2023. 06. 09  
石灰岩の隙間に生えていたハマクサギ、平尾台では初めてですがこの日は割りとあちこちで見かけました。日本ではハマクサギ属は3種だけですが九州以北の所謂日本本土では本種だけだそうです。
ハマクサギ

ハマと名が付いていますが内陸部でも結構見かけます、というか海岸では見たこと無い。
ハマクサギ

蕾から開いた花から花冠が落ちて雌しべだけ残っているのといろんな状態のがあります、一斉に咲くことはなさそうです、こういう方が花期を逃すチャンスが少ないからありがたい。
ハマクサギ

咲き始めは白い花、下唇中央裂片基部が黄色く上唇も黄色い。
ハマクサギ

下唇3裂、上唇浅く2裂、上唇に沿って長短2組の雄しべ、柱頭2裂とどう見てもシソ科の特徴ですが古い分類ではクマツヅラ科になっていました、素人的にはAPG分類は頭をひねるのもありますがこれはAPGの方が納得です。
ハマクサギ

花冠外側に毛が生える、下唇中央裂片基部にも毛、やはりシソ科だ。
ハマクサギ

時間が経つとだんだん黄色くなってきます。
ハマクサギ

大分黄色くなってきました、柱頭が小さく2裂しています。
ハマクサギ

花冠は丸ごと落ちて長い花柱が残ります、2裂した柱頭、上下で大きさが違うのもシソ科で見られる特徴。
ハマクサギ

葉は対生で広卵形~卵状楕円形、全縁ですが若い木では粗い鋸歯がある。
ハマクサギ

シソ科ハマクサギ属

(5月28日撮影)
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平尾台  
Comment
こんばんは♪
シソ科‥1枚目の様子から樹木と思ったのですが そうではないのですね(^^;;
私には名前に"ラン"と付かない"ラン"に見えなくもないような(*゚∀゚*)
ぴぱぴぱさんへ
えっ、どう見ても樹木ですよ(^^;)
高いのだと10mくらいになりますよ。
確かにシソ科で樹木というのはあまりないかもしれません。
さすがにこれはラン科とはとても思えない(^^;)
やっぱり樹木で合っていたのですね(//∇//)
"シソ科=草本"とばかり思っていました(^^;;
でも‥"ランには思えない"なのですね(๐_๐〣(笑)
ぴぱぴぱさんへ
やっぱし、シソ科=草と思っていたか(^^;)
シソ科の樹木は少ないですがムラサキシキブも以前はクマツヅラ科でしたが今はシソ科になっています。
ラン科の花は千差万別ですが側萼片背萼片側花弁唇弁と基本構造はハッキリしているからわかりやすいです。
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