2023. 09. 30  
初めてのシュスラン、平尾台にあるとは全く知らなかったし殆ど知られてなかったようです、しかしシュスランを検索してもシュスラン属やアケボノシュスラン、ベニシュスラン等ばかり出てきてシュスランそのものはあまり出てこない。
シュスラン

ちょうどいい雰囲気で咲いていました、ベニシュスランは花筒が長く葉に符が入る。
シュスラン

側にもう一株
シュスラン

これは下の方の花が終わっています。
シュスラン

更に側に3株、都合6株咲いていました、付近を探してみたがこの辺りだけだった。
シュスラン

花茎を伸ばしていないのはもっとありました、花を咲かせるまで何年くらいかかるんだろ。
シュスラン

いきなりドアップ、左右のが側萼片で同属のミヤマウズラほど広がりません、中央が唇弁、その左右の白っぽいのが側花弁。
シュスラン

横から、上の赤っぽいのが背萼片、白い側花弁と境目がハッキリしている、その上のは苞葉か、これも半透明。
シュスラン

背萼片には短毛が生えている。
シュスラン

奥に蕊柱、そこから伸びているのが嘴体もしくは小嘴体、シュスラン属は細く先端が2裂するのが特徴だとか。
シュスラン

虫さんが入っているのもありました。
シュスラン

長卵形の葉、これはだいぶ黒っぽい、主脈が赤いけど本来は白いのが特徴だとか、色が黒いことといいここのはちょっと変わり者か。
シュスラン

まだ小さな株、ブレましたが色がそれ程黒くなく主脈も白い。
シュスラン

日が当たってきたので再度撮ってみました。
シュスラン

いい雰囲気でした、色自体も普通のより赤っぽいか。
シュスラン

スマホで撮ってみましたがあまりうまく撮れなかった、太い花柄子房は捻れておらず毛が生えている、その下のは形を保ったまま茶色く萎れています。
シュスラン

おまけ、別の場所で取ったアケボノシュスラン、だいぶ蕾が膨らんできた、予想よりもう少し早く咲くかも。
アケボノシュスラン蕾

ラン科シュスラン属

(9月23日撮影)
2023. 09. 30  
ミヤマウズラを訪ねてみたらもう殆ど終わっていたけどキノコが生えていた、これはフクロツチガキ
フクロツチガキ

エリマキツチグリとソックリですが内側の襟巻き部分がないのでフクロツチガキのようです。
フクロツチガキ

まさしく巾着袋、軽く押してみると上から灰色の胞子が煙のように出てきた、その瞬間を撮りたかったけど静止画では難しい。
フクロツチガキ

この辺りに幾つもありました。
フクロツチガキ

左側のはミヤマウズラの葉、今年出たのかな、何年くらいで花を咲かせるんだろ。
フクロツチガキ

ヒメツチグリ科

(9月23日撮影)
2023. 09. 30  
更に別の日の平尾台、この日はいい出会いがありました。
去年とは別の場所のアケボノソウ、ここに割りとたくさんありました。
アケボノソウ

でもまだ殆ど蕾でした、でもこれはよく見ると
アケボノソウ

2つ咲いていた、結局この日はこの2つだけ、どちらにしろもう一度来なくては。
アケボノソウ

蜜腺から蜜がちょっぴり出ています、葯が一部落ちているけど柱頭はまだ開いていない。
アケボノソウ

もう一つの方、こちらの方が後から開いた感じだけど柱頭が開いている、でも不十分、葯も落ちていると言うより食いちぎられたような。
アケボノソウ

リンドウ科センブリ属

(9月23日撮影)
2023. 09. 29  
やっと咲いてくれたヒガンバナ、と言っても何のことやらと思われると思いますがこれは秋吉台で拾ってきた球根から咲いたものなのです。
イノシシが掘り起こした場所に多数の球根が散乱、有毒なのでさすがのイノシシも食べなかったみたい、せっかくなので4,5個持って帰って家の前に埋めてみました、でもそれは3,4年前、その後一度葉が出てきたことがあったけど花は咲かずだめになっていたと思っていたらやっと咲いてくれました、でも一つだけ、他はどうした。
ヒガンバナ

周りの風景が写らないようアングルが限られる。
ヒガンバナ

やはり日が当たっている状態で撮りたい、でも今日は雲が多かった。
ヒガンバナ

真上から、6つ咲いているようです。
ヒガンバナ

月曜日夕方開き始めているのを確認、次の日の夕方咲きそろっていました、パッと咲くのではないゆっくりと開いてくるようです。
ヒガンバナ

青空バック、雲が多くて残念、やはり電線が邪魔。
ヒガンバナ
ヒガンバナ科ヒガンバナ属

ヒガンバナの下にあるのはマルバツユクサ、近くの海岸で咲いていたのを閉鎖花を見るために引っこ抜いたのをここに移してみました、放置状態だったんだけどしっかり根付いて随分増えています、この子はうっかり移植しないほうがよさそうです。
マルバツユクサ

元の場所のはすっかり草刈りされていたから生き残り、でもその内近所で増えるかも。
マルバツユクサ

午前中しか咲かないからその内家の中に持ち込むかな。
マルバツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属

(9月27日撮影)
2023. 09. 29  
この日最初に撮ったアブラススキ、高さが2m近くあったので思わず撮影、でもこれを撮ったおかげで人との良い出会いがありました、タヌキマメを見つけられたのもそのおかげか。
アブラススキ

稲穂を思わせるような花穂。
アブラススキ

先端の方は葯が目立ちますが雌しべも残っている。
アブラススキ

元の方は雌しべばかり目立ちます、雌性先熟でしょうか。
アブラススキ

雌しべと雄しべが同時に出ているのもありました。
アブラススキ

長い芒を持つ。
アブラススキ

ススキを思わせる細長い葉。
アブラススキ

葉鞘に長い毛が生える、葉舌も割とハッキリしている。
アブラススキ

イネ科アブラススキ属

(9月12日撮影)
2023. 09. 29  
民家近くの空き地に咲いていたアメリカタカサブロウ、秋吉台だとこんな環境はいくらでもありますが平尾台では少なく私的にはちと不満、平尾台に来てまでこんなのを撮る人はあまりいないでしょうが。
アメリカタカサブロウ

白い頭花は地味、これが真っ白ならもっと目立ったんでしょうが。
アメリカタカサブロウ

頭花は5,6mmと小さいし総苞片の幅も狭いのでアメリカタカサブロウでしょう、タカサブロウはあるのか。
アメリカタカサブロウ

葉の裏に伏毛、上向きのようです、毛の上向き下向きも意味があるようでこれはどんな利点があるんでしょうか。
アメリカタカサブロウ

未熟な果実はあったけど熟したのはなかった。
アメリカタカサブロウ

キク科タカサブロウ属

(9月12日撮影)
2023. 09. 29  
アカネはほぼ毎年撮ってますが小さい花へのチャレンジですね。
アカネ

花弁のブツブツした質感や先端が棒状になっているのを撮れればOK、日が当たっていると白飛びするけどこれは日陰すぎた。
アカネ

柱頭が2裂しているのを撮れれば更に成功、5弁花だけどこれは6弁だった、そんなに枚数撮ってないのにな。
アカネ

茎に下向きの棘、小さいけれど結構引っかかって優秀、服が敗れる程ではないですが。
アカネ

これは棘が上向きのように見えます、葉柄にも棘がある。
アカネ

アカネ科アカネ属

(9月12日撮影)
2023. 09. 28  
この時期多く見られるヤナギアザミ、ただ群生することはあまりなさそう。
ヤナギアザミ

柔らかなピンク色、柱頭が長く伸びて頭花全体を覆っている。
ヤナギアザミ

筒状花だけの花だけど目立たない、中央の筒状花の中に黒く見えているのは昆虫のお尻、蜜を舐めているんでしょうか。
ヤナギアザミ

端っこで筒状花撮影、5裂した花冠は結構長いんですけどね。
ヤナギアザミ

総苞にはクモ毛がある、ノアザミはこれ程には目立たないか。
ヤナギアザミ

名前のとおり葉が細い、ススキの葉も混じっていますが似てますね。
ヤナギアザミ

下の方の葉はアザミらしく裂けている。
ヤナギアザミ

ノアザミに似た色合いのもありました。
ヤナギアザミ

やはりクモ毛が多い、総包内片先端が扇状に広がっている、これがあるのは本種とオオヤナギアザミだけとか。
ヤナギアザミ

紫色の葯筒、2裂した柱頭。
ヤナギアザミ

蜂の仲間が訪問、この子は花粉狙いか。
ヤナギアザミ

平尾台をバックに、あまり平尾台らしくない風景ですが。
ヤナギアザミ

キク科アザミ属

(9月12日撮影)
2023. 09. 28  
非常に多いオオブタクサに比べて少ないブタクサ、秋吉台とは完全に逆です、去年見かけた場所に来てみたが見当たらない、草刈りされたかと思いましたが作業道の中央、タイヤの間で畝のように残っている場所に生えていました。
ブタクサ

農地の側にも生えていた、クズやヨモギなど繁殖力の強いのばかり。
ブタクサ

道の中で倒れていたのを起こして撮影、これは高さ30cm程度ですが高いのは2mを超すこともあります。
ブタクサ

やはりこちらも上に雄花序、下に雌花序と言うより数が少ないので雌花。
ブタクサ

やはり雄花は下向きに付ける、花粉症の原因になりますが花粉が大きいし草にしては背が高いけど杉ほどじゃないしそんなに遠くまで飛びそうにないんですけどね。
ブタクサ

雌花、長い2本の柱頭が伸びている、背後に危険な奴がいますが風媒花だし蜜もないので昆虫もあまり来ないと思うんだけどね。
ブタクサ

オオブタクサに比べると柱頭が長くクネクネしているか。
ブタクサ

これは既に果実になっていますがまだ柱頭が残っている。
ブタクサ

上に富士山(オーバー)のような突起、果実表面には微細な突起、周囲には木庭のような突起がある、これで地面に食い込むんでしょうか、割ってみたことがありますが凄く固いです。
ブタクサ

葉は羽状に深裂、これがオオブタクサとの一番の違い、他にも細かな違いがありますがこれを知っていれば十分(笑)
ブタクサ

キク科ブタクサ属

(9月12日撮影)
2023. 09. 28  
平尾台で非常に多いオオブタクサ、さすがに高い場所の山道では見かけませんが車や人が多く通る道や農地周辺で多く見かけます、これで高さ2mを超えています、次に来てみたらここのはすっかり刈り取られていた、オオブタクサだけならいいけど他の野草もバッサリ、中には絶滅危惧種もあるんだけどな。
オオブタクサ

雌雄同株異花、目立つのは雄花ばかりです。
オオブタクサ

多数の雄花を下向きに付ける、花粉は出てなかったけどカメラを上に向けて撮ろうとすると厄介です。
オオブタクサ

もう猫の肉球。
オオブタクサ

雄花序の下に雌花がありますが知らないと気が付きません。
オオブタクサ

これは既に果実になっています。
オオブタクサ

よく見ると側の雌花から2本の柱頭が出ていました。左下にも見えています。
オオブタクサ

葉は症状に3-7裂、細裂するブタクサとはこれが一番の違いです。
オオブタクサ

茎には剛毛が生えてザラザラしています。
オオブタクサ


キク科ブタクサ属

(9月12日撮影)
プロフィール

平家蟹

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  • 花盗人の花日記
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    ホームページ秋吉台の花々を開設しました。
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