2023. 09. 11  
藪の中で蕾をつけていたこの花序、ホドイモだなと直感しました。
ホドイモ

藪をかき分けてみると咲いていた花がありました、去年も8月中旬この辺りで見つけていたから注意していたんですが見つからず今年は駄目かなと諦めかけていました、去年見つけたのより2,30m離れていて別株、果実は滅多にできず塊根で増えるようです。
ホドイモ

花序の下の方から咲いていく、上はまだ小さな蕾、去年より遅く咲いてきたようです。
ホドイモ

見れば見るほど奇妙な花、これでもマメ科
ホドイモ

右側白っぽいのと奥に緑色の斑紋があるのが旗弁、左側に太くカーブしているのが竜骨弁、その根本にあるのが翼弁、これだけ色が付いています。
ホドイモ

翼弁は丸まって筒状になっている、人間の目には目立ちますが昆虫にも目立つんでしょうか、2色効果という程ではないな。
ホドイモ

これは竜骨弁が右側にあります、株によって違うんでしょうか。
ホドイモ

小葉は普通5枚、3枚や7枚のもあるようです、色の濃いのと若いのがありますが濃いのは去年の葉なんでしょうか、越年するのかな。
ホドイモ

別の場所でも見つけました、ここも去年見つけていた場所ですがやはりピンポイントではちょっと位置が違います。
ホドイモ

これも竜骨弁は右かな、その下部から翼弁が伸びている状態がわかります。
ホドイモ

マメ科ホドイモ属

(9月3日撮影)
2023. 09. 11  
ホドイモの側で咲いていたノササゲ、去年もこの近くでセットで見つけましたが今年はそちらはどちらも咲いておらず10mくらい離れているのでこれは別株。
ノササゲ

ちょうど日が当たっている上に背後は藪で暗く写すには最悪、完全に露出オーバー。
ノササゲ

しかも花が密集しているから個々の花が撮りにくかった。
ノササゲ

ほぼ黄色の花、旗弁にも斑紋はなさそうです。
ノササゲ

花が丸ごと落ちていました、花柄が齧られているようです、昆虫がこんなことをするとも思えず鳥の仕業か。
ノササゲ

こちらは別の場所、特徴的な長卵形の3小葉で花が咲いて無くてもわかります、ここは随分茂っていたけど花は見られず、時々こういうのを見かけます。
ノササゲ

マメ科ノササゲ属

(9月3日撮影)
2023. 09. 11  
8月12日開花確認したノアズキ、この日はこれ一つだけだったし何時も咲き始めばかり撮っているので今年は花盛りの状態を撮ってみようとアップを控えていた(笑)
ノアズキ
(8月12日撮影)

3週間後、もうあちこちで花盛り、秋吉台でもそうですが台地上でのマメ科はこれが一番多いかなと思う。
ノアズキ

まだ蕾も多いし一斉に咲くことはないのでお花畑状態になることはないですね。
ノアズキ

お馴染みの花、虫に食われている。
ノアズキ

これは各花弁がバラバラ状態、左右のが旗弁、中央が竜骨弁、上下のが翼弁と思うとマメ科と理解できる。
ノアズキ

竜骨弁の先端に何かが見えている、雄しべか雌しべか。
ノアズキ

萼筒に腺毛、赤いのは腺点、出始めた花弁はまだ緑色。
ノアズキ

腺毛拡大、腺点も突起のようになっている、萼の腺点は書かれているサイトがありますが腺毛を書いているのは見かけないな、葉の裏にも赤い腺点があるそうです。
ノアズキ

たまには花の裏側を(笑)、この時期でも腺毛は残っている。
ノアズキ

赤白黄色の競演、赤はクルマバナ、白はセンニンソウ。
ノアズキ
(9月3日撮影)

マメ科ノアズキ属
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平家蟹

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