花盗人の花日記

咲き始めたマタタビ


まだ蕾も多く花期はこれから、でも既に落花しているのもあった。


雌雄異株でこれは雄花、花冠はまだ十分には開いていない。


こちらは更に開いてなくて雄しべがギッシリ詰まってる。


お馴染みの白い葉、花が咲き始める少し前から白くなってきています、昆虫へのアピールでしょうが前宣伝か（笑）、全面的に白くなっている葉もあれば部分的に白かったり全く白くなってない葉もあります。


表は白でも裏は普通に緑色、表側の細胞の間に空気の層が出来て乱反射で白くなるそうです。偶然そういう層が出来るのはまだ理解できるけど花期の頃だけ出来るというのが不思議、もう意思を持っているとしか思えない。


脈状に棘のような突起があります。

（６月１１日撮影）

一週間後もう一度来てみました、更に花が多く咲いていて最盛期。


花弁は平開していてこれが本来の姿。


花は下向きに咲きます。


今日の目的は前回咲いていなかった両性花、遥か上の方にしか咲いていない、こちらの葉はあまり白くなっていない。


ここは獣除けの柵があるし手が届く場所は草刈りされているので間近で花を見られない。一番下にあった花をステッキで引っ張って何とか撮影。


片手が塞がっているとアングルも撮りづらい。


子房の周りに多数の雄しべ、花柱も多数ある。


時間が経つと花弁と雄しべが落ちて子房と花柱だけが残っています。

（６月１７日撮影）

マタタビ科マタタビ属