. 27  
やっと念願のハナミョウガの花に出会えました、九州の山で古墳巡りの際果実はよく見かけたけど冬なので花は全くでした、関東以西分布だそうで県内にあってもおかしくないんだけど出会わなかった、去年の古い葉と新しい葉が混在しています。
ハナミョウガ

穂状に花をつけ下から咲いていく、基本的に節ごとに2個づつつけるようです。
ハナミョウガ

蕾が白っぽいのもありました、特徴的な赤い筋模様までは白くなってないようです。
ハナミョウガ

思ってた以上に複雑な構造の花、あちこちのサイトを見回ってみないと理解できない。
ハナミョウガ

上下の赤いのが外花被片、下側筒状のが萼片。
ハナミョウガ

赤い筋模様のある唇弁、これは2本の雄しべが変化したものだそうです、変化しすぎ。
ハナミョウガ

上に突き出ているのが内花被片、雌しべが少し突き出ている。
ハナミョウガ

白っぽい花を見ていると唇弁基部に突起のようなのに気が付きました、付属体とか付属編とか側仮雄しべとかサイトによって呼び方色々。
ハナミョウガ

まるで両腕を上げているよう、こんなキャラがいなかったかな。
ハナミョウガ

正面から、唇弁が元雄しべならこれも雄しべの一部と思ってもおかしくないか。
ハナミョウガ

葯を下から、中央に見えているのが花糸かと思いましたがこれが花柱のようです、葯室は2つ、花粉が出ている。
ハナミョウガ

花糸は幅広い層でハッキリしない。
ハナミョウガ

葯の間から花柱が伸びている、内花被片縁に毛が生えている、腺毛のようだ。
ハナミョウガ

内花被片横から、柱頭が僅かに突き出ている。
ハナミョウガ

まだ未熟な葯で花粉が出ていない、熟している時より長いような、柱頭に微突起がある。
ハナミョウガ

雌しべが伸びて下向きに生ってきている、内花被片はやはり腺毛が生えているようです。
ハナミョウガ

花が終わって長い花柱が残っているのがありました。
ハナミョウガ

スマホ撮影、薄暗い場所だけど綺麗に撮れました、中央の花で花柱が曲がっている。
ハナミョウガ

更に拡大、中央の花柱の両側にぼんやり太く見えているのが花糸でしょうか。
ハナミョウガ
ショウガ科ハナミョウガ属

おまけ、ここでも咲いていたシュンラン、一株だけだったけどここで見るのは初めてでした、ストロボ撮影。
シュンラン

(5月14日撮影)
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平家蟹

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