2023.
07.
31
この日最初に見かけたノヒメユリ、草むらの奥だしその内もっと見かけるだろうと思って近寄らず、福岡県の絶滅危惧ⅠB類に指定されていますが平尾台ではそこそこ多い。

幸いすぐ次の株が見つかりました。

朱赤色のユリ科らしい花、ほんと小さくて可愛いんですが写真だと大きさが分かりにくい。、

これは花被片が反り返っています。

もう反り返っているというより捻りまで入っている。

青空バック、まだ真っ青な青ではなかった。

柱頭3裂、花粉がついていますが自分のでしょうか。

これはまだあまり反り返っていない状態、蕾は見かけますが開き始めているのは殆ど見かけないから急速に反り返ってくるようです。

柱頭に昆虫が止まっています、この子では花粉媒介は難しそう。

花粉は花被片と同じ朱赤色。数は多いのでもう探す楽しみはない、黄花があるそうだけどもう何年も見つかってないそうです。

ユリ科ユリ属
(7月23日撮影)

幸いすぐ次の株が見つかりました。

朱赤色のユリ科らしい花、ほんと小さくて可愛いんですが写真だと大きさが分かりにくい。、

これは花被片が反り返っています。

もう反り返っているというより捻りまで入っている。

青空バック、まだ真っ青な青ではなかった。

柱頭3裂、花粉がついていますが自分のでしょうか。

これはまだあまり反り返っていない状態、蕾は見かけますが開き始めているのは殆ど見かけないから急速に反り返ってくるようです。

柱頭に昆虫が止まっています、この子では花粉媒介は難しそう。

花粉は花被片と同じ朱赤色。数は多いのでもう探す楽しみはない、黄花があるそうだけどもう何年も見つかってないそうです。

ユリ科ユリ属
(7月23日撮影)
2023.
07.
31
林縁の木陰に咲いていたヒメキンミズヒキ、平尾台では今んとこ見ているのはここだけ、花の数がキンミズヒキに比べて少ない。

花弁はホッソリしている、雄しべの数も少なく5-8本、これは8本、子房から2本の花柱、柱頭が僅かに膨らんでいる。

これは雄しべが9本、これくらいは変異の範囲。

花序軸に上向きの毛が密生。

小葉の先端が丸みを帯びるのが特徴、キンミズヒキは尖る、下部側小葉は普通小さいがこれは割りと大きい。

托葉はやはり大きい。

バラ科キンミズヒキ属
(7月23日撮影)

花弁はホッソリしている、雄しべの数も少なく5-8本、これは8本、子房から2本の花柱、柱頭が僅かに膨らんでいる。

これは雄しべが9本、これくらいは変異の範囲。

花序軸に上向きの毛が密生。

小葉の先端が丸みを帯びるのが特徴、キンミズヒキは尖る、下部側小葉は普通小さいがこれは割りと大きい。

托葉はやはり大きい。

バラ科キンミズヒキ属
(7月23日撮影)
2023.
07.
31
出発早々見かけたスズサイコ、朝7時20分の撮影、まだ開いています。

上の花序は一つだけ開いていて他は蕾、同じ花序でも一斉に開くわけでもなさそうです。

下の花序はみな開いている、前科状態のもあれば閉じかけているのもある。

中には完全に閉じているのもある、今朝閉じたのではなく前日に既に閉じていたのかもしれない。

この時の天気は曇り空だが雲の裂け目から青空も見えている、下から風が吹き上がってきて霧が湧いています、湿度も高くこれで開いていたんでしょうか。

これは午後1時頃の撮影、もうすっかり晴れ、花も完全に閉じています、上の花序も蕾じゃなく閉じた花のようです。

キョウチクトウ科カモメヅル属
(7月23日撮影)

上の花序は一つだけ開いていて他は蕾、同じ花序でも一斉に開くわけでもなさそうです。

下の花序はみな開いている、前科状態のもあれば閉じかけているのもある。

中には完全に閉じているのもある、今朝閉じたのではなく前日に既に閉じていたのかもしれない。

この時の天気は曇り空だが雲の裂け目から青空も見えている、下から風が吹き上がってきて霧が湧いています、湿度も高くこれで開いていたんでしょうか。

これは午後1時頃の撮影、もうすっかり晴れ、花も完全に閉じています、上の花序も蕾じゃなく閉じた花のようです。

キョウチクトウ科カモメヅル属
(7月23日撮影)
2023.
07.
30
この日(だけじゃなく今年)最大の収穫ヒナノシャクジョウ、平尾台にあるのは知っていましたがまさか見られる日があるとは思ってもみませんでした。

これで高さ7,8mmくらい、本種としては長い方か。

細い茎の先端に数個の花を咲かせる様子を錫杖に見立てて雛錫杖、菌従属栄養植物、茶色いのは鱗片です。

この辺りでそこそこ見られました。

午前中は開いている花がなかったので午後もう一度行ってみました、早速見つけました、多分午後開いたのではなく午前中見られなかっただけでしょうね。

これは花の数が3つ、開いているのは一つだけ、右側は蕾なのかな。

花筒内部は黄色い、やはりこれを見なくちゃ。

これも一つだけ開いてる、白いのは蕾で先端が茶色くなったのは花後なんでしょうか、手前に見えているのは鱗片。

これは内部がバッチリ撮れました。

柱頭が3裂しているのがわかります。

これも別の花、本日一番の出来、柱頭3裂、外花被片と内花被片に別れ内花被片は内側に小さな突起のように見えています。

蟻がやってきていました。

内部を探っています。

頭から突っ込みました、蜜が出ているんでしょうか、蟻がポリネーターになっているのかな、この蟻はすぐ出てきたけど暫くうろついていました。

ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
(7月23日撮影)

これで高さ7,8mmくらい、本種としては長い方か。

細い茎の先端に数個の花を咲かせる様子を錫杖に見立てて雛錫杖、菌従属栄養植物、茶色いのは鱗片です。

この辺りでそこそこ見られました。

午前中は開いている花がなかったので午後もう一度行ってみました、早速見つけました、多分午後開いたのではなく午前中見られなかっただけでしょうね。

これは花の数が3つ、開いているのは一つだけ、右側は蕾なのかな。

花筒内部は黄色い、やはりこれを見なくちゃ。

これも一つだけ開いてる、白いのは蕾で先端が茶色くなったのは花後なんでしょうか、手前に見えているのは鱗片。

これは内部がバッチリ撮れました。

柱頭が3裂しているのがわかります。

これも別の花、本日一番の出来、柱頭3裂、外花被片と内花被片に別れ内花被片は内側に小さな突起のように見えています。

蟻がやってきていました。

内部を探っています。

頭から突っ込みました、蜜が出ているんでしょうか、蟻がポリネーターになっているのかな、この蟻はすぐ出てきたけど暫くうろついていました。

ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
(7月23日撮影)
2023.
07.
30
もうミズタマソウが咲いていた、去年もこの辺りで見ていますがそれは8月13日、だいぶ早いか。

既に下の方は果実になっているからもっと前に咲いていたようです、花柄基部が赤くなることも多いがこれは赤くなっていない。

これは毎年見たい花ですね、露出オーバーになってしまった。

大きな柱頭、柱頭や葯にはピントがあているけどほんの少し遠い子房の毛はもうピント外れ。

こちらも同様、これもパート2決定と、2枚目の写真でもわかりますが柱頭がだんだん茶色くなってきています。

アカネ科ミズタマソウ属
(7月23日撮影)

既に下の方は果実になっているからもっと前に咲いていたようです、花柄基部が赤くなることも多いがこれは赤くなっていない。

これは毎年見たい花ですね、露出オーバーになってしまった。

大きな柱頭、柱頭や葯にはピントがあているけどほんの少し遠い子房の毛はもうピント外れ。

こちらも同様、これもパート2決定と、2枚目の写真でもわかりますが柱頭がだんだん茶色くなってきています。

アカネ科ミズタマソウ属
(7月23日撮影)
2023.
07.
30
日にちが代わりますがまだまだ平尾台が続きます、この頃はまだ梅雨明けせず天気予報も変わったので急遽行ってきました、結局梅雨明けしたのは7月25日、北部九州が一番遅くなるとはね。
山道脇の草むらの中に咲いていたゲンノショウコ、緑一色の中では白色より赤や黄色の方が目立ちます。

この日見かけたのはこの一輪だけ、盛期は秋ですが7月頃からポチポチ咲き始めます。

まだ柱頭が開いていない雄性期、咲いたばかりのようです。

萼片の腺毛も上手く撮れなかったしパート2決定だな、何時も咲き始めばかり撮っているからまーいいか。

フウロソウ科フウロソウ属
(7月23日撮影)
山道脇の草むらの中に咲いていたゲンノショウコ、緑一色の中では白色より赤や黄色の方が目立ちます。

この日見かけたのはこの一輪だけ、盛期は秋ですが7月頃からポチポチ咲き始めます。

まだ柱頭が開いていない雄性期、咲いたばかりのようです。

萼片の腺毛も上手く撮れなかったしパート2決定だな、何時も咲き始めばかり撮っているからまーいいか。

フウロソウ科フウロソウ属
(7月23日撮影)
2023.
07.
29
この日はここまで行く予定はなかったんですがゴーゴーと滝の音が聞こえてきたので行ってみました、前日までの大雨で普段よりずっと水量が多かった。

普段はこんな程度です。

こちらは鬼の唐手岩、地下深部の割れ目に貫入したマグマが板状に固まり地上に露出したものです、説明板が出来ていたけど去年はなかったような。

(7月17日撮影)

普段はこんな程度です。

こちらは鬼の唐手岩、地下深部の割れ目に貫入したマグマが板状に固まり地上に露出したものです、説明板が出来ていたけど去年はなかったような。

(7月17日撮影)
2023.
07.
29
林縁に咲いていたリョウブ、平尾台では初めての花となりました、ノリウツギの近くだけど去年は気が付かなかったな。

花盛りかと思いましたが

まだ蕾も多かった、でも花序下の方は終わった花もある、一つの花の寿命は短そうですが全体としては長そうです。

5枚の花弁に10本の雄しべ、柱頭はまだ開いていない、子房に毛が密生しています。

柱頭は3裂、葯は2室、まるで蟹の爪

柱頭先端が半透明なのが分かる。

中央の花は柱頭が開いていないが隣の花は開いてる、雄性先熟のようです。

花弁と雄しべが落ちて長い花柱だけが残っている、子房は萼に包まれている。

大きな蟻がやってきていました、完全に蜜狙いですね。

花柄に微毛、花序軸には星状毛が密生するそうです。

葉は互生で枝先に集まってつく。

まるで梅雨明けしたような青空、花盛りだったら良かったんですが、実際の梅雨明けは7月25日、一週間後になりました、しかし九州北部が一番遅いとはね。

この近くに何本もありました、これも花序の様子からリョウブかな、でも近寄れるのは最初の1本だけでした。

こちらは以前林道で見つけていたリョウブ、こちらも咲いていました。

こちらも咲き始めたばかり、ここならマクロで撮れると思ったけど前の場所があるならここまで来なくてもいいか。

雄しべは花冠より少し突き出る。

柱頭が3裂しているがまだ十分には開いていない、やはり日が当たっている方が鮮明に撮れる、白い花だと白飛びする危険性がありますが。

リョウブ科リョウブ属
(7月17日撮影)

花盛りかと思いましたが

まだ蕾も多かった、でも花序下の方は終わった花もある、一つの花の寿命は短そうですが全体としては長そうです。

5枚の花弁に10本の雄しべ、柱頭はまだ開いていない、子房に毛が密生しています。

柱頭は3裂、葯は2室、まるで蟹の爪

柱頭先端が半透明なのが分かる。

中央の花は柱頭が開いていないが隣の花は開いてる、雄性先熟のようです。

花弁と雄しべが落ちて長い花柱だけが残っている、子房は萼に包まれている。

大きな蟻がやってきていました、完全に蜜狙いですね。

花柄に微毛、花序軸には星状毛が密生するそうです。

葉は互生で枝先に集まってつく。

まるで梅雨明けしたような青空、花盛りだったら良かったんですが、実際の梅雨明けは7月25日、一週間後になりました、しかし九州北部が一番遅いとはね。

この近くに何本もありました、これも花序の様子からリョウブかな、でも近寄れるのは最初の1本だけでした。

こちらは以前林道で見つけていたリョウブ、こちらも咲いていました。

こちらも咲き始めたばかり、ここならマクロで撮れると思ったけど前の場所があるならここまで来なくてもいいか。

雄しべは花冠より少し突き出る。

柱頭が3裂しているがまだ十分には開いていない、やはり日が当たっている方が鮮明に撮れる、白い花だと白飛びする危険性がありますが。

リョウブ科リョウブ属
(7月17日撮影)
2023.
07.
29
去年と同じ株のノリウツギ

去年は8月1日の撮影、2週間も前だからやっと咲き始めた程度

望遠で撮影、装飾花が出ているのは何とかわかります。

こちらは近くの林道、以前見つけていました、こちらのあてがあったので前のは近寄らなかったけどこっちは全く咲いてなかった、あてが外れた。

アジサイ科アジサイ属
(7月17日撮影)

去年は8月1日の撮影、2週間も前だからやっと咲き始めた程度

望遠で撮影、装飾花が出ているのは何とかわかります。

こちらは近くの林道、以前見つけていました、こちらのあてがあったので前のは近寄らなかったけどこっちは全く咲いてなかった、あてが外れた。

アジサイ科アジサイ属
(7月17日撮影)
2023.
07.
28
山道で見かけたこれ、葯が茶色くないので初めはスズメノヒエかと思い近頃はすっかり減っているので撮ってみたのですが

葯は真っ白、毛も生えていてスズメノヒエではありませんでした、調べてみるとナルコビエでした、思わぬ初めての花となりました、1枚目の写真背後にナルコユリがあってナルコが重なっている。

小穂の形もだいぶ違うようです、スズメノヒエ属じゃなく別属か。

小穂からブラシ状に雌しべが出ている、2つ出ているか、緑色の筋模様も美しい。

下の方で雄しべと雌しべの様子。

第1苞穎は退化、基部に環状に残っている(矢印)、緑色の筋があるのが第2苞穎。

葉は長さ5~20cm、幅5~10mm

はっきりした葉舌はなさそうです。

イネ科ナルコビエ属
(7月17日撮影)

葯は真っ白、毛も生えていてスズメノヒエではありませんでした、調べてみるとナルコビエでした、思わぬ初めての花となりました、1枚目の写真背後にナルコユリがあってナルコが重なっている。

小穂の形もだいぶ違うようです、スズメノヒエ属じゃなく別属か。

小穂からブラシ状に雌しべが出ている、2つ出ているか、緑色の筋模様も美しい。

下の方で雄しべと雌しべの様子。

第1苞穎は退化、基部に環状に残っている(矢印)、緑色の筋があるのが第2苞穎。

葉は長さ5~20cm、幅5~10mm

はっきりした葉舌はなさそうです。

イネ科ナルコビエ属
(7月17日撮影)